DA PUMP、ダサかっこいい「U.S.A.」で紅白出場狙う「ようやく代表曲ができた」

DA PUMPが本日6月6日にニューシングル「U.S.A.」をリリース。これを記念したイベントを東京・池袋サンシャインシティ噴水広場にて開催した。

約3年半ぶりのDA PUMPの新曲「U.S.A.」はグループ史上初のユーロビートナンバー。YouTubeにミュージックビデオが公開されると、“ダサかっこいい”と話題を集め、公開から3日間で視聴回数100万回を突破し、公開から1週間が経った6月6日現在は376万回以上再生されている。またDA PUMPがサビで踊る“いいねDANCE”こと“シュートダンス”は今年のトレンドのダンスで、渡辺直美やベッキーといった著名人がInstagramで「U.S.A.」を熱唱する動画を公開するなど、二次的ブームも巻き起こっている。

会場には大勢の観客が集まり、4階分の観覧エリアはすし詰め状態。歓声に迎え入れられたDA PUMPはダンスナンバーでイベントをスタートさせた。ISSAが「盛り上がっていこうぜ！」と言ったのを合図に彼らは「ごきげんだぜっ！」を披露。息の合ったキレキレのダンスでファンを魅了したあとは、ヒットナンバー「if...」をパフォーマンスし、さらに会場の熱気を高めた。

自己紹介パートではDAICHIが「今日はここを『U.S.A.』しましょう！」と意気込み、KENZOも「“ダサかっこいい”、いいじゃないですか」とノリノリ。ISSAは「サンシャインにこんなに（人が）集まるというのもなかなかないので本当にうれしく思います。どうもありがとうございます！」と喜びを爆発させ、3年半ぶりのリリースについては「その間もいろいろライブをやったり制作をしていたんですけど、なかなかいい曲にたどり着けず、今回『U.S.A.』にたどり着いて。今日というこの日にライブができてうれしいです」と述べた。続けて「U.S.A.」をDA PUMPの曲としてリリースすることが決まったときの心境をMCに問われると「非常に……あの……」と口ごもりながら、「正直最初に曲を聴いたときは『おい、今これかよ』って。そのあと歌詞が乗ったものを聴いて『おお……これか！』って（笑）。でもうちのボスから『お前の声で聴いてみたい』と言われて。どうせやるなら真剣に録ろうと突き詰めた結果、これで行こうと思いました」と話す。KIMIも「最初は『これか……』と思いましたけど、年代的にユーロビート世代で育ったので意外とスーッと入ってきました」と語った。

トークコーナーが終わると、いよいよ「U.S.A.」を披露することに。「オイ！ オイ！」と掛け声が上がる中、曲が始まるも歓声の大きさに不満を感じた様子のISSAは「ちょっとちょっとちょっと止めてー！」と曲を止めさせ、「もっと声出せんじゃねえの!?」と観客を煽る。そして再び始まった「U.S.A.」では「オイ！ オイ！」という声に「L・O・V・E！ ラブリー！ ISSA!」や「フッフー！」「フワ！ フワ！ フワ！ フワ！」という声も加わり、大盛り上がり。間奏で“インベーダーダンス”が繰り広げられると、その歓声はより大きなものとなった。

一度退場したDA PUMPだったが、観客の熱気冷めやらぬ様子を受けてもう一度「U.S.A.」をパフォーマンス。終始笑顔のメンバーにつられ、観客も笑顔で声援を送り、ミニライブは幕引きとなった。

ライブ終了後、ステージ上では囲み取材が行われた。曲や服装についての質問が終わり、MCが“インベーダーダンス”について触れると、KENZOは「世界レベルのインベーダーフォーメーションです。世界に向けて、“世界一ダサかっこいい”を流行らせようと思います」と胸を張る。またKENZOが「やっぱり紅白を目指したいですよね」と年末の「NHK紅白歌合戦」への意欲を見せると、ISSAは「あくまで観ている皆様が決めることですから……でも紅白が『U.S.A.』で始まったらちゃんちゃらおかしくて面白いですよね」と笑った。そして最後はISSAが「ようやくDA PUMP史上、ようやくみんなで歌って踊れる代表曲ができたと思うので、『U.S.A.』がどんどん皆様の元に届いて、“ダサかっこいい”が日本中に広がっていけばいいなと。これからもよろしくお願いします」と締めくくった。

なお「U.S.A.」発売記念イベントは明日6月7日に千葉・ららぽーとTOKYO-BAY、9日に神奈川・たまプラーザでも行われる。ミニライブは入場無料となっているので、DA PUMPと一緒に“いいねDANCE”を踊りたい人は会場に足を運ぼう。