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ももクロ、DIAMOND PHILHARMONY迎え歌で魅せた平成最後の「ももクリ」

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ももいろクローバーZ「ももいろクリスマス2018 DIAMOND PHILHARMONY -The Real Deal-」12月25日公演の様子。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

ももいろクローバーZ「ももいろクリスマス2018 DIAMOND PHILHARMONY -The Real Deal-」12月25日公演の様子。(Photo by HAJIME KAMIIISAKA+Z)

ももいろクローバーZが12月24、25日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにてクリスマスライブ「ももいろクリスマス2018 DIAMOND PHILHARMONY -The Real Deal-」を開催した。この記事では昨日25日公演の模様をレポートする。

2010年にスタートして以降、恒例のクリスマスライブとして毎年欠かさず行われている「ももクリ」。通算9回目の開催となった今年の公演には両日合わせて37,954人が来場し、ももクロはバックバンドであるダウンタウンももクロバンドのほか、ストリングス隊"DIAMOND PHILHARMONY"の演奏によって新たにアレンジが施された楽曲をパフォーマンスしてモノノフ(ももクロファンの呼称)を魅了した。

格闘技イベント「PRIDE」のテーマ曲とレニー・ハートのコールが響きわたる「ももクリ」おなじみのオープニングで1人ずつステージに登場したももクロは、迫力ある生演奏をバックに「MOON PRIDE」を1曲目に披露。続けて「ミライボウル」「行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-」「ピンキージョーンズ」といった初期の人気ナンバーを連発して序盤から会場を盛り上げ、"2018クリスマスver."としてイントロにストリングスが加わった5曲目の「きみゆき」ではしっとりとした歌声でモノノフを包み込んだ。

最初のMCで「メリークリスマス!」とモノノフに呼びかけた4人は、「第36回全日本大学女子駅伝」および「第4回さいたま国際マラソン」の日本テレビ系の中継応援ソングに使用されたリズミカルなナンバー「GODSPEED」をライブ初パフォーマンス。さらに「GODSPEED」と同じく、5月17日発売の5thアルバム「MOMOIRO CLOVER Z」に向けた5カ月連続新曲リリース企画の一環として発表した楽曲「天国のでたらめ」「Re:Story」を立て続けに歌唱した。DIAMOND PHILFERMONYが“名曲の調べ”を奏でたあとにはももクロのクリスマスソングの1つ「サンタさん」が披露され、曲中には高城れにが「ももクリ」恒例のマジックショーを展開。ステージ上に用意された台に寝そべった玉井詩織を宙に浮かせるという手品を繰り広げ、モノノフから盛大な歓声と拍手を浴びていた。

次にももクロは12月21日に配信リリースし、今回の「ももクリ」初日公演で初披露したR&Bテイストの楽曲「Sweet Wanderer」をパフォーマンス。同曲のミュージックビデオの話題では、撮影中に佐々木彩夏がずっとお菓子を食べていたことを百田夏菜子が暴露して会場に笑いを起こした。その後、ゴンドラで場内を移動しながら「走れ! -ZZ ver.-」「クローバーとダイヤモンド」を歌ってモノノフを喜ばせた4人がステージ上でバンドメンバーとトークしていると、突如「愛のメモリー」が流れ“南国ピーナッツ”こと松崎しげるが登場する。松崎は来年に明治座でももクロの舞台が上演されることを歌に乗せてサプライズ発表し、メンバーとモノノフを驚かせるも、主役を演じる佐々木が事前にこのことを知っており、驚くフリをしていたことが明らかに。自然な演技を見せた佐々木にほかの3人が戸惑う中、さらに“大物ゲスト”として松崎も舞台に出演することがアナウンスされると百田は「なんで(出演を)OKしちゃうの?(笑)」と笑いながらリアクションしていた。なおこの舞台では今年秋に上演されたミュージカル「ドゥ・ユ・ワナ・ダンス?」に引き続き、本広克行が監督を務め、鈴木聡が脚本を手がける。

舞台の話で盛り上がりつつ、松崎と軽快なトークを繰り広げた4人は、百田の「ここからのブロック、いつも以上に皆さんの心にグッとくるような歌をお届けできたらいいなと思います」という言葉から壮大な展開のナンバー「灰とダイヤモンド」やウインターソング「白い風」「空のカーテン」を"2018クリスマスver."として熱演。ダウンタウンももクロバンドとDIAMOND PHILHARMONYが響かせる音色に合わせて伸びやかな歌声を届け、会場を感動的なムードで満たした。そしてバイオリンによる「きよしこの夜」の演奏を挟み、彼女たちは「JUMP!!!!!」を明るく歌ってライブ本編を締めくくった。

アンコールに応えて再度モノノフの前に現れたももクロは、ゴンドラに乗って「勝手に君に」「ザ・ゴールデン・ヒストリー」を歌唱。バンドとストリングス隊のメンバー紹介を経て「猛烈宇宙交響曲・第七楽章『無限の愛』」を披露したのち、場内に紙吹雪が舞う中「今宵、ライブの下で」をラストナンバーとして熱唱した。ラストのサビ前には百田が「今日も楽しい1日を本当にありがとう! メリークリスマス!」と叫び、笑顔でモノノフとクリスマスを祝っていた。最後のMCでは高城が「こんなに歌に思いを込めることって普段あまりないけど、ライブでみんなの顔を見るといろんな思いが浮かんでくるんです。ありがとうは無限に言ってもきりがないんですけど、今日はそのありがとうの思いをたくさん歌に込めて皆さんにお届けできたかなと思います」とコメント。佐々木は「クリスマス終わっちゃいますけど、今年残りのライブもあるし、来年の舞台もあるし! 私が主役の(笑)。まだまだみんなとたくさん思い出を作っていきたいと思います」とモノノフに呼びかけた。

続く玉井は「もともとすごく歌が好きだったというわけじゃない中、歌を歌う仕事に就いて。ももクロを通して歌を歌う楽しさはわかってきたし、今も楽しいなと思う反面、やっぱりコンプレックスなところがあるんですけど、こうやって皆さんの前に立って歌を歌わせていただいている以上、素敵な何かを届けられるようにと日々模索して歌っています」「これからも私たちらしい歌を皆さんに届けられたらいいなと思うので、ももクロの歌を楽しみにしていてください!」と胸の内を明かしつつ挨拶。ラストには百田が「私なんか、もしかしたら音楽がなくても生きていけちゃう人かもしれないんです。それでも音楽があったほうがより楽しい人生になると思ったりもして。音楽にはみんなの生活がもっと楽しくなったり、人生が明るくなったりする力があるということもこの仕事をしてわかったので、もっと力を付けてがんばっていきます」と力強く述べて平成最後の「ももクリ」の幕を閉じた。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

ももいろクローバーZ「ももいろクリスマス2018 DIAMOND PHILHARMONY -The Real Deal-」
2018年12月25日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

01. MOON PRIDE
02. ミライボウル
03. 行くぜっ!怪盗少女 -ZZ ver.-
04. ピンキージョーンズ
05. きみゆき(2018クリスマスver.)
06. GODSPEED
07. 『Z』の誓い
08. 天国のでたらめ
09. Re:Story
10. DECORATION
11. サンタさん
12. Sweet Wanderer
13. 走れ! -ZZ ver.-
14. クローバーとダイヤモンド
15. デモンストレーション
16. 灰とダイヤモンド(2018クリスマスver.)
17. 白い風(2018クリスマスver.)
18. 空のカーテン(2018クリスマスver.)
19. JUMP!!!!!
<アンコール>
20. 勝手に君に
21. ザ・ゴールデン・ヒストリー
22. 猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」
23. 今宵、ライブの下で(2018クリスマスver.)

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