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「6年間ありがとう!」しず風&絆、笑顔と涙で全員卒業

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「しず風&絆~KIZUNA~ THE LAST LIVE @TOKYO ~偽りのさ・よ・な・ら~」の様子。

「しず風&絆~KIZUNA~ THE LAST LIVE @TOKYO ~偽りのさ・よ・な・ら~」の様子。

しず風&絆~KIZUNA~が9月23日に東京・SOUND MUSEUM VISIONにて「しず風&絆~KIZUNA~ THE LAST LIVE @TOKYO ~偽りのさ・よ・な・ら~」と銘打ったライブを開催。このライブをもってメンバー全員が卒業した。

今年5月に水野晴子が体調不良のためグループを卒業したことを受け、メンバー全員で話し合った結果、今夏をもって全員卒業という結論を出したしず風&絆。彼女たちは卒業ライブの日までに地元・名古屋や思い出深い東京・ダイバーシティ東京プラザ2F フェスティバル広場でこれまでの活動を振り返るような熱いライブを繰り広げ、ラストライブまでの気持ちを高めていった。

そして迎えたグループのラストライブには、彼女たちの最後の勇姿を見届けようと大勢のバーサスファミリー(しず風&絆ファン)が会場に集結。オープニングでは彼女たちのこれまでの活動をまとめた映像が流され、バーサスファミリーは何度も「気合い入れて行くぞー!」と連呼する。そして空手着を着たメンバー全員が登場し、「Pump It」の曲にあわせたダンスパフォーマンスでライブを開幕させた。その後、真野しずく、立花風香の2人からなるしず風のライブへ突入。2人は「ドキドキ☆パニック」からアイドル全開のライブを繰り広げオーディエンスを大いに沸かせた。続けて白鳥美海、立花美空、桜山澪の3人が合流し「パンチドランカー」を披露。フロアの熱気を上昇させたところで今度は絆~KIZUNA~のターンへ。立花美空、白鳥、桜山の3人は代表曲「交-majiwari-」で激しいダンスを届けてオーディエンスを魅了する。ライブ序盤ではそのほかに「宇宙は大ヘンだ!!」「夏祭り」などがメンバー5人によって歌い上げられ、フロアは笑顔に包まれた。

最初のMCではメンバーの自己紹介にあわせてバーサスファミリーから彼女たちへ卒業証書が授与される。ファンはメンバーそれぞれに対して6年間のエピソードを交えつつ感謝の気持ちを述べて卒業証書を手渡した。白鳥は「今日はラストライブです。一瞬で今日という日が来てしまって動揺を隠しきれません。ラストってこういう気持ちなんだなと。全力でがんばっていきましょう!」と最後のライブへの意気込みを述べた。また東京でのライブの思い出について立花美空は「キャンピングカーで移動して東京まで来てたんですけど、遠征を続けていくうちにたくましくなりました。渋谷の街やショッピングモールをパジャマで移動したこともあったね(笑)。でも今日が一番楽しい思い出になるようにしようね」とコメント。ひと笑い起こしたところで5人は再び「カプセルカプセル」からライブを再開させた。

これまでの彼女たちのライブで歌われてきた楽曲が惜しみなく披露されていく中、ライブ中盤には真野、桜山による小泉今日子「なんてったってアイドル」、立花美空、白鳥による大塚愛「Happy Days」、立花姉妹によるZONE「secret base ~君がくれたもの~」といったカバー曲が届けられる。そしてライブ後半戦では、メンバーがバーサスファミリーに支えられながら頭上を歩き歌唱する「歩いていこう」が披露され、改めてお互いの絆の深さを確かめ合った。

その後5人は「楽しかった6年間、一生忘れません」と挨拶し、6年間の思いを込めた手紙をそれぞれ朗読していく。立花美空は「こんな素敵な皆さんの前で大好きな歌を歌うことができてとても誇りに思ってます。本当にありがとうございます。しず風&絆としてたくさんの経験をしてきました。みんなでたくさん笑って、泣いて、怒って、喜んで、本当に楽しい毎日でした」と涙ながらに6年間を振り返る。そしてそれぞれのメンバーと橋本慶太朗社長に対する思いを述べた彼女は「しず風&絆に付いてきてくれてありがとう。たくさんの幸せを本当にありがとうございました」と感謝の言葉で締めくくった。

立花風香は「初めの頃は風香のファンがあまりいなくてサイン会や物販でボーっとするしかなくて落ち込んでました。でも何があっても笑顔でいようと思いました。こんな風香のことを推してくれるたくさんのファンの方がいてくれて本当にありがとう。こんなにも温かくて元気でマナーのいい現場を作ってくれて本当にありがとう。みんなの笑顔を見て何度もがんばろうって思ったよ。6年間、しず風&絆のメンバーで本当によかったよ。この6人だからここまで来れました。悔いはないです。風香はみんなのことが大好きです。みんなのことは忘れません。みんなは風香の誇りです」とバーサスファミリーへ何度も感謝の気持ちを伝えた。

桜山は「中学生からアイドルをやってきたけど、自分の青春は全部アイドルに費やしてきました。最後だから言えるけどアイドルをやりたいなんて、今もまだ思ってなくて、楽しかったことよりもツラいことばかりで、ずっと辞めたいとしか思ってませんでした。でもそんな私をたくさん怒ってくれて救ってくれたのがママでした」と母への感謝を述べ始める。続けて桜山はファンに向けて「澪が自分のファンの人に冷たかったのは自分のことを好きと言ってくれる人と話すのが恥ずかしかったからです。だから冷たくして傷つけてしまってごめんなさい。みんなからたくさんの愛をもらってありがとうございました。バーサスファミリーは澪の宝物です。これからも澪を好きでいてね」と最後に本心を語った。

真野は「今日で卒業です。この6年間、楽しいことやツラいこと、たくさんありました。心配させちゃうこともありましたね。しず風&絆を好きになってくれて、しずくを好きになってくれてうれしかったです。普通の女の子じゃ経験できないことができてよかったと思ってます。バーサスファミリーが自慢だし大好き。しずくの人生に素敵すぎる思い出を残してくれてありがとう。6人で卒業できなかったのが心残りだけど6人が自慢のメンバーです」と述べ、最後にメンバーへの思いを打ち明けた。

白鳥は開口一番「美海はもうみんなの手紙を聞いてたら満足しちゃった」とコメント。そして白鳥はゆっくりとした口調で「晴子のそばにずっといたのに最後まで支えてあげられなかったから、そのぶん美海が最後までがんばろうって思いました。しず風&絆は1人でも欠けたら全員で辞めようと言ってました。本当はもっと前に全員辞めていたかもしれなかったんですけど、美海がみんなを引き留めました。晴子のことを忘れたことは一度もありません。最後6人で迎えられなかったこと、本当にごめんなさい。しず風&絆は6人だったとちゃんと覚えていてください。みんなに出会えて本当によかったです」と涙ながらに語り、ファンからの「ありがとう!」の言葉に包まれた。

そしてメンバーより橋本社長へプレゼントが手渡される。真野は「小さいときからずっと家族みたいに仲良くしてくれて、しずくのパパの代わりみたいでした。支えてくれてありがとうございました」と涙交じりでコメント。立花風香は「一切怒らなくて優しくしてくれてありがとう」と感謝の言葉を伝え、2人は色紙と帽子をメンバーを代表して社長へ贈った。会場が涙で包まれる中、ライブは最終局面へ。「交-majiwari-」「チェッカーフラッグをとめろ」「PINKのロケット☆彡」の3曲を涙交じりに歌い上げた5人は、ファンに挨拶しライブ本編を終えた。

アンコールでは各自の生誕Tシャツを着たメンバーが登場し「ドキドキ☆パニック」を披露。「私たちの最後の曲、聴いてください」と白鳥から曲フリが行われ「偽りのさ・よ・な・ら」が歌唱されると、バーサスファミリーは一斉にペンライトを掲げ彼女たちの卒業を祝した。そしてファンからメンバーへ花束とこれまでの活動をまとめたDVD、ポスターが手渡される。メンバーは感謝の気持ちを伝えるように客席に下りて「しず風にのって」を歌唱。しかし、これがラストということに物足りなさを感じたメンバーとファンは「元気に打ち上がっていこう!」と叫び、ラストナンバー「PINKのロケット☆彡」を熱唱する。勢いよく大ジャンプを繰り広げたメンバーは「本当に6年間ありがとうございました!」と挨拶し、大歓声に包まれながらグループとしての活動に幕を閉じた。

しず風&絆~KIZUNA~ THE LAST LIVE @TOKYO ~偽りのさ・よ・な・ら~
2015年9月23日 SOUND MUSEUM VISION セットリスト

01. Pump It
02. ドキドキ☆パニック
03. パンチドランカー
04. 交-majiwari-
05. 宇宙は大ヘンだ!!
06. ドッキュンLOVE▽
07. 夏祭り
08. カプセルカプセル
09. ラムのラブソング▽
10. Outrageous
11. チェッカーフラッグをとめろ
12. GET THE GLORY
13. つくしん暴
14. はじめてのチュウ
15. なんてったってアイドル(真野しずく・桜山澪)
16. Happy Days(立花美空・白鳥美海)
17. secret base ~君がくれたもの~(立花風香・立花美空)
18. GROWING UP
19. 歩いていこう
20. しず風にのって
21. ぶたマルUPっ▽ぷぅ
22. つくしんぼう
23. WONDER PARADE
24. トキメイクライフ
25. 交-majiwari-
26. チェッカーフラッグをとめろ
27. PINKのロケット☆彡
<アンコール>
28. ドキドキ☆パニック
29. 偽りのさ・よ・な・ら
30. しず風にのって
<ダブルアンコール>
31. PINKのロケット☆彡

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