開演時間を迎え、さかいは種子田健(B)、田中“TAK”拓也(G)、望月敬史(Dr)、pochi(Key)の奏者4人とコーラス担当の吉岡悠歩、Lynを交えた7人編成でライブを実施。冒頭からSEに乗せてテンポよく「ジャスミン! 2015!」と声を上げて観客とコール&レスポンスを楽しんでから「ストーリー」「WALK ON AIR」をプレイする。そして彼は「今日はさかいゆうファン初心者にも、さかいゆうファン古株にも楽しめる内容にします。ひさびさに練習した、普段あまり演奏しない曲を聴いてください」と話し、2012年発表のアルバム「How's it going?」収録曲でリリースツアー以来演奏していなかった「パスポート」を披露した。
さかいはこの日、自分がなぜライブでカバー曲をプレイするかについて「単に歌いたいだけじゃなく、自分の血になった曲こそ自分でやりたいから」と説明。そして自身が中学時代に聴き、ソウルミュージック好きの原点になっているというORIGINAL LOVE「接吻」をバンドでカバーした。続けて彼はハンドマイクを手にステージを歩きながら田中と2人でマイケル・ジャクソン「Rock With You」もカバー。その後はPochiと2人で、渡米した共通の友人を送り出す際に作ったオリジナル曲「Sammy」をしっとりとパフォーマンスした。
ライブ後半には事前にファンからTwitterなどで演奏曲を募ったリクエストコーナーも。さかいは青い照明を浴びながらバラード曲「Room」をしっとり歌ったかと思えば、そのままノンストップで演奏をアッパーチューン「月明かりのメランコリック」に切り替えて場を盛り上げる。青から鮮やかなイエローに切り替わったライトの下で、バンドははつらつとしたアンサンブルを繰り広げる。そしてさかいはMCにてニューアルバム「4YU」の発売を観客に告げて「これまでで一番時間がかかったアルバムです。アルバムにはいろいろなジャンルの音楽が詰まっています」と説明。「その中でも特にクールなこの2曲を聴いてください」と話して新曲「愛は微熱」と「トウキョーSOUL」の2曲を続けてパフォーマンスした。
本編ラストは最新シングルであり新作アルバム収録曲「ジャスミン」。さかいは「ジャスミンという言葉には『天からの贈り物』という意味があるそうです。大切な人を思い浮かべながら聴いてください」と語り、楽曲を丁寧に歌い上げる。そして彼は楽曲のアウトロで「僕にとっての“ジャスミン”は、中野サンプラザに来てくれた皆さんだぜ!」と叫んでライブ本編を終了させた。
アンコールではさかいと、彼から指名された観客の2人がジャスミンのアロマを含ませたツアータオルを振り回しながら客席通路を歩いて来場者に香りを届けるという一幕も。そして彼はコーラスの2人とマイクリレーする形でMaroon 5「Sunday Morning」のカバーを少し歌ってから「ピエロチック」を歌唱。「Jingle Bells」のメロディを織り交ぜた演奏を届けたのちに彼は高知県民謡「よさこい鳴子踊り」も披露してオーディエンスを楽しませた。アンコールの最後はさかいの代表曲「薔薇とローズ」。観客の手拍子を自然発生させ、一体感を作り上げてさかいはライブを締めくくった。
さかいゆう TOUR2015 “ジャスミン”
2015年12月19日 中野サンプラザホール セットリスト
01. ストーリー
02. WALK ON AIR
03. パスポート
04. ララバイ
05. されど僕らの日々
06. 接吻(ORIGINAL LOVEカバー)
07. Rock With You(マイケル・ジャクソンカバー)
08. sammy
09. Room
10. 月明かりのメランコリック
11. 愛は微熱
12. トウキョーSOUL
13. まなざし☆デイドリーム
14. ジャスミン
<アンコール>
15. ピエロチック
16. よさこい鳴子踊り
17. 薔薇とローズ
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はい @hi_chi
"そして自身が中学時代に聴き、ソウルミュージック好きの原点になっているというORIGINAL LOVE「接吻」をバンドで…"
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