PFF今年のキーワードは“ヌーベルバーグ”、プログラムも発表

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第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025のプログラムが発表された。

第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025 ヌーベルバーグVer.のポスタービジュアル

第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025 ヌーベルバーグVer.のポスタービジュアル

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第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025のポスタービジュアル

第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025のポスタービジュアル[拡大]

“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに1977年より行われてきたPFFアワード。今回の応募数は史上2番目となる795作品となり、22本が入選した。コンペティション部門・PFFアワード2025の最終審査員を門脇麦、関友彦、福永壮志、山内マリコ、山中瑶子が務めるのは既報の通りだ。

第47回を迎える今年は、22作品を上映するPFFアワード2025に加え、“ヌーベルバーグ”をキーワードに5つの企画が展開される。1950年代から世界中で多発的に起こった映画の新しい波、ヌーヴェルヴァーグ。フランスから伝わった新しい映画、新しい作家の登場を驚きとともに伝えるこの言葉を日本で最初に冠された“松竹ヌーベル・バーグ”の3監督、篠田正浩大島渚吉田喜重の死去が、本企画を具体化するきっかけになったという。

全17作品を上映するヌーベルバーグ特集では、ジャン=リュック・ゴダールフランソワ・トリュフォージャック・リヴェットらの名作からいくつかを上映する「みんなのヌーベルバーグ」と、グラフィックデザイナーの大島依提亜、俳優の仲野太賀、エッセイストの秦早穂子、ブロードキャスターのピーター・バラカン、映画監督の山下敦弘、山中、吉田大八李相日といった映画人が作品をセレクトしたプログラム「私のヌーベルバーグ」が実施される。

また「世界が驚く日本の8mm映画たち」では、“8mmフィルムで長編映画を作る”という映画文化を、「PFFアーカイブ『自由だぜ!80年代PFF入選作品』」「ハーバード大学・自主映画アーカイブプログラム」の2つの企画で紹介。このほか、女優・梶芽衣子が憧れの女優たちの4つの名作を語る「私が憧れた女優たち~梶芽衣子デビュー60年記念企画」、2025年に死去した篠田の監督作「夜叉ヶ池」を上映する「追悼・篠田正浩監督」、そして第30回PFFプロデュース作品完成披露として、蘇鈺淳(スー・ユチュン)監督作「メイメイ」がスクリーンにかけられる。

全ラインナップの詳細は、公式サイトで確認を。第47回ぴあフィルムフェスティバルは9月6日から20日まで東京・国立映画アーカイブで開催。11月には京都で行われるほか、オンラインでも同時配信される。

※大島渚の渚は旧字体が正式表記

第47回PFF(ぴあフィルムフェスティバル)2025

2025年9月6日(土)~20日(土)東京都 国立映画アーカイブ
※月曜休館

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おおとも ひさし @tekuriha

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