「
2005年に封切られた「
山下は「20年が経ったということにびっくり。韓国でも北米でも公開されて、完全に自分たちの手を離れて、海外にもファンがいることが純粋にうれしいです」と喜び、ペ・ドゥナが昨年来日した際の打ち上げを振り返って「しみじみと、20年、みんながんばってきたねと思いました。あの4人が集まっちゃうと俺は入れない。部活の顧問みたいに、遠目から見てる感じでした(笑)」と明かした。
劇中では、
続いて、共感する役の話題に。向井は「映画ってどちらかといえばマイノリティを描きがちですが、前田さんが演じた響子は本当に普通の高校生。自分もそうなんですが教室に10人はいるだろうというような子を普遍的に描けないかと、どこかで思っていたんです。望も同じようなタイプだから2人にはそういうものを託した。恵はちょっと違って特別な人。ソンは共感できるできないじゃなく、ペ・ドゥナさんに委ねるしかない役でした」と思い返す。山下は「キャラクターに共感するとかではないんですが、当時、デビューしたてで、プロのスタッフ、プロの役者が怖かったんです。関根さんはお芝居に関しては初めてだったんで、現場での自分のよりどころというか。関根さんばかりにしゃべりかけてました」と笑った。
「リンダ リンダ リンダ」は、状況に応じて台本通りではなく、演じる役者の個性に合わせて撮影したそう。向井は「ほとんどの場合、脚本を書いたあとに、どなたに演じてもらうか決まってくるんです。でもこの作品は、本を作りながら並行してキャスティングができた。それは大きかったですね。」と語り、「オーディションを経て、あの3人(前田、香椎、関根)に決まっていく中で、前田さんが響子を演じてくれるならこうしようとか、役者さんに合わせて脚本にも手を加えていった。だから当て書きですよね。そんなふうに作っていけたのはよかったです」としみじみと述べた。
イベント終盤には質問コーナーも実施。「好きなシーン、セリフは?」と聞かれると、山下は「20年経って観ると、恵がいいなと。彼女の不器用だけど前進していく感じがいい。凛子から『(THE BLUE HEARTSのコピーバンドを)やって意味あんのかな?』と言われた際に、恵が言った『意味なんかないよ』は名ゼリフだと思います」と言及する。向井は「夜の屋上で、望が『こういうときのことって忘れないからね』って言うシーンは好きですね。あのセリフだけ、望の言葉じゃなく俺たちの言葉なんです。当時は無意識だったんですが、今考えると望に自分の本音を言わせてたんだなって思います」と語る。これを横で聞いていた山下は「あの場面はすごく重要だとわかっていたんで、気合いが入り過ぎて、珍しく7、8回撮ったんです。当時はフィルムだったんで、4回目ぐらいから『なんでダメなの?』ってスタッフが離れていく。役者も自分と同じようになんか違うよねって感じているから、役者と監督だけが置き去りになって、どんなものがOKカットなのか、わからないゾーンに入っていったんです。それで8回目ぐらいであきらめた。でもあとで観たら全部OKでした(笑)。見事なドツボにハマってました」と裏話を明かした。
「リンダ リンダ リンダ 4K デジタルリマスター版」Blu-rayは販売中。なおトークイベントの模様は3月7日23時59分までアーカイブ配信される。
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山下敦弘と向井康介が「リンダ リンダ リンダ」語る「20年、みんながんばってきた」
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「望の『こういうときのことって忘れないからね』っていうセリフは望の言葉じゃなく俺たちの言葉なんです」
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