HPP、カナダの嬢メタルバンドと妖艶バトル実現

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女性ボーカルを擁するカナダのメタルバンドTHE AGONISTが、2月11日&12日に初来日公演を実施。両公演にゲストバンドとして、HEAD PHONES PRESIDENTが出演した。

静と動を巧みに使い分けた演奏で、観る者を圧倒したHEAD PHONES PRESIDENT(写真はボーカルのANZA)。

静と動を巧みに使い分けた演奏で、観る者を圧倒したHEAD PHONES PRESIDENT(写真はボーカルのANZA)。

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HEAD PHONES PRESIDENTは今後も全国各地でライブを展開。4月下旬からは、新型インフルエンザ流行の影響で延期されていた南米ツアーもスタートする。

HEAD PHONES PRESIDENTは今後も全国各地でライブを展開。4月下旬からは、新型インフルエンザ流行の影響で延期されていた南米ツアーもスタートする。

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HEAD PHONES PRESIDENTは昨年10月に2年ぶりの新作「PRODIGIUM」をリリースしたばかり。近年は海外でのライブ活動やIN THIS MOMENTなど来日アーティストとの競演なども増えており、今回のライブにも早くから大きな注目が寄せられていた。

2月12日に代官山UNITで行われた東京公演には、開演前から多くのメタルファンが集結。ほぼ定刻どおりに会場が暗転すると、HEAD PHONES PRESIDENTのメンバーがひとり、またひとりとステージに現れ、最後にボーカルのANZAがステージに立った。バンドは神秘的なインストナンバーをセッションし始め、その上にANZAが独特な言葉を乗せ独特な世界観を構築していく。そのままバンドは新作からのリードトラック「Nowhere」を爆音で演奏し、ANZAもパワフルな歌声と荒々しい言葉で観客を煽っていった。

この日のHEAD PHONES PRESIDENTのセットリストは、前半にヘヴィかつアグレッシヴなナンバーを固め、中盤~後半にかけてスロウ~ミドルテンポのムーディな楽曲を並べる構成。ANZAは赤と黒を基調にしたドレスを身にまとい、華麗に踊ってみせたかと思うと次の瞬間に攻撃的なシャウトでフロアのメタルファンを盛り上げた。NARUMI(B)は終始くるくる回ったり激しく動き、対照的にMAR(G)はほぼ定位置でギターリフを刻み続ける。そしてHIRO(G)はテクニカルなギターソロで楽曲を演出し、BATCH(Dr)は重量感のあるドラミングでバンドの軸を支えるなど、5人それぞれが圧倒的すぎる個性を提示し、THE AGONISTを観に来たオーディエンスを自分たちの世界へと徐々に引き込んでいった。

最後の曲「Sixoneight」では、各メンバーが最後の力を振り絞りクライマックスへ。NARUMIはベースを床に叩きつけるかのように振り回し、MARはギターの弦を引きちぎりなどして、各々の感情が沸点へと到達したことをアピールした。

こうして約40分にわたるHEAD PHONES PRESIDENTのステージは終了。THE AGONIST目当てのファンを含め、観客はバンドに対し惜しみない拍手を送った。

2010年2月12日(金)@代官山UNIT セットリスト

1. SE
2. Nowhere
3. Desecrate
4. Labyrinth
5. Light to Die
6. Just Like?
7. Endless Line
8. Sixoneight

※記事初出時、曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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音楽ナタリー @natalie_mu

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