門脇麦、関友彦、福永壮志、山内マリコ、山中瑶子がPFFアワードの最終審査員に

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第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025のコンペティション部門・PFFアワード2025の最終審査員が発表。俳優の門脇麦、コギトワークス所属のプロデューサー・関友彦、「山女」の監督・福永壮志のほか、「あのこは貴族」で知られる作家・山内マリコ、「ナミビアの砂漠」を手がけた山中瑶子が務めるとわかった。

PFFアワード2025の最終審査員。上段左から門脇麦、関友彦。下段左から福永壮志、山内マリコ、山中瑶子

PFFアワード2025の最終審査員。上段左から門脇麦、関友彦。下段左から福永壮志、山内マリコ、山中瑶子

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第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025のポスタービジュアル

第47回ぴあフィルムフェスティバル(PFF)2025のポスタービジュアル[拡大]

“映画の新しい才能の発見と育成”をテーマに1977年より行われてきたPFFアワード。これまで「国宝」の李相日、「ルノワール」の早川千絵など190名を超えるプロの映画監督を輩出してきた。山中も「あみこ」でPFFアワード2017に入選し、観客賞・ひかりTV賞を受賞している。今回の応募数は史上2番目となる795作品となり、22本が入選した。平均年齢は23.8歳で、高校生監督による作品3本も選ばれている。入選作品の一覧とディレクター・荒木啓子のコメントは以下の通り。

PFFアワード2025の入選作品

PFFアワード2025の入選作品[拡大]

第47回ぴあフィルムフェスティバルは9月6日から20日まで東京・国立映画アーカイブで開催。11月には京都で行われるほか、オンラインでも同時配信される。なお10代限定の無料招待キャンペーンを実施することも明らかに。対象者は2006年4月1日以降生まれの人で、PFFアワード2025や特集企画部門を含む全プログラムを観ることが可能だ。定員は各回先着で10組20名を予定しており、申し込みなどの詳細は映画祭公式サイトを確認してほしい。

第47回ぴあフィルムフェスティバル2025

2025年9月6日(土)~20日(土)東京都 国立映画アーカイブ
※月曜休館

PFFアワード2025 入選作品

  • 「あの頃」監督:戸田遥太(18歳 / 埼玉県出身 / 埼玉県立松山高等学校 映像制作部)
  • 「アンダー・マイ・スキン」監督:細川巧晴(21歳 / 富山県出身 / 京都芸術大学 芸術学部 映画学科)
  • 「カクレミノ」監督:澤田晴(22歳 / 福井県出身 / 長岡造形大学 視覚デザイン学科)
  • 「空回りする直美」監督:中里ふく(20歳 / 東京都出身 / 東放学園映画専門学校 映画制作科)
  • 「黄色いシミ」監督:野村一瑛(29歳 / 東京都出身 / フリーター)
  • 「傷ついた天使」監督:田辺洸成(21歳 / 福岡県出身 / 青山学院大学 総合文化政策学部)
  • 「Caravan」監督:庄司皓(23歳 / 宮城県出身 / 同志社大学)
  • 「屈折の行方」監督:鴨林諄宜(25歳 / 大阪府出身 / フリーター)
  • 「紅の空」監督:瀨川翔(17歳 / 東京都出身 / 三田国際科学学園高校)
  • 「CROSS-TALK」監督:原田捷(24歳 / 神奈川県出身 / 会社員)
  • 「郷」監督:伊地知拓郎(27歳 / 鹿児島県出身 / 映画監督)
  • 「人生はいつだってHARDだ」監督:笠原崇志(30歳 / 宮城県出身 / 俳優)
  • 「名前をつけるのは、これから」監督:直林水悕(29歳 / 福岡県出身 / 会社員)
  • 「ノイズの住人」監督:アンドレス・マドルエニョ(30歳 / メキシコ出身 / 武蔵野美術大学大学院 映像・写真コース)
  • 「PEAK END」監督:シン・チェリン(26歳 / 韓国出身 / 京都芸術大学 芸術学部 映画学科)
  • 「BRAND NEW LOVE」監督:岩倉龍一(22歳 / 神奈川県出身 / 東京造形大学 造形学部 映画・映像専攻)
  • 「僕はガタロウ」監督:久保地穂乃(24歳 / 東京都出身 / フリーター)
  • 「マイ スモール ワールド」監督:丸岡優月(21歳 / 愛知県出身 / 名古屋学芸大学 映像メディア学科)
  • 「宮沢さんは剥がさせないっ!」監督:金澤誠人(16歳 / 東京都出身 / 東京都立工芸高等学校 マシンクラフト科)
  • 「ロ-16号棟」監督:井上優衣(21歳 / 東京都出身 / 武蔵野美術大学 造形構想学部 映像学科)
  • 「惑星イノウエ」監督:鈴木大智(22歳 / 東京都出身 / 東京造形大学 造形学部 映画・映像専攻)
  • 「ワンダリング・メモリア」監督:金内健樹(35歳 / 東京都出身 / フリーター)

荒木啓子(ディレクター)コメント ※入選作品発表にあたって

大変お待たせ致しました!4か月間、795本の応募作品から映画への情熱を浴び続け、映画を生み出す奇跡のような瞬間を感じる日々を過ごしました。
ご応募いただいた皆様に、改めて御礼申し上げます。
17名のセレクションメンバーと延べ3日間語り合い、17の違う視点からの言葉を溢れるほど抱きながら、最終的に、本年は、以下、22作品の入選を決定致しました。
この22作品22監督は、16歳から35歳まで、バックグラウンドも制作体制も多様です。共通するのは「映画」をつくる意志。彼らの生み出す映画を体験し、その先も見守っていただけることを願い、9月の東京、11月の京都、と2つの都市で開催する「第47回ぴあフィルムフェスティバル2025」での上映を行います。
そして、ここで最もお伝えしたいのは、ボーダーにあった作品です。「選ぶ」という苦行を最も感じるのが、こうした作品を思うときです。
言葉にならないことばを伝える「藪に惹かれ」、スタイリッシュさが群を抜く「HYANG-SU」、主演男優賞の声も高い「勤労者は今日も睡眠を求める」、意表をつかれる「サンタクロースたちの休暇」、その言葉が、声が、胸迫る「魔物の水音」、現代の課題を誠実に提示する「わたしたちのいるところ」、エンターテインメイントを見事に追及した「ロックンロウル」、素晴らしい歌に魅入る「翳りゆく部屋」、切実な心、寄り添う姿勢に打たれる「36.3」、大変な力作「私の横たわる内臓」、更にその世界が深まる「霞始めてたなびく」、ふたりの記憶を確認する新しいラブレター「その眼が見ていた光」…いずれも心揺さぶられます。
映画を生み出すということに果敢に挑戦なさった皆様に、改めて感謝と敬意を捧げます。
そして、自主的に生み出される映画たちと、ひとりでも多くの新たな観客との出会いを実現すべく、映画祭を開催します。ぜひ是非、いま、最先端の自主映画に遭遇してください。

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