Mamiko(chelmico)の音楽履歴書。

アーティストの音楽履歴書 第23回 [バックナンバー]

Mamiko(chelmico)のルーツをたどる

“普通”に徹していた女の子が選んだラッパーへの道

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毎回1人のアーティストの音楽遍歴を紐解くことで、音楽を探求することの面白さや、アーティストの新たな魅力を浮き彫りにするこの企画。今回はchelmicoのMamikoのルーツに迫った。前回更新されたRachelのインタビューと合わせてチェックしてみてほしい。また記事の最後には彼女のルーツとなった楽曲のプレイリストも公開する。

取材・/ 高木"JET"晋一郎

人前に出るのが大っ嫌い、ピアノの発表会で大泣き

最初に音楽が楽しいと思った記憶は……父親が車でかけてたハワイの音楽。確か4、5歳のときなんだけど、おばさんの歌と太鼓だけの曲があってそれをすごく気に入ってました。ハワイ語だから言葉の意味もわからないんだけど、耳で覚えて歌ってて。大人になって父親に聞いて調べたら、マイキ・アイウ・レイクっていうハワイアンとかフラの有名なアーティストで、その人の「Pu'u Onioni」という曲だったみたい。あとはやっぱりモーニング娘。とかあやや(松浦亜弥)。かわいくて大好きだった。テレビっ子だったから、「うたばん」とか「HEY!HEY!HEY! MUSIC CHAMP」を観ながら、歌って踊って真似してました。

幼少期のMamiko。

幼少期のMamiko。

音楽的な経験でいうと、8歳から15歳までピアノを習ってて。私、東京出身なんだけど、家の周りは山と川しかないような東京なんです(笑)。通学にも電車に乗って1時間ぐらいかかる私立の学校に通ってたから、周りに同級生がいなくて。それで近所に住んでた4歳上の女の子といつも遊んでたんだけど、その子がピアノを習ってたから、それに憧れて私もピアノを習い始めました。でも、自分でやりたいって言ったのにけっこう早い段階で面倒くさくなっちゃって(笑)。発表会も本当に大嫌いで、人前に出るっていう恥ずかしさと、なんでピアノを披露しなくちゃいけないんだ!という怒りで大泣きして。だから楽譜は読めるけど、ピアノの腕前はもうちょっとちゃんと通ってれば……というレベルかな。これ以上はピアノ話ないかも(笑)。

小学校4~6年のときは学校のマーチングバンドに入ってトロンボーンを吹いてました。音楽は好きだったし、興味もあったから入部したんだけど、生徒は楽器を選べなくて、いろんな楽器を試させられてその中で先生が振り分ける感じだった。だからトロンボーンをやりたかったとか興味のあるなしとは関係なく、トロンボーンをやるしかなかったという(笑)。それで3年間トロンボーンを吹いて。あと、学校が遠かったから、年上の子と一緒に登下校しなくちゃいけなくて、その子がマーチングバンドに入ってたから、私も入らないと一緒に帰れないという物理的な問題もあって(笑)。

安室ちゃんの存在がプライドになってくれた小学生時代

最初に買ったCDは安室奈美恵の「PAST<FUTURE」で小学校5年生のとき。学校で「縄跳びダンスクラブ」というクラブに入ったんだけど、そこでダンスチームを組んだ子が安室奈美恵を教えてくれたんです。それで「これを聴いたらイケてるって言ってもらえるかな」と思って買ったのがきっかけ。それまでは年の離れたお兄ちゃん2人にお下がりでもらったiPodに入ってたRIP SLYMEやDef Techとか、同世代が聴いてるのとはちょっと違う音楽を聴いてたんです。ラジオにハマったのも、そのiPodに「くりぃむしちゅーのオールナイトニッポン」が入ってたからなんだけど、当然小学校の同級生はそんなの聴いてないから「これはちょっとヤバいのかもしれない……」というのは薄々感じていて。「このままいくと中学に進んでも友達ができないぞ」と思ったんです(笑)。だから「PAST<FUTURE」を買ったのは正直、安室奈美恵に興味があったというよりはちょっとした同調圧力だったり、周りとの関係性を考えて、という感じだった。でも、聴いたらすごくカッコよくて素敵で、「安室ちゃんかわいい!」って憧れの存在になった。「NEW LOOK」っていう曲のMVも大好きだったな。

安室ちゃんのダンスとかスタイルも好きだったんだけど、一番シンパシーを感じたのは声。今もそうだけど、私の声は特別低いわけじゃないけど、高くもないから、合唱の時間にみんながソプラノのパートを歌ってるのに、私だけアルトみたいなことが多くて。それに対して傷付くわけじゃないし「私もソプラノがよかった!」とも思わないんだけど、「別にいいけどさ……」っていう感じ(笑)。でも安室ちゃんの歌とか、テレビでしゃべってるのを聴いて、意外と声が低いんだなと思って。声が低くてもこんなに表現できることがたくさんあって、自信を持ってもいいんだって、すごく自分の視界が開けた感じがしました。そのときは言語化できてなかったけど、安室ちゃんの存在が自分のプライドになってくれたんだと思う。

音楽やカルチャーの部分は兄2人の影響がすごく大きいと思います。上の兄はヒップホップやハウス、下の兄はオルタナティブロックやフォークやバンド系が好きなんだけど、そういう趣味に影響を受けたのと同時に、逆に洋楽じゃなくて日本の音楽を私は聴きたいというカウンター的な気持ちもあったのかな。それで、お母さんにTSUTAYAに連れて行ってもらって、相対性理論とかゆらゆら帝国、嘘つきバービーのCDをよく借りて聴いてました。あと、How to count one to tenっていうインストのバンドとか。体系的にそういうアーティストを選んでたわけじゃないし、知識もなかったんだけど、なんとなくそういう音楽を選んでいて。聴いてて楽しかったのを覚えてるのは、ちょっとサブカルと言われるような方向のバンドだったかな。

そういう音楽を聴いてて変な奴って思われるのはすごく嫌だったから、学校では好きな音楽の話は全然しませんでした。基本的に普通が正義、エスカレーター式で大学まで行って、女の子は就職しても結婚はちゃんとして、みたいな教育が漂っていた学校だったんです。しかも「嫌われたらアウト」みたいな空気もあったから、私も八方美人だったし、目立たず騒がず……それが今やステージに上がって、ツナギ着てラップしてるんだからわからないものだけど(笑)。だから中学校に上がった最初の音楽の授業で、好きなアーティストを提出するっていうアンケートがあったときも「この場合、正解は……西野カナ?」とか気を使いながら回答したんだけど、その中に1つだけ相対性理論って書いたら、隣に座った子が「私も相対性理論好き!」って反応してくれて。それ以降、その子と仲よくなってちょっと音楽の話もできるようになりました。でも音楽に関しては基本的に自分の中で消化することが多かったかな。だからバンドを組むこともなかったし。とにかくマジで何もしたくなかった(笑)。家で音楽やラジオを聴いて、本読んで、父親やお兄ちゃんと遊ぶほうが楽しかったから、帰宅部だったし、学校が終わったらすぐに家に帰るタイプでした。

スタジオでRIP SLYMEが流れたのが運命だった

ライブに初めて行ったのは中1のとき。代官山UNITのモーモールルギャバンと竹内電気の対バンを一番前で観たんです。母親に連れて行ってもらったんだけど、モーモーのゲイリー・ビッチェさんが裸になってるのとか母親はどう思ってたんだろう(笑)。ヒップホップは、RIP SLYMEとKICK THE CAN CREW、Def TechのCDが家にあったから、小学校の頃から聴いていたんだけど、中学校のときにリップを“再発見”して。リップはとにかくカッコよかったんです……顔が(笑)。「熱帯夜」のミュージックビデオを見て「こんなにセクシーな人たちがいるの!?」って虜になっちゃった。本当にアイドルという感じだったし、気楽に集まって、お酒飲んでラップしてみたいな空気感にも憧れました。それで歌詞カードを読みながら、自分でもラップのマネを始めて。でもカラオケで歌ったりはしなかった。まず近所にカラオケがないし、高校になって友達とカラオケに行っても、「ラップは盛り上がんないだろうな。それにラップを人前でやるなんてハズすぎる!」って。今やそれが仕事なのに(笑)、その頃は人前でラップはできませんでした。

カラオケで一緒にラップしたのはRachelが最初なんです。Rachelに出会ったのは私が高校2年のとき。写真を撮ってる共通の友人がいて、その人が撮影のモデルとして私とRachelを引き合わせたんです。そこで初めて会ったんだけど、お互い人見知りだし、いきなりリップが好きっていう話にもならなかったから、そのときはそんなに深い話はしなくて。でも波長が合う感じはあったし、一緒に笑ってた記憶があリます。2回目のフォトセッションはスタジオでやったんだけど、撮影中にBGMでリップの曲が流れてて、そこでノリノリになってたのが私とRachel。それで「え、リップ好きなの!」っていう話になって、そこから急速に仲が深まって、一緒にカラオケに行って「JOINT」をパート分けして歌ったりして。もうそれがすっごい楽しかった。たまらなかった(笑)。

スタジオでリップがBGMで流れて、そこにRachelと私がいたっていうのは運命かもしれない。本当にそう思う。Rachelとは普通に出会っても絶対仲よくなったとは思うんだけど、そこでもしアジカンの曲が流れて、アジカンの話になったとしても一緒にバンドはやってないと思います。あとリップが共通の話題になる人がいても、それがRachelじゃなかったら、一緒にラップはやってないと思うんです。だから流れたのがリップでよかったと思うし、いたのがRachelでよかったなって。

それで高2、3のときは本当にRachelとよく遊んでて、3年のときにRachelから「ラップやろう!」って誘われたんです。それを言われたときは……「何言ってんの!? やらないよ!」と思った(笑)。もう本当にびっくりしちゃって。人前に出るのが本当に嫌だったし、目立ちたくなかったし、受験生だったから勉強中だったし「ラップやろうよ」ってLINEが来たときは「無理無理」って返事しました(笑)。

「もしかしたら何かが変えられるかも」初ステージで感じた手応え

写真や映像が好きだったから美大を目指してたんだけど、その一方で「本当に大学に行きたいのかな?」ってちょっとモヤモヤした気持ちもあって。大学に行くことは“正しいレール”だとは理解しつつ、そこへの反発として普通の大学じゃなくて美大を選んだ部分もあったから、余計にモヤッとしてたんだと思う。しかも美大の予備校に対しても授業にムカついてたし、とにかく思春期特有のモヤモヤの塊を抱えていて、Rachelからラップのお誘い連絡が来たときに「やらないよー」って思う反面、「すべてぶち壊したい!」というヤケクソな気持ちも湧きあがって。それで、1回限りということで「やっぱり一緒にラップするよ」と返事したんです。だから、遅く来た中二病がchelmico結成のきっかけ(笑)。

Rachelと一緒に「シブカル祭。」に出たときは、DJ6月さんの作ったトラックに乗せて、GOMESSくんが書いたリリックを歌うスタイルだから、今みたいに自分たちでラップを書いていたわけじゃなかったんです。尺は1分半ぐらいで、ホントに一瞬の出番だったけど、コール&レスポンスも入ってたからすごく盛り上がってたようには見えた(笑)。今、映像を観直したらかなり恥ずかしい出来かもしれないけど、すごく楽しかった感触はあって。「ステージに立つ快感に目覚めた!」というほどではないけど、あのとき、「これをきっかけに、もしかしたら何かが変えられるかも」とは思ったはずなんです。美大に進むにしろ進まないにしろ、今日の経験は絶対に糧になるという手応えはどこかで感じてた気がする。あと「部活っぽかった」のも楽しかったのかな。帰宅部だったから部活動に熱中したことはなかったし、何かをやってもそれは「自分1人で楽しむもの」だったんです。今までの話にも自分でも驚くぐらい誰かとの共同作業が出てこないし(笑)。でも、自分たちで決めた目標に対して一緒にがんばって、それを形にして、そこに達成感や喜びを感じるという経験が気持ちよかった……そういうのはみんな中学の部活とかで感じるんですよね、たぶん(笑)。だから遅ればせながら、そういう感情や達成感にそこでやっと気付いたんです。

そんなこんなで無事受験も失敗し(笑)、浪人生活に入るんだけど並行してchelmicoとしても動くことになって。本格的に動くことになったのは、Rachelがライブをブッキングしてきちゃったから(笑)。それで「え、じゃあちゃんと曲も作んなきゃダメじゃね?」って感じでスルッと始まったんです。でもその2回目のライブはホントに落ち込んだんだよなあ。「私たち、無力だね……」って2人で涙目になりながら駐車場で反省しました。でも、続けていたら何か楽しいことになりそうという思いは、根拠はないけど感じてました。

2人で面白いことがしたかったchelmico黎明期

その頃、Creative Drug StoreとかTOKYO HEALTH CLUBみたいに、自分たちや友達周りで曲も作って、MVもアパレルも手がけるみたいなコレクティブに憧れて、クリエイティブなことをRachelと2人でやりたいなと思ってたんです。だから音楽をやりたい、ラップをしたいというよりも、2人で面白いことがしたかった。Rachelとだったらなんでもできるかも、と思ったしそういう自信とか信頼があったから。

でも、母親にはすごく反対されました。父親は「まあいいんじゃない?」って感じだったけど、母親はちゃんと大学行って就職して……って真っ当に進んでほしがってたし、ライブ活動を始めれば夜中のクラブにも出るわけだから心配だったんだと思う。その気持ちはわかります。それで、親のために浪人したあとに一応大学には受かったんだけど……半年もしないで辞めちゃって(笑)。やっぱりchelmicoがやりたかったんですよね。Rachelはその当時、マジで何も考えてない“勢いの人”だったけど、とにかく人を引っ張って、周りを巻き込む力がすごくて。「こんな奴いるんだ!」ってホントに驚かされた。周りに集まってくる人も、みんな熱い気持ちを持ってたり、何かを形にしたいと思ってる人たちばっかりだったから、私もその熱を持ちたいなと思ったんです。それまでも、写真を撮ったり、文章を書くのは好きだったけど、結局は好き止まりでそれ以上の熱はなかったんです。でもラップは違った。これをやり続けたらもっと面白いことになるという想像とか熱意は自分の中で感じてたし、この道は行ったほうがいいなって。だから大学も辞めました(笑)。それがchelmicoが今の形になるきっかけでした。

刺激をくれるジャンルレスな仲間たち

今回、仲がいいアーティストとして挙げさせてもらうのは、chelmicoを始めてから友達になった人ばかり。私も所属してるPistachio Studioのメンバーに会ったきっかけは、パブリック娘。のサイタツ(齋藤辰也)の紹介です。chelmicoを始めたばかりの時期にRachelと「主催ライブしたくない?」という話になって……何も考えてなくてヤバいですよね(笑)。その話をEBISU BATICAのブッキングマネージャーにしたら、パ娘。とchelmico、Enjoy Music Clubのスリーマンの話が決まって。そこでサイタツと知り合ったことをきっかけに、彼がいろんな人を紹介してくれたんです。そこにRyo Takahashiとか%C(TOSHIKI HAYASHI)とかPistachio Studioのメンバーがいて、Ryoくんにはchelmicoの曲を作ってもらったり、%CにはライブDJをやってもらうようになりました。

思い出野郎Aチームは、ドラムのオカジ(岡島良樹)がお兄ちゃんの同級生なんです。それでもともと知ってたというのもあるし、普通にファンでライブを観に行ってたらオカジも私のことを覚えててくれて。共通の友人としてY.I.Mがいたので、そこで思い出野郎とも仲よくなって一緒にライブをしたり、飲みに行くようになりました。THE OTOGIBANASHI'SとかCreative Drug Storeは高校の頃からすごくカッコいいなと思ってたし、BIMくんやVaVaくんとはクラブで出会って話してはいたけど、in-dはなんか距離があったんです。でも、お笑いがめっちゃ好きなことを知って、BATICAでいきなり「この前のM-1どう思った?」って聞いたら盛り上がって(笑)。だからin-dは“お笑い友達”という感じ。

iriはchelmicoが始まった頃に、あっこゴリラ、iri、chelmicoという対バンがあって知り合いました。もらった音源を聴いたらとにかくカッコよくて。そこからライブを観に行くようになったり、彼女もchelmicoのライブに来てくれて、一緒に飲みに行ったりするようになったんです。それでどんどん仲よくなって。今年のお正月は一緒にイタリアに旅行に行って。友達の中で一番マインドが似てるのがiriかもしれない。自分がどういう人間になりたいとか、こういうのはダメっていう線引きがすごく近いし、テンポが近い感じがするから同志っていう感じかな。chelmicoがなかったら、こうやって話が合って気を使わない、仲がいいと言える人と出会えなかっただろうからありがたいですよね。ホントに音楽始めてよかった。

最近注目してる音楽は……これは本当は誰にも言いたくないんです。本当にいい音楽だから……でもここだけで教えちゃう! 内緒だよ!(笑) メイ・シモンズという外国のアーティストで、日本語で歌ってる「Hfoas」っていう曲しかリリースしてないんだけど、その曲がすごくカッコよくてオススメ。ゆったりとした音楽で、Rachelが最近注目してる音楽とは真逆だと思うんだけど。趣味が逆だからいいんでしょうね、chelmicoは。

chelmico

Mamiko(chelmico)

Mamiko(chelmico)

RachelとMamikoからなるラップユニットとして、2014年にイベント出演を機に結成。2016年10月に1stアルバム「chelmico」を発表すると、奔放なキャラクターとポップなセンスが話題を呼び、企業CMなど引く手数多の存在に。2018年8月にワーナーミュージック・ジャパン内レーベルのunBORDEよりメジャーデビュー。2020年1月に配信リリースしたテレビアニメ「映像研には手を出すな!」のオープニングテーマソング「Easy Breezy」がスマッシュヒットを記録し話題を集めた。8月26日に3rdアルバム「maze」をリリースする。

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ナタリー【アーティストの音楽履歴書 第23回】
本日よりMamikoの履歴書も公開👦🏻🔥

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