完全オリジナルの「連続ドラマW 災」は、葛藤を抱えながら現代を生きる罪なき6人の登場人物のもとに香川演じる“男”が現れ、“災い”をもたらすさまを描いたサイコサスペンス。男は姿を変え、口調を変え、顔つきを変え、性格や所作まで変えて、まったくの別人として6人の前に登場する。「宮松と山下」でも香川とタッグを組んだ、監督集団「5月」の
香川は「脚本を一読して思うことは、過去の男である私にはまさにふさわしい仄暗い陰と濃密な湿度がそこにじっとりと練り込まれ、どの役にも『この人間の裏に一体どんな過去が潜んでいるのか…』と思わず想像してしまわずにはいられない行間が随所に潜んでいる」と伝えた。
また関は「奇天烈な物語であるため、どんな形のドラマとして完成するのかまだ判然としない。けれど、香川さん演じるこの主人公が他に類を見ない恐ろしいキャラクターになりそうだ、ということだけは確かな手応えを得ている。ぜひ、放送を楽しみにお待ちください」とアピール。平瀬は「目に見えぬ恐怖を“今までにない形”で表現しようと思い、6人の人生と6つの災いを映像に収めました。期待してお待ちください。そこには、新しい恐怖、俳優・香川照之が映っていました」と期待を煽った。3人のコメント全文は後掲する。
「連続ドラマW 災」特報
香川照之 コメント
「宮松と山下」という奇妙な本編映画で出会った「5月組」というユニットの奇妙な3人組の監督のうち、若手の2人がタッグを組んでこれまた奇妙な話を思いつき、私に6人の様々な男を演じさせて一つのおどろおどろしい物語を紡いでいくのだという。
脚本を一読して思うことは、過去の男である私にはまさにふさわしい仄暗い陰と濃密な湿度がそこにじっとりと練り込まれ、どの役にも「この人間の裏に一体どんな過去が潜んでいるのか...」と思わず想像してしまわずにはいられない行間が随所に潜んでいる。
WOWOWで放映されるに実に願ったり叶ったりのドラマである。期待されたい。
関友太郎 コメント
現場で目の当たりにした6人の香川さんの姿が、撮影を終えた後もずっと脳裏に焼きついている。香川さんが持つ無数の引き出しの中から現れた別人格の男たちは皆、慈愛に満ちていながら怪しげで、時に鬼気迫る表情を宿していた。今は、その6人の男たちを1カットずつ、大切につないで編集している。奇天烈な物語であるため、どんな形のドラマとして完成するのかまだ判然としない。けれど、香川さん演じるこの主人公が他に類を見ない恐ろしいキャラクターになりそうだ、ということだけは確かな手応えを得ている。ぜひ、放送を楽しみにお待ちください。
平瀬謙太朗 コメント
意味もなく、前触れもなく、慈悲もなく、悪意すらなく我々の人生を壊すものを、人は「災い」と呼びました。それは、何もかもを一変させてしまう程の大きな力でありながら、いざ相対するまで、一体、どこに潜んでいるのか感じ取ることすらできません。実は、常に私たちのすぐ近くに在るにも関わらずです。この目に見えぬ恐怖を“今までにない形”で表現しようと思い、6人の人生と6つの災いを映像に収めました。期待してお待ちください。そこには、新しい恐怖、俳優・香川照之が映っていました。
関連する特集・インタビュー
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
香川照之が約3年ぶりにドラマ出演、サイコサスペンス「連続ドラマW 災」で1人6役 - 映画ナタリー https://t.co/FCzFZXmimC
“監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗が監督、脚本、編集を担う”