高橋みなみ、最後の劇場公演完遂「才能がないなら努力すればいい」

2016年4月10日 19:21 357 4 音楽ナタリー編集部

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4月8日に東京・AKB48劇場にて高橋みなみの卒業公演が実施された。

「高橋みなみ卒業公演」アンコールの様子。(c)AKS

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高橋みなみ (c)AKS［拡大］

ライブが始まり、1人でステージに現れた高橋は「桜の花びらたち」をアカペラで披露。オーディエンスが手拍子を鳴らすと、彼女は目に涙を浮かべながら同曲を歌いきった。グループのメンバーもパフォーマンスに加わった2曲目以降は、「PARTYが始まるよ」「会いたかった」「誰かのために」「ただいま恋愛中」「恋愛禁止条例」「目撃者」と、AKB48の公演タイトルとなった楽曲が順番に届けられる。「目撃者」歌唱時には岩佐美咲や倉持明日香といった卒業生もライブに参加し、高橋の晴れ舞台を盛り上げていった。

「高橋みなみ卒業公演」の様子。 (c)AKS［拡大］

ライブ中盤のユニット曲のコーナーで彼女たちは、「スカート、ひらり」「Bird」「純愛クレッシェンド」など同じく劇場公演曲を次々と歌唱。また高橋のソロによる「愛しさのアクセル」で彼女が剣を使ったパフォーマンスを繰り広げると、客席からは盛大な歓声が沸き上がる。MCでは、卒業公演に参加できなかった篠田麻里子が生電話でトークに参加。また4月8日に誕生日を迎えた高橋にケーキがプレゼントされるなど、メンバーとオーディエンスは一体となって彼女を祝福した。本編終盤は「RIVER」「大声ダイヤモンド」「唇にBe My Baby」など、AKB48の新旧シングル曲を連発。最後に高橋は「最高でした。楽しかった。ありがとうございました」と挨拶し、ステージをあとにした。

左から高橋みなみ、前田敦子。(c)AKS［拡大］

AKB48劇場の壁から自身の写真を外す高橋みなみ。 (c)AKS［拡大］

会場内に「みなみ」コールが響くと、ライブはアンコールに突入。白いドレスに着替えた高橋は、大粒の涙を流しながら「背中言葉」を熱唱した。歌唱後、彼女は「泣いた数のほうが多かったかもしれません」と10年にわたるグループでの活動を振り返り、「ただただ10年感謝です。最高に幸せでした。今日この日まで応援してくれた皆さんに『ありがとう』と言いたいですし、48グループを支えくださったスタッフの皆さんにも『ありがとう』と言いたいですし、総監督だった私についてきてくれて本当にありがとう。たくさん話してきたし、怒ってきたし、本当に申し訳なかったなと思っています。でもみんなが聞いてくれていたから、耳を傾けてくれていたから、今日この日まで務めてこれたなと思います」と挨拶をした。この日最後の楽曲「桜の花びらたち」歌唱時には前田敦子や板野友美、星野みちるといった1期生のメンバーもステージに駆け付け、彼女の卒業を祝福した。

ライブ後、囲み取材に応じた高橋は「私は秀でてる才能がないメンバーでした。歌がうまいわけでも、ダンスが上手なわけでもないんです。でも才能がないなら、ないなりに努力すればいいってことをAKB48で教わりました。これから1人になって苦しい時期もあると思うんですけど、AKB48で10年かけて成長してこれたようにゆっくりといろいろと学んでいきたいと思っています」とコメント。目に涙を浮かべながら会場をあとにした。

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AKB48「高橋みなみ卒業公演」
2016年4月8日 AKB48劇場セットリスト

01. 桜の花びらたち
02. PARTYが始まるよ
03. 会いたかった
04. 誰かのために
05. ただいま恋愛中
06. 恋愛禁止条例
07. 目撃者
08. Pioneer
09. スカート、ひらり
10. 嘆きのフィギュア
11. ガラスのI LOVE YOU
12. Bird
13. 純愛のクレッシェンド
14. 愛しさのアクセル
15. RIVER
16. 大声ダイヤモンド
17. 唇にBe My Baby
＜アンコール＞
18. 背中言葉
19. 10年桜
20. 桜の花びらたち