メンバー16人による「12月24日のドレスコーズ」大団円、ニューアルバム発売告知も

ドレスコーズが昨日12月24日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにてワンマンライブ「12月24日のドレスコーズ」を開催。栗本ヒロコ、菅大智、有島コレスケ（told、arko lemming）、長谷川智樹といったこれまでのドレスコーズ参加メンバーや、CHIE（LEARNERS）、ナガイケジョー（SCOOBIE DO）がサポートメンバーとして駆けつけ、総勢16人でライブが繰り広げられた。

ライブは3部構成で行われ、第1部はストリングスやパーカッションを加えた大編成による「Opening（Silent Night）～序曲（冬の朝）」でスタート。続いてトランペット、トロンボーン、サックスを加えた「ドレスコーズ クラシック」と称するにぎやかな編成で「恋するロデオ」「Lily」を演奏した。途中、志磨遼平がハーモニカを演奏し、ドレスコーズのデビューシングル「Trash」をこの日のためにクラシックアレンジした「新Trash」として披露。志磨は「皆さん、今年はどんな年でしたでしょうか？ 最悪な1年だったとしても私がケリをつけてあげよう！」とオーディエンスに宣言し、「あん・はっぴいえんど」「贅沢とユーモア」「みなさん、さようなら」といったアッパーチューンで会場を揺らした。

第2部は新曲でセットリストが構成され、バンドメンバーとしてナガイケジョーがベース、有島コレスケがギターで参加。この日が初披露となった「common式」「エゴサーチ・アンド・デストロイ」を演奏した志磨は「アルバムが3月1日に出ます。ものすごいものを作ってしまった。僕は今、燃えています」と観客に告げた。これら2曲は最新シングル「人間ビデオ」と共に、3月1日に発売される5thアルバム（タイトル未定）に収録されるという。

第3部は「Sleigh Ride」「Jingle Bells」といったクリスマスソングのカバーを軽快なビッグバンドアレンジで披露。「愛のテーマ」では再びストリングも加わり、アンコールでは志磨の「すべての幸せを祈って、この歌で終わります」という言葉と共に、毛皮のマリーズが最後に発表した楽曲「クリスマス・グリーティング」が演奏された。

昨日開催された「12月24日のドレスコーズ」の映像は、3月1日発売の5thアルバムの初回限定盤DVDに収録。タワーレコード、HMV、TSUTAYA、Amazon.co.jpでは購入者特典として同公演のライブCDが配布される。なおライブCDは店舗ごとに異なる楽曲が収録される。