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本作は、WOWOWで放送・配信された「連続ドラマW 災(さい)」を大胆に再構築し、ドラマ版とは異なる恐怖の形を描いたサイコサスペンス。葛藤を抱えながら生きる罪なき6人の日常に、
2月20日の初日は44館という小規模の公開ながら、興行収入は3月4日までの13日間で5000万円を突破した本作。“怖すぎる音楽”として話題を集めている音楽を手がけたのは、関、平瀬の大学院時代の同期である豊田だ。関は「豊田さんとはこれまでもずっと一緒に作品を作ってきました。今までと同じように脚本を読んでもらい、浮かんだイメージのままに何曲か作ってほしいと。ざっくりとした感じで始まりました」と振り返る。平瀬は「(男は)殺人鬼ではなく災いという現象なので、電子音よりも自然の音や人の声、楽器で制作してほしいともお願いしました」と続いた。
豊田が特に制作に時間をかけたのはメインテーマと死体が画面に映るときに流れる曲だ。メインテーマだけでも20曲ほどは試作し、ドラマ版と映画版合わせると約40曲を制作したという。関が「無茶なお願いをしたなと思っています」と思い返すと、豊田は「ダメ出しをたくさんされました(笑)。大学院の同期なのでよい意味で気遣いはなかったですね」と笑顔を見せた。そんな豊田から最初に届いた曲は、“災い”というテーマでありながら、優しいものが多かったそうで、平瀬は「(亡くなった人に)残された人間の感情のようなニュアンスを感じさせ、作品の方向性を考えるヒントになりました」と回想する。
死体が現れる場面で流れる楽曲がなぜ「body」というタイトルなのか?という質問が飛ぶと、豊田は「『スタンド・バイ・ミー』の原作小説のタイトルが『The Body』じゃないですか。無機質な響きも含めて“死体”という意味を示す一単語がシンプルでかっこいいなと思いました」と答え、「最終的には7人ほどの声を重ねています。同じフレーズを歌い続けるルールを作り、そこに人数が増えていくことで、だんだん異様な空気になる構造にしました」と伝えた。
そして最後に豊田は「普段はNHKのEテレなどで教育的な歌を作ることも多いので、こんなに怖い音楽を作るのは初めてでした。でも“今まで聴いたことがない怖さ”と言ってもらえたのはすごくうれしかったです」と口にした。なお、オリジナルサウンドトラックは各サブスクリプションサービスで配信中だ。
「災 劇場版」は上映中。中村アン、竹原ピストル、宮近海斗(Travis Japan)、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう(シソンヌ)、坂井真紀、安達祐実、井之脇海もキャストに名を連ねた。
「災 劇場版」本予告
平瀬謙太朗の映画作品
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