3年前の思いが現実に、CY8ERレーザー演出やVJで彩った新木場コーストワンマン

8月2日に東京・新木場STUDIO COASTにてCY8ERのワンマンライブ「CY8ER 4th one-man live "SOUND OF ME"」が開催された。

本公演では「フレームの変更」をコンセプトに掲げる“空間演出ユニット”のhuezがVJや照明を含む演出を担当。CY8ERに多数の楽曲を提供しているYunomiがDJを務めた。満員のフロアにオープニングSEが鳴り響き、ファンが色とりどりのサイリウムを輝かせる中、白の衣装に身を包んだCY8ERは「恋夏」を1曲目に披露。VJと照明、強烈な音圧により序盤からオーディエンスは大いに盛り上がる。さらに5人は「かくしぇーむ」や、8月1日に配信リリースしたばかりの楽曲「HANNARI」を立て続けにパフォーマンスした。

続く「MCMCDANCE」ではCY8ERが手に着用した装置からレーザーが放たれたほか、5人の全身が照明でメンバーカラーに彩られ、huezと組んだライブならではの色彩に包まれたステージが繰り広げられた。次に「カタオモイワズライ」を歌い終えた彼女たちは、サングラス姿でラップに挑戦。フリースタイルで自己紹介を披露したのち、新曲「デッドボーイ、デットガール」を初パフォーマンスし、畳みかけるように「グルグルコンティニュー」へつなげた。

メンバーがステージから一旦捌けたあとには、15分におよぶYunomiのDJでフロアが揺れ、クレーンカメラによるフロアの映像がリアルタイムでVJに投影された。後半戦ではステージに再登場した5人が壮大なスケールの新曲「タイムトリップ」を初披露したあと、メロウなナンバー「約束」「手と手」を歌唱。終盤では「GOOD LUCK」「コクハクワープ」「ハローニュージェネレーション」「ごーしゅー！」「リミックスタート」をノンストップでパフォーマンスして場内に熱気を生み出し、本編ラストには7月29日に配信リリースした「ばいばい。」を力強く歌い上げた。

アンコールでは11月より行われる東名阪ツアー「LAST CIRCUS TOUR」の告知映像が上映され、フロアから大きな歓声が沸き起こる中、ステージに新衣装を着たCY8ERがYunomiと共に登場。前身グループであるBPM15Qの代表曲「はくちゅーむ」を3回連続で披露した。ファンに向けた挨拶では藤城アンナが「アイドルを3年ちょっとやってきて、ここでやるのが夢だったんですよ。ワンマンライブで立つことができて本当に最高に幸せです！」と喜びを露わにし、病夢やみいは「全国のどこかにCY8ERを待ってる人がいるんじゃないか、救ってあげることができるんじゃないかと思っているんです。ツアーで迎えに行きたいので、力を貸してください！」とツアーの抱負を述べる。ましろは「うちらが新木場STUDIO COASTでやりたいと言ったときに『頭おかしいの？』と言われたけど、私たちはクレイジーな人たちだし、これからも最高の夢を叶えていきましょう！」と観客に呼びかけ、小犬丸ぽちは「前はここの外の小さなステージでDJをしていたんですけど、メインステージでワンマンライブができました。ここのみんなと、これから出会うみんなとで、もっとすごいところに行きたいと思います！」と意気込みを語った。

また2015年5月にCY8ERを立ち上げた苺りなはむは「3年前に、ここの外にある小さなトラックで、僕たちはCY8ERの前身のBPM15Qを始めました」「BPM15Qは解散してしまったけど、CY8ERで最高のメンバーに出会えました。3年前に決めた、メインステージでワンマンライブをするという夢が今日叶いました！ 僕は夢は叶うものだと思います。CY8ERが掲げている横浜アリーナにも絶対行きたいと思います。突き抜けていくので見逃さないで付いて来てください！」と力強く宣言。5人は彼女の「CY8ERの始まりの曲」という紹介からCY8ERのデビュー曲である「リミックスタート」を届けたあと、YunomiがBPM15Qの楽曲をアップデートした「ドキドキパリラルラ」を熱演し、新木場STUDIO COAST公演の幕を閉じた。