Metis、25歳の誕生日に小学校で感涙イベント

2009年3月30日 16:05 1 音楽ナタリー編集部

Metisが3月28日に札幌・札苗北小学校を訪問し、スペシャルイベントを開催した。

Metisとは？

1984年生まれ、広島出身の女性レゲエシンガー。2005年に1stミニアルバム「ANSWER」をリリースすると、口コミから火が着き大きな注目を集める。2006年にはミニアルバム「WOMAN」で、満を持してメジャーデビュー。ソウルフルでメッセージ性の高い、本格的なレゲエサウンドで幅広い層から支持を獲得している。

イベントで歌われた「アオギリの木の下で」は、ミニアルバム「手をつなごう」に収録されているナンバー。なお、Metisはインディーズ時代のアルバム2枚を1枚にまとめた「ANSWER+MUSIC」を4月8日にリリースする。

大きなサイズで見る

Metisが広島の原爆被災者の実話に感動し作った「アオギリの木の下で」をとおして出会った、Metisと札苗北小学校の生徒たち。2008年3月には当時6年生だった生徒たちがMetisと一緒に「アオギリの木の下で」「母賛歌」を歌う機会があり、以降もMetisの母親が癌で闘病生活を送っていた際に生徒たちがMetisに向けて激励の手紙を書くなど交流を深めてきた。

約1年ぶりの再会となったこの日、イベントが行われた学校の視聴覚室には約80名の生徒と父兄を合わせて約130名が集合。温かい歓迎を受けたMetisは「皆からの温かい心のこもったお手紙のおかげで、本当に救われました。そして、そんなみんなに感謝を込めて新しい曲が出来たので、今日はその新曲を皆にプレゼントしたいと思います」と述べた後、新曲「ずっとそばに…」を披露。そして「卒業して違う学校に行っても皆はずっと友達だよ。これからどんな辛いことがあっても、孤独を感じても皆は一人じゃない。ここにいる友達、家族……必ず見守ってくれる人がいるから、心は繋がっているから、勉強に恋に頑張って」と生徒たちにメッセージを送った。

続いて、その日25回目の誕生日を迎えたMetisに、子供たちから歌や花束、バースデーケーキ、メッセージカードなどが贈られた。Metisは子供たちからのサプライズプレゼントに涙を浮かべながら「こうやって私を励ましてくれる、遠い場所にいても気持ちが伝わってくる、繋がっていると感じる手紙やメッセージを本当にたくさんもらって、今日も自分は歌うことが出来ると実感しました。これからも皆を勇気付けられる歌を歌っていきます」とコメント。決意も新たに小学校を後にした。

なお、この日の模様はYouTubeのユニバーサルミュージック公式チャンネルにて配信中。イベントで披露された新曲「ずっとそばに…」の着うたは、リリースに先駆け本日3月30日より配信が行われている。