ジョン・ヨンファ(
このコンサートはヨンファが8月にリリースしたソロアルバム「Summer Calling」を携え、同月より行ってきたツアーの追加公演。彼はパシフィコ横浜国立大ホール公演を含む11公演で5万5000人を動員した。
ライブは鈴の音のイントロがクリスマス感を演出するCNBLUEの「ring」で幕開け。4ビートのジャズアレンジが施されたクリスマスの定番曲「White Christmas」を披露したヨンファは「今日はクリスマスの雰囲気で行きたい。夏から始まったツアーだけど、今は冬に。でも『Summer Dream』の歌詞に“終わらない夏”ってあるから、大丈夫かな? 外は冬だけど、ここは夏!」と宣言し、このツアーのテーマ曲とも言える「Summer Calling」のリード曲「Summer Dream」をダンサーと共にパフォーマンスした。
CNBLUEのライブではギターやピアノを弾きながらパフォーマンスすることが多いヨンファだが、ソロライブでは日本人のベテランセッションミュージシャンを中心とした生バンドと、4名のダンサーを引き連れて楽器を持たずにボーカルに専念。またバラードナンバーも多く披露し、そのことについてヨンファは「バラードを書くのは大変なときが多いんです。そんなとき皆さんの笑顔を思い出しながら書いています。バラードは皆さんから僕へのプレゼント。だからライブでは僕が皆さんに歌をプレゼントするんです。僕の歌を聴いて皆さんにがんばってほしくて」と語った。
CNBLUEの「SHAKE」では客席のファンもサビの振り付けを一緒に踊り、韓国での最新ソロ曲「That Girl」ではダンサーとシンクロしたダンスを披露。トークパートでは12月16、17日に行われた所属事務所主催の音楽イベント「2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-」にて、FTISLANDのイ・ホンギとのスペシャルコラボで復活させたドラマ「美男<イケメン>ですね」の作中バンドA.N.JELLに言及し、ファンからの「歌ってー!」の声に応えてアカペラでドラマ主題歌「Promise」を歌唱した。そして「ホンギと一緒にリハーサルしていて、この曲のイントロが鳴ったら『わー、懐かしい!』ってなりました。いつか(A.N.JELLメンバーの)チャン・グンソクさんとパク・シネさんと4人で一緒にスペシャルライブしたい」と話した。
このツアーでは毎回J-POPのカバー曲を披露しているヨンファだが、クリスマスをテーマにした今回は山下達郎「クリスマス・イブ」のカバーを初披露。そのほかレミオロメン「粉雪」やMr.Children「innocent world」などを届け、「(Mr.Childrenの)桜井(和寿)さんは憧れの人。いつか共演したい!」と熱い思いを語った。
アンコールにヨンファはトナカイの角のカチューシャと赤いマフラーを付けて登場。「Goodnight Lover」では「皆さんのそばにずっといるし! いい曲をずっと作るし!」と笑顔を見せ、ファンと大合唱を巻き起こした。ヨンファは「今年は1月からずっと忙しかった。昔は忙しいと疲れたり、元気をなくしたりしたけど、今は忙しいことが幸せに感じる。今、(数え年の韓国では)29歳。今日は20代最後、今年最後、ツアー最後のライブ。僕は20代をがんばったから、30代がもっと楽しみです。もっと幸せになると思う。釜山からソウルに来て、日本に来た。日本でストリートライブをやってたころは『大きな場所でライブができるようになるのかな?』って思ったけど、今こんなに大きな場所でソロライブをしています。20代の夢は東京ドームでのライブでしたけれど、無理だとあきらめたこともあったんです。でも今年からまた夢になりました。叶ったら一番熱いライブにします! 夢を話すのは恥ずかしいと思うけど、言えば叶う。だから恥ずかしいことじゃない。皆さんも夢を叶えてください。応援しますから。僕はこれからもずっと皆さんのそばにいます。皆さんは僕のそばにいてください。目標まで一緒に行きましょう! また来年も一緒に!」と思いをファンに伝え、「One Fine Day」で20代最後のライブを締めくくった。
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