Dragon Ash、レキシ、KICKら22組が熱演繰り広げた「ビクターロック祭り」大盛況

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ビクターエンタテインメント主催のロックフェス「ビクターロック祭り2018」が昨日3月17日に千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホールにて行われた。

Dragon Ash(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

Dragon Ash(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

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今年で5回目となる「ビクターロック祭り」には、所属アーティストを中心に22組が出演。フェスはBARK STAGEとROAR STAGEの2ステージ制で展開され、約1万2000人の観客を動員する大盛況となった。

吉田凜音(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

吉田凜音(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

「ワン!チャン!! ~ビクターロック祭り2017への挑戦~」でグランプリを受賞したkoboreとSILYUSがROAR STAGEで続けてパフォーマンスしたのち、BARK STAGEに「ビクターロック祭り」オフィシャルサポーターの「初代 お祭りハッピーガール」を務める吉田凜音が登場。「STAY FOOL!!」「パーティーアップ」の2曲を届け、会場を温めていく。最後に「それではこれからも『ビクターロック祭り』、楽しんでいってください!」と開会宣言をして、続くnever young beachにバトンを渡した。

ROTTENGRAFFTY(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

ROTTENGRAFFTY(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

その後、BARK STAGEとROAR STAGEにてインターバルなしで交互にライブが行われた。BARK STAGEに現れたnever young beachは「なんかさ」「なんもない日」などの心地よい楽曲で、ROAR STAGEに立ったYogee New Wavesはグルーヴィなアンサンブルでオーディエンスの体を揺らしていく。BARK STAGEに勢いよく登場したROTTENGRAFFTYはボルテージの高いラウドロックナンバーを叩き込み、普段のライブハウス公演と変わらない熱気を作り出した。一方のROAR STAGEでは「ワン!チャン!! ~ビクターロック祭り2017への挑戦~」でグランプリを獲得した琴音と超能力戦士ドリアンが続けてライブを実施。琴音は高校1年生とは思えぬ堂々とした歌声を披露し、超能力戦士ドリアンは「いいですか!?」「興味あるー!」というコール&レスポンスを観客と行いながら、「恐竜博士は恐竜見たことないでしょ」「いきものがかりと同じ編成」というコミカルなナンバーを熱演した。

SOIL & "PIMP" SESSIONS(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

SOIL & "PIMP" SESSIONS(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

BARK STAGEでのSOIL & "PIMP" SESSIONSのライブには、Dragon AshのATSUSHI(Dancer)が飛び入りしたほか、ぼくのりりっくのぼうよみRHYMESTERがゲストとして参加。SOILはぼくりりと「罠」、RHYMESTERと「ジャズィ・カンヴァセイション」をコラボレーションして観客を沸かせていた。また雨のパレードはROAR STAGEに集まったオーディエンスをメロディアスでダンサブルなナンバーで魅了し、ORANGE RANGEは「上海ハニー」「SUSHI食べたい feat.ソイソース」「イケナイ太陽」など新旧のヒット曲を畳みかけBARK STAGE一帯に熱狂を巻き起こしていた。

竹原ピストル(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

竹原ピストル(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

フェスの折り返し地点ではRHYMESTER、サンボマスターというベテラン勢が、オーディエンスとのコール&レスポンスを楽しみながらパフォーマンスを繰り広げる。“ハーフタイムアクト”としてROAR STAGEに立ったReolは最新ミニアルバム「虚構集」から「エンド」「平面鏡」「ミッシング」を熱唱し、鮮烈なインパクトを観客に残した。竹原ピストルはTシャツ姿に頭にタオルを巻き、アコースティックギターを抱えてBARK STAGEに登場。汗を滴らせながら、ギターをかき鳴らし情熱的な声を響かせる。ROAR STAGEではぼくのりりっくのぼうよみが、ときにアンニュイな、ときにフレッシュな歌声でオーディエンスを惹き付けた。

KICK THE CAN CREW(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

KICK THE CAN CREW(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

レキシ(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])

レキシ(撮影:橋本塁 [SOUND SHOOTER])[拡大]

「ビクターロック祭り」初登場のKICK THE CAN CREWは、「千%」をはじめヒット曲を交えたセットリストを用意。BARK STAGEを躍動的に動き回りながら息ぴったりの掛け合いを見せ、健在ぶりを見せ付ける。またROAR STAGEに現れた四星球はビクターの社員も巻き込んだ演出や段ボール製の小道具を活用したステージで観客を大いに笑わせる。さらに次回「ビクターロック祭り」に出演する際には、BARK STAGEでトリを務めることを宣言してみせた。四星球同様、笑いに満ちた時間を届けたのはレキシ。BARK STAGEの前には観客が持参した稲穂が揺れ、不思議な光景が広がる。そんな中でステージに現れたレキシは「SHIKIBU」「KATOKU」とキャッチーな楽曲を連続投下。「レキシ、今年のフェスはじめです。ということは、稲穂はじめということです」と語ったあとに、出演者のモノマネや脱線気味のトークを炸裂させながら「狩りから稲作へ」を披露した。

GRAPEVINE(撮影:にしゆきみ [SOUND SHOOTER])

GRAPEVINE(撮影:にしゆきみ [SOUND SHOOTER])[拡大]

「はい、こんばんは」という田中和将(Vo, G)の挨拶から、ROAR STAGEのトリを務めるGRAPEVINEのライブはスタート。彼らは「Arma」を皮切りに、「スロウ」「CORE」などを盤石のアンサンブルで奏でていく。田中は「ビクターロック祭り」初出演であることに触れ、「我々はつい最近ビクターに入ったばかりのペーペーなもんですから。ひとつこれからも、ビクターロックとしてよろしくお願いします」と述べていた。

約12時間におよぶイベントのラストアクトを務めたのは、「ビクターロック祭り」常連のDragon Ash。BARK STAGEに現れた彼らは、メジャーデビュー作「The day dragged on」収録の「天使ノロック」でライブを開始すると、「Mix It Up」「Fantasista」などキャリアを彩ってきた新旧の楽曲を惜しみなくプレイした。MCでKj(Vo, G)が「俺とサクがまだ16歳か17歳ぐらいのときに、原宿のRUIDOっていうライブハウスでライブをやってて。そのライブを観たビクターのディレクターが、『俺のとこでCD出してみないか』って言ってくれて、Dragon Ashはデビューできました。天国にいるから、拍手してあげてください」と恩人に感謝する場面も。またDragon Ashはアンコールにも応え、20年前にリリースされた代表曲「陽はまたのぼりくりかえす」でフェスのフィナーレを彩った。

なおBSスカパー!では5月5日(土・祝)にフェスの模様をオンエアする。

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BSスカパー!「ビクターロック祭り2018」

2018年5月5日(土・祝)21:00~

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Dragon Ash、レキシ、KICKら22組が熱演繰り広げた「ビクターロック祭り」大盛況 #竹原ピストル https://t.co/cm8ThKTus6

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