バブルガム・ブラザーズ、35周年ライブで「WON'T BE LONG」

4

364

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 59 116
  • 189 シェア

バブルガム・ブラザーズが8月21、22日に東京・Blues Alley Japanでデビュー35周年記念ライブを行った。2日間計4公演のうち、ここでは3公演目となった昨日8月22日の第1部公演をレポートする。

「バブルガム・ブラザーズ 結成35周年記念ライブ」の様子。

「バブルガム・ブラザーズ 結成35周年記念ライブ」の様子。

大きなサイズで見る(全25件)

ステージ上で抱き合うバブルガム・ブラザーズ。

ステージ上で抱き合うバブルガム・ブラザーズ。[拡大]

Bro.KORN(ブラザーコーン)とBro.TOM(ブラザートム)の2人により1983年に結成されたバブルガム・ブラザーズ。ソウルやファンク、ヒップホップなどの影響色濃い音楽性とユーモア精神あふれるパフォーマンスで人気を博し、1990年8月にはシングル「WON'T BE LONG」で大ブレイクを果たした。結成35周年を記念した今回のライブはホーンやパーカッションを含む大所帯バンドをバックに、活動初期を想起させるThe Blues Brothersスタイルのパフォーマンスが披露された。

フーセンガムを膨らますバブルガム・ブラザーズ。

フーセンガムを膨らますバブルガム・ブラザーズ。[拡大]

Bro.TOM

Bro.TOM[拡大]

スリリングなムードを持つヘンリー・マンシーニ「Peter Gunn」のカバー演奏に乗せ、そろいの黒スーツに身を包み登場したBro.KORNとBro.TOMは、やおらフーセンガムを膨らませ、サインを書き入れたアクリル板でサンドする。その日限りの記念品を最前列の女性ファンにプレゼントすると、まずはルーファス・トーマス「Do the Funky Chicken」、ジュニア・ウェルズ「Messin' With The Kid」をファンキーにカバー。Bro.TOMは得意のパントマイムやブルースハープを披露し、Bro.KORNはパワフルかつセクシーな歌声を響かせた。2人は「昨日はリハを2回やって、これはゲネプロ。このあと2部が本番ですから、もちろん皆さんいらっしゃいますよね?」「本番では面白い催しものがいっぱいですけど、ゲネプロではちょっとお見せできないんでね」と小粋なジョークを飛ばしつつも、演奏が始まるとクールなミュージシャンの表情に戻り、「懐かしいナンバーを」と1991年のシングル「Torokel Lady」、翌1992年の映画「七人のおたく」主題歌「JUST BEGUN」を続けて披露した。

Bro.KORN

Bro.KORN[拡大]

ここで女性ファンから花束が届けられたが、渡されたのはBro.KORNのみ。これにBro.TOMが「1つだけありがとうな! ああ、うれしいや。気持ちがさっぱりすらあ」とふてくされていると、別の女性ファンからBro.TOMに饅頭が手渡され、場内は大きな笑いに包まれた。アットホームな雰囲気の中、2人はルーツであるSam & Daveの「Come On In」「Soul Sister, Brown Sugar」をカバーし、35年前、バブルガム結成当初の思い出話を語り合う。ちなみにこの日、Bro.TOMが履いていた靴は当時購入したものだという。Bro.TOMは「2人で歩いてきた道を踏んだ靴がどうしても捨てられなかったのよ。だから今日履けてすげえうれしいんだよ、俺は」と感慨深そうにつぶやいた。その後2人はそれぞれ1曲ずつソロでのパフォーマンスを披露。Bro.KORNは昔Bro.TOMがソロを取っていた「心残りのアベニュー」を、Bro.TOMはパーシー・スレッジのバラード「When a Man Loves a Woman」(男が女を愛する時)を熱唱した。

バブルガム・ブラザーズ

バブルガム・ブラザーズ[拡大]

ライブ終盤、1989年のアルバム「YAPPA J.B」からのナンバー「HARLEM 125」でBro.KORNとBro.TOMがステップを踏むと、観客も思わず身を乗り出す。会場のBlues Alley Japanは食事や酒を味わいながら着席で音楽を楽しむライブスペースだが、最後に「WON'T BE LONG」のイントロが流れると観客は思わず立ち上がり、場内には「OLY OLY OLY OH! YELY YELY YELY YEAH!!」の大合唱が巻き起こった。メンバー2人が立ち去っても拍手は鳴り止まず、ライブはアンコールへと突入。Bro.KORNとBro.TOMは「WON'T BE LONG」の翌年にリリースされたシングル「Beautiful People」を歌い、ピースフルなムードでステージを終えた。

バブルガム・ブラザーズ「WON'T BE LONG」ジャケット

バブルガム・ブラザーズ「WON'T BE LONG」ジャケット[拡大]

WON'T BE LONG

バブルガム・ブラザーズ「WON'T BE LONG」
Amazon.co.jp

なお昨日8月22日には、バブルガムのデビュー35周年を記念して「WON'T BE LONG」が7inchアナログで復刻リリースされた。ソニー・ミュージックダイレクトが運営するサイト「otonano」の特設ページでは、Bro.KORNによるPR動画が公開。また「otonano」内連載コラム「DJ OSSHY TOKYOの未来に恋してる!」では、プライベートでも親交の深いDJ OSSHYとBro.KORNがバブル時代を回想する対談を行っている。

この記事の画像(全25件)

DA BUBBLEGUM BROTHERS Special 2days「バブルガム・ブラザーズ 結成35周年記念ライブ」
2018年8月22日 Blues Alley Japan 第1部セットリスト

01. Peter Gunn
02. Do the Funky Chicken
03. Messin' With The Kid
04. Torokel Lady
05. JUST BEGUN
06. Come On In
07. Soul Sister, Brown Sugar
08. 心残りのアベニュー
09. When a Man Loves a Woman
10. HARLEM 125
11. WON'T BE LONG
<アンコール>
12. Beautiful People

全文を表示

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

読者の反応

  • 4

うすやま @usuqui

目黒ブルースなんとか、こないだバブルガムやったとこですね
https://t.co/eMjvOHeXmz

コメントを読む(4件)

バブルガム・ブラザーズの画像

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 バブルガム・ブラザーズ の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。