宮本信子「伊丹十三4K映画祭」で感謝「伊丹さんも幸せ」、塚原あゆ子も魅力を再認識

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特別企画「日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭」のトークイベントが、2月22日に東京・TOHOシネマズ 日比谷で行われ、俳優の宮本信子と映画監督の塚原あゆ子が登壇した。

左から塚原あゆ子、宮本信子

左から塚原あゆ子、宮本信子

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「日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭」ビジュアル

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伊丹十三4K映画祭」はTOHO シネマズ日比谷と大阪・TOHO シネマズ梅田で5月1日まで開催。「お葬式」を皮切りに、「タンポポ」「マルサの女」から「スーパーの女」「マルタイの女」まで伊丹十三の監督作10本が4Kデジタルリマスター版でスクリーンにかけられる。日本映画専門チャンネルでは5月に10作品の一挙放送も実施。

この日は伊丹が1984年に発表した監督デビュー作「お葬式」を上映。伊丹が自らの実体験をもとに、家族の葬式を出すことになり右往左往する夫婦と周囲の者たちの人間模様をコミカルに描いた作品だ。伊丹の妻であり、伊丹作品の数々に出演してきた宮本は「40年も前の映画が再び上映される。こんなにうれしいことはありません」と感慨深げに話した。

宮本信子

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宮本は本企画の開催に際して「伊丹さんが亡くなって27年。こんなにたくさんの伊丹映画のファンの方に愛し続けていただき、伊丹さんも幸せだと思います」と感謝を口にする。塚原は伊丹作品の魅力を「知らない世界を見せてくれる映画」と表現。「伊丹映画は、キャラクターの造詣が機知に富んでいて、今観ても新しさを感じる名作です。伊丹監督の作品の魅力が10作品を通して皆さんに届くことは本当に素晴らしいことだと思います」と語った。

塚原あゆ子

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また宮本が出演し、塚本が演出した昨年放送のドラマ「海に眠るダイヤモンド」にも話が及び、会場を盛り上げた。宮本は「塚原監督は作品を作るのにあたって、はっきりとしたイメージがあり、演者とコミュニケーションが取れる頼もしい監督です」と述べ、塚原も「宮本さんは、一緒に考えながら作品作りに挑んでいただけて、本番でも思いがけないことをしてくださる素敵な方です」と称賛。作品を通して築き上げた信頼関係をのぞかせた。

日本映画専門チャンネルpresents 伊丹十三4K映画祭

東京都 TOHOシネマズ 日比谷、大阪府 TOHOシネマズ 梅田

上映作品

2025年2月21日(金)~27日(木)「お葬式」
2025年2月28日(金)~3月6日(木)「タンポポ」
2025年3月7日(金)~13日(木)「マルサの女」
2025年3月14日(金)~20日(木・祝)「マルサの女2
2025年3月21日(金)~27日(木)「あげまん
2025年3月28日(金)~4月3日(木)「ミンボーの女
2025年4月4日(金)~10日(木)「大病人
2025年4月11日(金)~17日(木)「静かな生活
2025年4月18日(金)~24日(木)「スーパーの女」
2025年4月25日(金)~5月1日(木)「マルタイの女」

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Ko-Z @particolare1964

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