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りゅうじんくん10変化!清竜人、7年ぶりの「MUSIC SHOW」

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清竜人「KIYOSHI RYUJIN MUSIC SHOW 2019」の様子。

清竜人「KIYOSHI RYUJIN MUSIC SHOW 2019」の様子。

清竜人のワンマンライブ「KIYOSHI RYUJIN MUSIC SHOW 2019」が、10月11日に東京・TSUTAYA O-EASTで行われた。

「MUSIC SHOW」は竜人が2012年に発表したアルバム「MUSIC」の世界観を音楽劇のようなスタイルで再現すべく同年夏に行われたスペシャルライブ。今年5月に開催された竜人のデビュー10周年企画「清 竜人ハーレム▽フェスタ2019 10th ANNIVERSARY & 30th BIRTHDAY」では「MUSIC」からの4曲が披露され、7年ぶりの再演となる「KIYOSHI RYUJIN MUSIC SHOW 2019」の開催が告知された。再演版では「ハーレム▽フェスタ」にも出演した黒崎レイナ今野杏南鎮西寿々歌巴奎依(A応P)が複数の役柄を演じる主要キャストを務めたほか、相沢梨紗(でんぱ組.inc)やダンス☆マンもキャストで参加。曲ごとに変わる衣装の数々は、2017年に解散した一夫多妻制アイドルユニット・清 竜人25の衣装も手がけていた佐野夏水がスタイリングを担当した。なお10月12日に予定されていた2日目公演には相沢とのダブルキャストで上坂すみれも出演する予定だったが、この日は予定されていた昼夜2公演共に台風19号の影響により開催中止となった。

「KIYOSHI RYUJIN MUSIC SHOW 2019」は、初演と同じくアルバム「MUSIC」の冒頭を飾る「CAN YOU SPEAK JAPANESE?」で幕を開けた。国際色豊かな生徒たちが憧れの先生を射止めるべく奮闘するラブコメディで、竜人は日本人の生徒役で登場。ステージには教室を思わせるセットが組まれ、先生役の巴が姿を現すと、竜人と外国人キャストによる詰襟姿の生徒たちは「CAN YOU SPEAK JAPANESE?」に乗せて巴先生にアタックをかける。先生の恋人は宇宙人だったという荒唐無稽なオチで舞台は暗転し、2曲目の「ゾウの恋」へ。この曲は動物園のゾウ・きよしりゅうじんと小さな女の子・あゆみちゃんの触れ合いを描いた優しいバラードで、竜人は1曲目とは打って変わってハートウォーミングな演技で観客を魅了した。アルバム「MUSIC」に声で出演し、7年前の初演であゆみちゃん役を演じた女優の中村茉稟も、リボンを振って踊る楽隊メンバーの一員としてステージに立っていた。

3曲目の「インモラリスト」は竜人が堀江由衣に提供した楽曲のセルフカバー。竜人は銀髪の戦士として剣を振り回す大立ち回りを披露した。シリアスな殺陣シーンから一転、「Fall▽In▽Loveに恋してるっ♪」では黒崎、今野、鎮西、巴が稀代のプレイボーイ・りゅうじんくんを巡って大騒ぎ。パステルカラーの衣装にアフロヘアのりゅうじんくんは一夫多妻制アイドルユニット・清 竜人25時代を彷彿とさせる華やかなステージングとキレのあるダンスで観客と4人の女性たちを心酔させた。5曲目の「おどれどつきまわしたろか」で舞台は大阪の歓楽街へと飛び、竜人は街をうろつくチンピラに。俳優の田中恵久が演じる気弱な青年に因縁を付けたチンピラりゅうじんは、青年が手にしたピストルで命を落としてしまう。地面に突っ伏したりゅうじんを残してステージは暗転し、竜人と女優の多部未華子がデュエットする6曲目の「雨」へ。この曲では「MUSIC SHOW」全体の振付および演出を手がけた酒井幸菜と、ダンスカンパニー・CHAiroiPLINを主宰する振付師・スズキ拓朗の2人のみがステージに立ち、切ない楽曲の世界観を美しいコンテンポラリーダンスで表現した。

7曲目の「りゅうじんのエッチ▽~ぼくのばちあたりな妄想劇~」は、恋する男の子・りゅうじんくんの妄想が爆発するラブコメディで、ステージはひたすらにぎやか。竜人はピンクのウイッグと奇抜な衣装で歌い踊った。続く「GENERATION GAPなんて言わせない!」ではサブステージに昭和の香り漂うお茶の間のセットが組まれ、将来に悩む男の子・りゅうじんくんはお茶の間でくつろぐ祖父と祖母に悩みを打ち明ける。祖父母と共にメインステージへと移動すると、ご近所さんやマネージャーを巻き込んでのお祭り騒ぎとなった。暗転ののちステージに現れたのは、相沢とダンス☆マンの2人。相沢はカッコいい男の子・りゅうじんくんに声をかけられたことを報告するが、ダンス☆マンは「あんな髪型をコロコロ変える男は信用できない」と忠告する。そこへりゅうじんくんからの電話があり、9曲目「バカ▽バカ▽バカ▽」へと発展。恋路をRPGになぞらえたストーリーで、ダンス☆マンはりゅうじんくんを阻むラスボスとして立ちはだかったが、レベルアップしたりゅうじんくんがありったけの力を込めた必殺技で撃退し、りゅうじんくんと相沢の恋は成就した。

ラストの「ぼくはシンデレラ・コンプレックス」は混沌とした「MUSIC」の世界を締めくくる、10分超の壮大なナンバー。シンデレラ幻想を抱えたまま恋人もできず思い悩む青年・りゅうじんは、業の深い人間という存在にすら疑問を抱え、命を落としてしまう。三途の川を渡る中、黒崎、今野、鎮西、巴の声を聞いたりゅうじんは「もう逃げるのはやめだ!」とすんでのところで息を吹き返し、再び歌い出す。最後はキャスト全員がステージに集い、紙吹雪の舞う中で大団円を迎えた。

清竜人「KIYOSHI RYUJIN MUSIC SHOW 2019」
2019年10月11日 TSUTAYA O-EAST セットリスト

01. CAN YOU SPEAK JAPANESE?
02. ゾウの恋
03. インモラリスト
04. Fall▽In▽Loveに恋してるっ♪
05. おどれどつきまわしたろか
06. 雨
07. りゅうじんのエッチ▽~ぼくのばちあたりな妄想劇~
08. GENERATION GAPなんて言わせない!
09. バカ▽バカ▽バカ▽
10. ぼくはシンデレラ・コンプレックス

※文中▽はすべてハートマークが正式表記。

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