本作では、世界の終末が近付く中、不可思議な広告の人物として登場するチャックことチャールズ・クランツの数奇な生涯をさかのぼっていく。“ごく普通”でありながら、その内面に“宇宙”を抱えた1人の男の生涯に迫る、愛と希望の物語だ。
新カットには、ヒドルストン扮するチャックがネオンの光る街角に佇む様子、
稲垣のほか平沢薫(映画ライター)、遠藤薫(映画ライター)、香田史生(CINEMORE編集長)、東紗友美(映画ソムリエ)、岡本敦史(映画ライター)、茶一郎(映画レビュアー)、加藤よしき(映画ライター)から到着したコメントは下部に記した通り。
「サンキュー、チャック」は、5月1日より東京・新宿ピカデリーほか全国でロードショー。第49回トロント国際映画祭では最高賞の観客賞を受賞した。
稲垣貴俊(ライター・編集者)コメント
〈物語〉を知り尽くした名匠による、驚くべきイマジネーションと語りの魔術。
名優たちが織りなす、優れた舞台のようにヒリヒリと濃密なアンサンブル。
大スケールながら、親密でウィットに富んだ会話劇。
──なんて贅沢な物語体験!
平沢薫(映画ライター)コメント
“生きる”とは、いったいどのような営みなのか。奇想天外な物語の向こうから、マイク・フラナガン監督が投げかけてくるこの問いが、静かに、深いところに、染み込んでくる。チャックと一緒に踊りたくなる。
遠藤薫(映画ライター)コメント
勝手ながらホラーのイメージが強かったフラナガン監督。だけど今回は怖くない! いきなり悲惨な世界の終わりを予感させる描写から始まり、暗い絶望を覚悟するものの、着地点はまさかの感動ミステリー!? トム・ヒドルストンの華麗なステップに酔いしれながら思うのは、いつか世界が終わるのは仕方ないとしても、「とりあえず、今を生きよう!」という中年らしからぬまっすぐな想い。世界の終わりを描いた作品はたくさんあるけど、予想外の角度からのアプローチに終始唸らせられました。見終わった後に感じる余韻も、愛しさとせつなさと心強さ(やっぱり中年)で大満足。説教臭さが微塵もないのもいい。
香田史生(CINEMORE編集長)コメント
そこはかとなく漂う郷愁。「そうだった。スティーヴン・キング原作だったか…」すべてが腑に落ちた。
さすが「ドクター・スリープ」の監督。マイク・フラナガンとキング作品の相性の良さにも驚かされる。
近頃こんな映画を待っていた気がした。
東紗友美(映画ソムリエ)コメント
人生の平凡さを嘆く必要はもうない。
“なんてことない人生”なんて存在しないのだと、この映画は教えてくれる。
私たちそれぞれの一生には、宇宙のように広がる物語がある。
観終えたあと、自分の中にも静かな宇宙が広がっていることを信じられる。
サンキュー、チャック。
岡本敦史(映画ライター)コメント
あの日、トム・ヒドルストンが突然優雅に踊り出したから、人類はほんの少しだけ気分よく滅亡のときを迎えられたのかもしれない。
ここ数年ではいちばんのキングの理解者、マイク・フラナガン監督が、世界の美しさとその破滅を等しく詩的に描いた名編を軽やかに映像化。僕らに最後の思い出を残してくれた“誰でもないひと”チャックに、ありがとう。
茶一郎(映画レビュアー)コメント
まだ涼しさの残る夏の夜、星空を見上げている時に感じるあの心地よさが、静かに続いていく映画。
ホラーというジャンルで心の傷に向き合ってきたマイク・フラナガンが、
記憶という宇宙に宿る無数の誰かと最期までダンスを踊ろうと、今度は私たちの人生を優しく肯定してみせる。
加藤よしき(映画ライター)コメント
直球に申し上げまして、とても素敵な映画です。
原作は“ホラーの帝王”こと作家スティーブン・キングが贈る素敵な黙示録を、
キング大好きっ子のマイク・フラナガン監督が見事に実写化。
相変わらず相性バッチリで、万人にオススメできる人生応援映画になっております。
ホロ苦い希望を描く終幕は、きっと多くの人の心に残るはず。
やっぱね、とりあえず踊るのが一番です。
映画「サンキュー、チャック」本予告
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トム・ヒドルストンの映画作品
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映画ナタリー @eiga_natalie
トム・ヒドルストンが夜のネオン背景に佇む「サンキュー、チャック」新場面カット公開
稲垣貴俊、平沢薫、遠藤薫、香田史生、東紗友美、岡本敦史、茶一郎、加藤よしきのコメントも到着
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