MIDOFES大成功!ミドザイルにはキャプスト永友緊急加入

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ミドリカワ書房が主催する“梅雨フェス”「MIDOFES 2010」が、6月27日にSHIBUYA-AXで行われた。

永友聖也の加入で急きょ増員したMidXILE。ダンサーの迫力に負けて右往左往するボーカリストの姿は涙を誘った。

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アグレッシブなパフォーマンスでオーディエンスを魅了した9min Midorikawa Bullet。ベーシストのマイクスタンドに注目。

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もはや「MIDOFES」の常連、浜田伸吾。

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美しい黒髪をなびかせて歌うLUNA SHINのボーカル。

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韓国語での挨拶の様子を、来場者からのメールで「まるでカタカナで書かれた韓国語を読んでいるように流暢でした!」と評されたミ・ドンシン。

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柔和な笑顔の緑上陽水。9ミドのボーカリストと緑上陽水の髪型はほぼ同じに見えるが、スタッフサイドは「あれは別のものを使っています。使い回しではありません」と謎のコメントを発表している。

柔和な笑顔の緑上陽水。9ミドのボーカリストと緑上陽水の髪型はほぼ同じに見えるが、スタッフサイドは「あれは別のものを使っています。使い回しではありません」と謎のコメントを発表している。

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おなじみの「プロレスLOVEポーズ」を決めるオーガナイザー・ミドリカワ書房。

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会場でも来場者からの質問メールを募集。茂木淳一は「この電化製品で受信しますよ~!」とiPadを誇らしげに掲げた。

会場でも来場者からの質問メールを募集。茂木淳一は「この電化製品で受信しますよ~!」とiPadを誇らしげに掲げた。

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前説を務めたガリガリガリクソンは「僕、今日のチケット買ってあったんですよ! でも仕事で入るって言われたから『出ます!』って即答して、チケットはヤフオクで半値で売りました(笑)」と暴露。

前説を務めたガリガリガリクソンは「僕、今日のチケット買ってあったんですよ! でも仕事で入るって言われたから『出ます!』って即答して、チケットはヤフオクで半値で売りました(笑)」と暴露。

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今年で2回目の開催となる「MIDOFES」。初開催の昨年はMIDORI CRUSADERS、MIDOSICS、浜田伸吾、みどまさし、東京ミドパラダイスオーケストラといった豪華アーティストが出演したが、フェスの終盤に全出演者がミドリカワ自身による“一人芝居”だったことが明かされ、ファンの間に衝撃が走る結末となった。

今回は会場をSHIBUYA-AXに移し、よりゆったりとしたフェスらしい空間で開催。開演前の前説にはお笑い芸人・ガリガリガリクソンが登場し、観客を驚かせた。「まだテレビでやってない一発ギャグをやります!ウケたら『レッドカーペット』でやりますね。スベったら『あらびき団』でやります」と挨拶してギャグを披露するものの、どれも微妙な反応に。「はい、じゃあ『あらびき団』でやらせてもらいます」と意気消沈した様子だった。

その後「水分補給はきちんと行ってください」「モッシュやダイブは禁止です」といった恒例の注意が行われた後、トップバッター9min Midorikawa Bulletが登場。ATARI TEENAGE RIOTの「Digital Hardcore」が大音量で鳴り響く中、ステージにメンバーが現れると場内は大きな拍手とかすかな笑い声に包まれた。

ギターボーカルの「9min Midorikawa Bulletです」という挨拶に続き、1曲目は「Living Dying Message」を彷彿とさせるアレンジの「君と今夜こそ」。舞台上手のギタリストは豪快に暴れ回り、オーディエンスを煽る。そして最後の曲「上京十年目、神にすがる」は「命ノゼンマイ」を思わせるダークな雰囲気。観客を圧倒したまま、ステージを去っていった。

2番手は昨年に続いての登場となる浜田伸吾。トレードマークのデニムベスト、バンダナ、サングラス姿でさっそうと現れ、オーディエンスの歓声に応える。1曲目は浜田省吾の「悲しみは雪のように」。これまでの「MIDOFES」の流れとは異なるナンバーに若干のざわめきが走るが、曲のラストで「悪魔だった~♪」とミドリカワ書房の「ドライブ」の一節を挟み込み、観客を沸かせた。「今夜みんなに聞きたいことがある! ロックンロールは好きかい?」という呼びかけのあとは、浜田伸吾のヒットナンバー「I am a Mother」。観客全員が腕を突き上げ、バンドの鳴らすロックサウンドに酔いしれた。

ここでレジデントDJ・茂木淳一が登場し、ラジオ番組「茂木淳一のどしゃぶりサンデー」が始まる。この番組はファンからの質問メールに対する出演者の回答を、茂木が紹介する企画。ラジオネーム・レンホウさんから寄せられた「政界進出の予定はないですか? マニフェストはなんですか?」という質問に浜田伸吾は「いつかこの手につかむぜ BIG MONEY」という露骨な回答を返し、茂木から「マニフェストというより欲望が出ちゃいましたねー」と突っ込まれていた。

そしていよいよ伝説のバンド・LUNA SHINの復活ステージに。黒ずくめのバンドメンバー、白シャツに黒い革パンのボーカリストが現れると、場内は異様などよめきに包まれる。彼らの1曲目は「ROSIER」のようにしか聴こえない「OH!Gメン」。モニターに脚を乗せ、万引きGメンの活躍を妖艶に歌い上げるボーカリストの姿にオーディエンスは半笑いで熱狂する。ラストナンバーは「馬鹿姉妹」。奇跡の再結成ライブは瞬く間に終了し、観客からは名残惜しそうな拍手が沸き起こった。

再び始まった「どしゃぶりサンデー」では、茂木がリスナーから寄せられた「就職活動で悩んでいます」というメールにちなみ、ミドリカワをはじめとする出演者やスタッフの「昔なりたかった職業」のアンケート結果を発表。「プロレスラー」「F1ドライバー」「テニスプレイヤー」「手品師」などを次々と読み上げ、「あまり参考になりませんでしたね!」と身も蓋もない言葉で締めくくった。

続いては韓国の人気アーティスト、ミ・ドンシンの初来日公演となるステージ。さわやかな笑顔を浮かべて彼が登場すると、ファンは「I LOVE ミ・ドンシン」と描かれたうちわを掲げて迎える。まずは人気韓国ドラマのテーマ曲を思わせる「『遺言』のソナタ」。1曲歌い終えると女性通訳が現れ、ミ・ドンシンのファンに対する挨拶を日本語に訳す。「今歌った曲はミドリカワ書房さんのカバーで、韓国の有線ランキングで3位に入りました」という韓国語の挨拶のあと、ミドリカワ書房が彼のために書き下ろしたという新曲「トライアングル・ブルー」を披露。K-POP風のアレンジの切ない曲を歌い上げ、「カムサハムニダ」と笑顔で挨拶してステージを下りていった。

次の「どしゃぶりサンデー」で茂木は「渋谷タレコミ寺」と題し、ミドリカワ書房に関するバンドメンバーやスタッフからのタレコミ情報を続々と披露。「飲み会の後は知り合いにいたずら電話をかけまくる」「毎晩必ず寝酒をする」など、酒癖を中心としたネタが暴露されたあとは、大御所シンガー・緑上陽水の出番に。大きなアフロヘアに赤いシャツで登場すると、「リバーサイドホテル」のような雰囲気の「保健室の先生」を歌う。間奏では「お元気ですか~?」と観客に呼び掛けるなど、ファンサービスも忘れない。さらに「氷の世界」的な「SAVA」、「少年時代」に聴こえる「私には星が見える」を歌いあげ、その朗々とした歌声で観客を魅了した。

転換の後、いよいよ国民的ダンス&ボーカルグループのMidXILEが登場。照明を落としたステージにメンバーがそろうと、その段階で失笑が沸き起こる。明るくなったステージにはサングラスをかけたボーカリストと5人のダンサー。「Choo Choo Train」を思わせるおなじみの振り付けに続きダンサブルなアレンジの「父帰る」が披露されるが、1人だけ明らかにキレの悪いダンサーにオーディエンスの目はくぎ付け。キレが悪いながらもだんだん自己主張が激しくなり、最後はボーカリストからセンターポジションを奪ってしまう。ここでボーカリストが「なんだ! キャプテンストライダムの永友聖也じゃないか!」とダンサーを紹介。「俺だってミドフェス出たかったんだよ!」と永友が語ると、ボーカリストは「お前去年オファー断ったってミドリカワさんから聞いたぞ!」と暴露。仲間割れのままMidXILEのステージは幕を閉じた。

「大変失礼いたしました……永友さんは仕事を選ばない方なんですね(笑)」という茂木のトークに続き、いよいよオーガナイザー・ミドリカワ書房が登場。いつものとおりに彼のモノローグが冒頭に流れる。「僕はステージ袖でアールグレイ片手に、自分の出番が来るまで出演者のパフォーマンスを鑑賞しつつ待機していた。ひどかった、ひどすぎる……」「怒り狂うお客さんの前で冷静さを取り戻すにはこれしかない。そう思った僕は、自分激励ソングを歌って、気丈に振る舞うことにしたんだ」という声に続く1曲目はホーンズを加えたド派手なアレンジの「自信があるんです」。大トリにふさわしい華やかなパフォーマンスで、場内も大いに盛り上がる。

その後の「顔2005」「リンゴガール」で、会場は穏やかな空気に包まれる。するとミドリカワはオーガナイザーとして当日の様子を語り始めた。「他の人、みんな終わるの早いでしょ? みんな時間守らないんですよ、1組30分ずつあげてるのに。だから私が長々とライブをやるはめに……」。そんなフェスの舞台裏を暴露した後、新曲「あなたと今夜こそ」を披露。この曲は「君と今夜こそ」の男女逆転バージョンで、歌詞のストーリーを女性側から語った内容。しっとりとしたピアノアレンジながらもミドリカワらしいシニカルな歌詞で、また新たな境地を開いた。

「みんなやっぱりフェスっつったら盛り上がりたいんでしょ? どうせ勉強できない人の集まりなんだから(笑)」というミドリカワの言葉の後は、「愛なるは」「チューをしョ!全員集合」「さらばグッバイ」と定番曲を続々と演奏。フェスらしい盛り上がりのうちに、本編が終了した。

アンコールで再登場したミドリカワは、「実はねー、今日の出演者は僕が全部ひとりでやってました」と、昨年に続いて衝撃の事実を発表。一瞬置いて場内に失笑混じりの「えー!?」という声が響き渡ると、ミドリカワは満足げに「まんまと引っかかりやがって。バカだなあ君たちは」と笑った。その後はフェスに登場したゲスト陣を改めて紹介。永友を呼び込んだミドリカワは「なんだか永友ファンに悪いことしちゃったかしら。後でDISられるわー、こんな出方で」と心配そうにつぶやいていた。

ここで茂木からチラシを渡されたミドリカワは「えっ、何これ?『リキッド de ドッキリ』? またやるの?」と、恒例LIQUIDROOM ebisuライブ「リキッド de ドッキリ」が10月22日に開催されることを突然知らされて動揺。茂木から「いつもあなたの知らないところで周りが動いてるよねー」とからかわれていた。

アンコールでは「泊っていけよ」「頑張るな」を披露したミドリカワ。「来年はもっとスムーズにやりたいわね、って来年もやんのかよ!(笑)まあ今度は格闘技の聖地の後楽園ホールでやってみたいなんて思ってます」と格闘技愛好家らしい野望を語りつつ、2度目の主催フェスを締めくくった。

2010年6月27日 MIDOFES 2010 SHIBUYA-AX セットリスト

9min Midorikawa Bullet
01. 君と今夜こそ
02. 上京十年目、神にすがる

浜田伸吾
03. 悲しみは雪のように~ドライブ
04. I am a Mother

LUNA SHIN
05. OH!Gメン
06. 馬鹿姉妹

ミ・ドンシン
07. 「遺言」のソナタ
08. トライアングル・ブルー

緑上陽水
09. 保健室の先生
10. SAVA
11. 私には星が見える

MidXILE
12. 父帰る

ミドリカワ書房
13. 自信があるんです
14. 顔2005
15. リンゴガール
16. あなたと今夜こそ
17. 愛なるは
18. チューをしョ!全員集合
19. さらばグッバイ

EN-01. 泊まっていけよ
EN-02. 頑張るな

ミドリカワ書房ワンマンライブ2010 リキッドdeドッキリ4"ever"

2010年10月22日(金) 東京都 LIQUIDROOM ebisu
OPEN 18:00 / START 19:00
一般発売日:2010年9月18日(土)

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音楽ナタリー @natalie_mu

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