「MESSENGER tour」はバンドにとっておよそ5年ぶりのワンマンツアー。事前にTwitter上でファンからのリクエストを募っており、当日はリクエストを反映させたセットリストが展開された。
彼らは昨年9月にリリースされた最新ミニアルバム「PRESENCE」収録の「MESSAGE」をはじめ、「STAY YOUTH FOREVER」「SOS」など新旧織り交ぜた楽曲を序盤から次々と畳み掛けていく。馬場豊心(Dr)は「FAR EAST EMOTION」で高速ビートを繰り出したかと思えば、「[UNTITLED]」では変拍子を器用に操り、笠原健太郎(Vo, G)と井村知治(Vo, B)は交互にボーカルを取ったりコーラスを重ねたりしながら、メロディアスなナンバーを歌い上げていった。また笠原の「好きな曲がきたらどんどんアピールしてくれよ」という呼びかけ通り、ファンはモッシュやクラウドサーフ、シンガロングなどでバンドの熱演に応えた。
MCでは笠原が「気持ちの舞い上がりがすごい」「(リクエストを反映したセットリストに)自分たちも興奮してる」と声を弾ませる。また笠原が「Northern19はなかなかいい曲が多いと思いませんか?」と胸を張れば、馬場が「俺も思ってた」、井村が「バンドを組んで最初に作ったのが『SUMMER』だよ。やべえな」と同意。ファンからも賛同の声や拍手が起こり、3人はうれしそうな笑顔を見せた。
バンドはさらに、東京公演で一番リクエストの多かったという「ANSWER」、四季をコンセプトにしたシングルの冬編「WINTER, WINTER」に収録の「SNOWBLIND」、ミディアムチューン「FIREWORKS」などをプレイ。井村は拳を握り締めながら歌唱し、笠原はギターをかき鳴らしてエモーショナルな演奏を見せた。
終盤には笠原がこれまでのバンド活動を回想。「俺たちはそんなに器用なバンドじゃないから、うまいこと言ったりやったりできないけど、思いは全部曲に込めてる。だからいつ誰がどの作品を手に取っても、間違いないと思います」と語る。そしてオーディエンスへ向かって「これからもNorthern19を、Northern19の曲を愛し続けてください」とメッセージを送り、アンコールまで駆け抜けた。
「MESSENGER tour」は2月11日の愛知・名古屋CLUB QUATTRO公演まで残り6公演。またNorthern19はこのステージ上で、今月から毎月19日にイベントを実施するという企画「毎月19日はノーザンの日!」の開催を発表した。イベントの初回は1月19日に東京・池袋MANHOLEにて行われる。チケット情報など詳細はオフィシャルサイトで確認を。
Northern19「MESSENGER tour」(終了分は割愛)
2016年1月15日(金)大阪府 心斎橋CLUB DROP
2016年1月17日(日)福岡県 Queblick
2016年1月22日(金)宮城県 仙台MACANA
2016年1月24日(日)北海道 COLONY
2016年2月6日(土)岡山県 CRAZYMAMA 2nd Room
2016年2月11日(木・祝)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
毎月19日はノーザンの日!
2016年1月19日(火)東京都 池袋MANHOLE
<出演者>
2016年2月19日(金)神奈川県 横須賀かぼちゃ屋
<出演者>
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