これは1月に最新シングル「美しい日 / 全部」がリリースされたことを記念して行われているツアー。4月8日に実施された岡山・CRAZYMAMA KINGDOM公演に続く2会場目となった日比谷野音は、渋谷龍太(Vo)がすべてのライブ会場の中で最も憧れていたという思い入れの強い場所だ。
快晴の中、ステージに現れたメンバーは「聖地、日比谷野外大音楽堂に参上! よろしくお願いします!」という渋谷の挨拶を合図に、最新シングルを含む楽曲群をじっくりと届けていく。バンドは力強い演奏と渋谷の情感あふれる歌声でオーディエンスの目を釘付けにしながらも、曲間にはリラックスした様子で客席との会話を楽しんだ。
憧れの日比谷野音のステージに立った渋谷は、「レジェンドと言われるような先輩たちが立ってきたこの場所をツアー会場に選んだのは、僕のワガママです(笑)」と喜びをにじませる。さらに超満員の会場を見渡しながら「正直、バンドを始めた頃はこのビジョンは想像してなかった。俺は上杉(研太 / B)に誘われて、なりゆきでバンドを始めたから」と述べると、バンドのリーダーを務める上杉が食い気味で「俺は確信を持ってたけどね!!」と声を上げるシーンも。メンバーは「さすがリーダーだな」と笑い、会場には和やかな空気が広がった。
終盤では渋谷の「東京の夜に、この歌を歌いたいと思います」という言葉から、すっかり日が沈んだ野音で「東京流星群」が披露される。メンバーは歓喜の声を上げたオーディエンスと共に力強いシンガロングを響かせ、会場の熱気をピークへと到達させた。
終演後、メンバーに感想を求めると、渋谷は「僕の中の1番の聖地である日比谷野外大音楽堂でライブがやれたということで、すごく感慨深いものがありました。立ちたいと思っていたところに立ったときに、たくさんの方が観に来てくれたのが何よりうれしかった」としみじみとコメント。また藤原“28才”広明(Dr)は「今日しかできない、見れない景色があったと思います。いいところは生かして、悪いところは直して、いいファイナルを迎えたいと思ってます!」と、5月13日に控えるツアーの大阪・大阪城音楽堂公演に向けて意気込んだ。
終演後メンバーコメント
上杉研太(B)
野音最高でした! 次の大阪城野音もしっかりと届けたいと思うので、よろしくお願いします。
渋谷龍太(Vo)
僕の中の1番の聖地である日比谷野外大音楽堂でライブがやれたということで、すごく感慨深いものがありました。立ちたいと思っていたところに立ったときに、たくさんの方が観に来てくれたのが何よりうれしかった。うれしかったと同時に、いろんな課題であったりとか、反省点が見つかって、1個ここでまた気を引き締めなきゃいけないなと思っているので、がんばります。
柳沢亮太(G)
天気にも恵まれて、野外でのワンマンライブ初めてだったんですけど、3000人ぐらいのお客さんが来てくれて、一緒に歌ってくれるのはすごいことだなと改めて思いました。この楽しさをもっともっと大きくできるように、より一層精進していきたいと思います。
藤原“28才”広明(Dr)
初の野外ワンマンで、今日しかできない、見れない景色があったと思います。いいところは生かして、悪いところは直して、いいファイナルを迎えたいと思ってます!
SUPER BEAVER「シングル発売記念“岡東阪”ラクダSP」(※終了分は割愛)
都会のラクダSP~ラクダキャッスル~
2017年5月13日(土)大阪府 大阪城音楽堂
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