12月30日(土)17:30よりTBS系にて放送される「第59回 輝く!日本レコード大賞」。放送を前に12月18日に東京・TBS放送センターにて受賞者会見が行われた。
会見には大賞候補となる優秀作品賞受賞者の中から
AAAからはメンバーを代表してリーダーの浦田直也が登壇。彼は「今年は初の4大ドームツアーができて、『LIFE』という曲で、優秀作品賞を8年連続でいただけるので、2017年最高の締めくくりになるようにメンバー全員で力を合わせてパフォーマンスさせていただきたいと思います」と意気込みを語る。
三浦祐太朗は母・山口百恵の名曲を歌ったカバーアルバム「I'm HOME」で企画賞を受賞。三浦祐太朗は「このたびは素敵な賞をいただいてうれしく思っております。今年は母親である山口百恵のカバーアルバムをリリースして、全国いろんな所に歌いに行って、『レコード大賞』に呼んでいただいて。当日は精一杯歌いたいと思います」と語った。荻野目は、大阪府立登美丘高校ダンス部の「バブリーダンス」がネット上で話題になったことから、それに使われている自身の楽曲「ダンシング・ヒーロー」が大きな注目を集め特別賞を受賞。彼女は「35年ぶりに『ダンシング・ヒーロー』が再注目していただけた奇跡の1年になりました。きっかけを作ってくださったのはいろんな方の力があると思うんですが、中でもいちばんのインパクトを与えてくれた、登美丘高校ダンス部の皆さんとの受賞になりました。本当にありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
新人賞を受賞したUNIONEは「素晴らしく名誉のある賞をいただけて幸せな気持ちでいっぱいです。僕たちが最優秀新人賞を取れるように精一杯気持ちを込めてパフォーマンスしたいです」とコメント。中澤は「当日はこの賞に恥じないように歌いたいです。感謝の気持ちとこの賞をいただけた喜びを噛み締めながら精一杯歌わせていただきたいです」、NOBUは「『田舎者だから無理だ』って言われ続けて来ましたが、1月に再デビューをして、すべてこの道につながっていたんだなと確信しております。当日もいつもと変わらず僕にしか歌えない歌を歌って参ります」と笑顔を見せる。つばきファクトリーは小片リサが「素敵な賞をいただき本当にうれしく思っています。当日はメンバー9人一丸となってパフォーマンスしたいと思います」と話した。
今回大賞を競うこととなった、秋元康プロデュースのAKB48、乃木坂46、欅坂46の3組。このことについてAKB48の横山由依は「年末に“賞レース”と言われるような歌番組がいくつかあるんですけど、その中でも“対決”という感じになるのは『レコード大賞』じゃないかなと思っています。秋元康先生がプロデュースするこの3組が『レコード大賞』の舞台に立たせていただくということは、秋元さんの作品が素晴らしいということ。(この3組だけではなく)出演される皆さまがライバルだと思うので、私たちはAKB48らしく大賞を目指していきたいです」と力強く語る。乃木坂46の桜井玲香は「私たちはAKBさんを目標にできたグループですし、欅坂は私たちと同じ“坂道”グループで妹分。結成当時はまさか先輩方であるAKBさんと一緒にこの場所に立てるとは夢にも思ってなかったですし、妹たちまで一緒に初めてを経験、共有できるということは本当に奇跡だと思う。なのでライバルというよりもうれしいという気持ちが強い。でも乃木坂としてはがんばっていきたいと思うので、一丸となって上を目指したいです」とコメント。欅坂46の菅井友香は「今、改めてAKB48さん、そして乃木坂46さんという憧れの大先輩と一緒にここに立たせていただけることに感謝しています。私たちもこれから先輩方のように素敵なアイドルになれるように精一杯気を引き締めてがんばってまいりたいと思います」と意気込みを述べた。
2017年末でグループを卒業する渡辺麻友にとって、AKB48メンバーとして「日本レコード大賞」に出演するのはこれが最後。彼女は「私にとって最後の『レコード大賞』という場に、自分たちの後輩……乃木坂46と欅坂46の皆さんがそろったということで、いい刺激になるというか、お互いが切磋琢磨し合いながら歩んでいきたいなと思います。当日はそれぞれのグループが最高のパフォーマンスをお見せできるように、私たちAKB48もがんばっていきたいなと思います」と発言した。
「日本レコード大賞」の優秀作品賞に初めて選出された三浦大知は「“作品賞”というのが僕の中では大きいです。パフォーマンスをしたり、制作をしたりしていく中で三浦大知という1人の名前でやらせていただいてますが、チームという感覚が強くて。パフォーマンスするときにはダンサーがやるし、ライブのときにはバンド、制作には詞を一緒に書いてくれる人がいて、曲を作ってくれる人がいて。このチームが評価されて作品賞をいただけたことをすごくうれしいなと思っております。本番当日はチームへの思いを感謝に変えて、ファンの皆さんにも届くようなパフォーマンスができたら」と話す。
同じく初めて作品賞を受賞した乃木坂46の桜井は「作品賞って言うのは、今までいただいてきた賞とは違う意味を持っているなと感じています。(乃木坂46が)結成された頃は準備されたものをやるだけで精一杯で“何かを作る”という感覚がなかったんですが、ここ2、3年は自分たちで『こうしていきたい、ああしていきたい』という感情が芽生えて、ここまで走ってきました。6年間経った今、作品賞という名前の賞をいただけたのは私たちを認めていただけたような気持ちでうれしいです。これからどうなっていくかわからないという不安もある中で東京ドームを経験して、『もう一段上に行けるようになりたいね』ってメンバーと気持ちを1つにできた年にこの賞をいただけたことに感謝。これに恥じないように活動を続けていきたいです」とコメント。欅坂46の菅井は「『風に吹かれても』は『人生そんなもんじゃん今を楽しもう』というメッセージが込められているので観てくださっている方に前向きな気持ちになっていただけるようにパフォーマンスできればと。応援してくださる方や家族、スタッフさんがたくさんいらして、このような賞をいただけた。まだまだ未熟なんですけど、感謝の気持ちを込めてこの賞にふさわしいグループになれるように当日まで準備していきたいです」と語った。
会見の終盤、話題は再び渡辺の卒業にまつわるものに。松井珠理奈は「まゆゆさんはAKB48を引っ張ってきた先輩の1人なので、まゆゆさんへの気持ちを込めて当日パフォーマンスしたい。その結果大賞が獲れたらうれしいです。まゆゆさんが卒業してからも48グループを盛り上げたい気持ちがあるので、姉妹グループのSKE48としてもこの舞台に上がれるくらいの力を付けて10年目を盛り上げていきたいと思い、気合が入りました」と語り、横山が「AKB48はメンバーの変動があるグループなんですけど、私自身先輩たちが『レコード大賞』のステージに立つのを楽屋で観ていた頃があって、あんなカッコいい先輩みたいになりたいなと思って活動をがんばってきました。それを引っ張っていたまゆゆさんが卒業される前最後の『レコード大賞』の舞台。後輩たちにいい景色を見せてあげられるように、私は最後のまゆゆさんの背中からたくさん学んでいきたいなと思います」と話すと、渡辺は瞳をうるませていた。
最後に乃木坂46にも、渡辺の最後の「レコード大賞」について質問が飛ぶ。桜井は「歌番組で競演する機会も昔に比べてグッと増えましたが、まゆゆさんのアイドルとしてのオーラがすごくあって、楽屋でモニターで観ているときにも『かわいい!』ってメンバーが口々に言っていて。きっと憧れているメンバーがうちには何人もいたと思います。寂しさもありますけど、ものすごい近くでまゆゆさんの『レコード大賞』のラストステージを観られるのは貴重なので、私たちもしっかりと目に焼き付けたいなと思います」と話した。
また本日12月21日には、「第59回 輝く!日本レコード大賞」の司会者が発表された。昨年に引き続き安住紳一郎TBSアナウンサーと天海祐希が番組を盛り上げる。
※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
TBS系「第59回 輝く!日本レコード大賞」
2017年12月30日(土)17:30~(※一部地域を除く)
安住紳一郎TBSアナウンサー コメント
今年も様々なアーティストの皆さまがステージに登場いたします。
年末12月30日、なんとなく1年押し迫る中で、たくさんの方々の熱量を感じられるステージを私自身も楽しみにしておりますし、そのステージを余すところ無く伝えられるように励んでまいりたいと考えており
ます。
天海祐希 コメント
安住さんと一緒にアーティストの方々のその1年を締めくくる大きなイベントに少しでも力になれるよう頑張りたいと思います。
「第59回日本レコード大賞」受賞者 / 受賞作品
優秀作品賞
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・氷川きよし「男の絶唱」
・三山ひろし「男の流儀」
・欅坂46「風に吹かれても」
・AI「キラキラ feat.カンナ」
・西野カナ「手をつなぐ理由」
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・SEKAI NO OWARI「RAIN」
新人賞
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・中澤卓也
・NOBU
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特別賞
・阿久悠
・安室奈美恵
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・ゆず
・和田アキ子
作曲賞
・杉山勝彦(家入レオ「ずっと、ふたりで」など)
作詩賞
・徳永英明(徳永英明「バトン」)
編曲賞
・中田ヤスタカ(きゃりーぱみゅぱみゅ「良すた」「原宿いやほい」など)
最優秀アルバム賞
・Suchmos「THE KIDS」
優秀アルバム賞
・桑田佳祐「がらくた」
・クミコ with 風街レビュー「デラシネ deracine」
・高田漣「ナイトライダーズ・ブルース」
・上原ひろみ×エドマール・カスタネーダ「ライヴ・イン・モントリオール」
企画賞
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・はなわ「お義父さん」
・The KanLeKeeZ「G.S. meets The KanLeKeeZ」
・松田聖子「SEIKO JAZZ」
・「美女と野獣 オリジナル・サウンドトラック」
・五木ひろし「船村徹 トリビュートアルバム~永遠の船村メロディー~」
最優秀歌唱賞
・天童よしみ
日本作曲家協会選奨
・杜このみ
特別顕彰
・大月みやこ
功労賞
・伊藤雪彦
・小西良太郎
・鈴木淳
・筒美京平
・もず唱平
・湯川れい子
特別功労賞
・小川寛興
・かまやつひろし
・北原じゅん
・曽根幸明
・平尾昌晃
・船村徹
・ペギー葉山
※ 徳永英明の「徳」と「英」は旧字体、「deracine」の「e」はアキュートアクセント付きが正式表記。
リンク
- 第59回 輝く!日本レコード大賞|TBSテレビ
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