男装の7人組THE HOOPERS“金メダルパワー”授かったデビュー記念日

7人組ガールズグループのTHE HOOPERSが本日3月4日に東京・ヴィーナスフォート 教会広場にて、本日発売されたデビューシングル「イトシコイシ君恋シ」のリリース記念イベントを行った。

THE HOOPERSは男装した女性7人で構成されるグループ。ステージ奥の扉が開き、扉の奥に佇む彼女たちのシルエットが浮かび上がると集まったファンは歓声を上げる。7人は「からくりピエロ」でイベントをスタートさせ、機械的な動きを特徴とした息の合ったダンスパフォーマンスを披露した。

泉貴は「みんな来てくれてありがとう！」と挨拶。星波は「短い間ですが、俺たちと盛り上がっていきましょう」と続ける。鑑賞エリアを見渡した麻琴は「夢みたいだよね。こうやってデビュー日を迎えられて、本当に応援してくれているみんなのおかげだと思っています」と感激の表情を浮かべた。

彼女たちは自己紹介を終えると、スペシャルゲストとしてロサンゼルス五輪体操男子金メダリストの森末慎二をステージに呼び込む。「イトシコイシ君恋シ」のパフォーマンスの中に、平行棒における森末のオリジナル技「モリスエ」に着想を得た振り付けが盛り込まれていることからこのイベントに招かれた森末は「デビューおめでとう！」と7人を祝福。そしてポケットから無造作に金メダルを取り出し「せっかくだから持ってきたよ！」とメダルを彼女たちに手渡した。

突然の出来事に「えー！」と驚く7人をよそに、森末は「デビューだからみんなにパワーを与えないとと思って。このメダルはきっとパワーあるから触っといたほうがいいよ」と語りかける。森末の気遣いに彼女たちは「うれしい。すごい！」と声をそろえた。

森末とのトークでは、彼の「せっかくだから踊りを見せて」というリクエストに応え「モリスエ」に着想を得た振り付けのパートを7人が披露した。麻琴と星波の2人が、両脇のメンバーの肩を平行棒の代わりとして後方に1回転するこのパフォーマンスを観た森末は「体操の視点からも、ちゃんとしたきれいな技になってるね。減点するところもないね！」と太鼓判。この言葉に喜ぶメンバーに向け「テレビのスタジオなどの固い床でパフォーマンスするとケガが怖い。これからはそういう場面も増えてくるかと思うので、ケガをしないようにやってくださいね」とアドバイスを授けてステージをあとにした。

森末を見送った7人は最後に「イトシコイシ君恋シ」を披露。側転やバック転などアクロバティックな動きを随所に織り交ぜたダイナミックなパフォーマンスで観客を魅了した。星波は「今日は俺たちにとっての節目、ここからまた成長していきたいと思っています。いろんな景色を皆さんと一緒に見ていきたいので、よろしくお願いします！」とファンに語りかける。ステージを終え感激のあまり涙を流してしまった麻琴は「舞台に立ったらファンの方がTwitterとかに寄せてくれた応援の言葉が思い出されて涙が止まりませんでした。“女の子”を出しちゃったなって、今めちゃくちゃ後悔してます、すいません！」と照れ笑いを浮かべていた。