「全公演最高！」ベビレ、エモーショナルな全国ツアー完走

ベイビーレイズJAPANが6月19日に神奈川・CLUB CITTA'にて「ベイビーレイズJAPAN SPRING TOUR 2015 -IDOROCK SENSATION-」と銘打った全国ツアーのファイナル公演を開催した。

昨年末、東京・日本武道館で単独公演を行い“日本一のアイドルグループ”を目指すべく2015年より“ベイビーレイズJAPAN”に改名した彼女たち。心機一転、新たな目標を掲げて全国ツアーに挑んだ5人は、全21公演にも及んだライブでさらに成長した姿をファンに見せつけ、ファイナル公演の地・CLUB CITTA'に乗り込んできた。会場にはおよそ1200人ものファンが駆けつけ、超満員のフロアは開演前から熱気に包まれた。

この日は全編バックバンドによる生演奏でライブを実施。テンションを上げるSEに合わせてメンバーが次々にステージに姿を現すと、開口一番で林愛夏が「川崎！ いくぞー!!」と叫び熱狂的なライブは開幕した。まずはグループが掲げる“EMOTIONAL IDOROCK”が色濃く感じられる「ベイビーレボリューション」で5人は会場の熱気を一気に上げていく。挨拶もそこそこにメンバーは、このツアーで初披露した新曲「SHOW TIME」で激しいヘッドバンギングを行い、「新しい世界」「ボクラノリアル」と序盤から攻めの姿勢を崩さない。

ライブ中盤では代表曲「暦の上ではディセンバー」からメドレーがスタートし、「涙の名前」「マジックアワー」といったタイプの異なるナンバーが届けられる。そして続くMCでは大矢梨華子が林、渡邊璃生を従えて“先生と園児”を演じ、新曲「世界はチャチャチャ！」の振りをキュートにオーディエンスに解説。本番では会場全体で息の合った振りを行い一体感を演出した。

ライブ終盤では「TIGER SOUL」「ミチシルベ」といったさらにエモーショナルなナンバーが投下され、メンバーとオーディエンスのテンションは最高潮に。そして5人は4月にリリースされた新曲「栄光サンライズ」を熱唱して、フロアの熱気を爆発させてライブ本編を終えた。

ファンからの熱いアンコールを受けてステージに再登場したメンバーは、8月19日に10thシングルをリリースすることを明かし、この表題曲である「Pretty Little Baby」を早々にお披露目しファンを大いに沸かせた。歌唱後、傳谷英里香はツアーを振り返り「改名したことで不安になってしまったファンの皆さん、ごめんなさい。離れてしまった人もいましたが、今、私たちの目の前にはこんなにも支えてくださる方が集まってくれて。皆さんと一緒に作り上げた今回のツアー、全公演最高でした！ ありがとうございました！」と感謝の言葉を述べる。

そしてメンバーは9月12、13日の2日間にわたって東京・Zepp DiverCity TOKYOで単独ライブを開催することを発表し大歓声に包まれた。大矢は「9月に3周年を迎えるわけですが、単独ライブではいい汗をかいてほしいです！ みんなの期待に応えられるライブになると思います！」とZepp DiverCity TOKYOでのライブをアピールした。

ライブはそのままラストスパートに突入し、5人は1stシングル「ベイビーレイズ」を投下。林の「ラストいけるかー!? みんなの声を聴かせてくれ！ ついてこい！」というシャウトにオーディエンスは大歓声で答え、彼女たちはラストナンバー「夜明け Brand New Days」を熱唱してツアーファイナルを大団円で締めくくった。