映画「
第1回anan猫マンガ大賞の大賞に輝いた、
数多くの猫が登場する本作。安達は「灯ちゃんが飼っていた“まゆげ”という猫が素晴らしい貫禄で、撮影中も何にも動じないんです。ずっと一緒にいたような気がして助けられましたね」と共演を振り返る。横でうなずく倉科も「猫たちそれぞれに魅力があって、大人たちを翻弄していました(笑)」と続く。そして安達は「きっと皆様それぞれに“推し”がいましたよね」と笑顔を見せた。
「僕は何を隠そう“犬派”でして」と口にする渡邊は「それでもうっとりしちゃうんですよね」と照れた様子。「さっきまで310mlのペットボトルを持っていたんですけど、まったくサイズが一緒なんですよ! 手のひらに乗せた感じがかわいくて」と表現し、周囲を困らせたあと「(この気持ちは)伝わらないですね」と茶目っ気たっぷりに笑う。安達は「猫ちゃんのコンディションは仁くん(渡邊)から聞いてました。『今日なんか落ち着いてますね』とか」と明かし、「間違いなく猫派になってるじゃないですか!」とMCがツッコミを入れると、渡邊は「はい、首まで突っ込んでいます(笑)」と明るく返した。
バツイチ編集者の長浜一生を演じた山中は猫がデザインされたTシャツを着用して参加し、「顔はパグに似ていると言われるんです(笑)」と告白。猫と共演するシーンが少なかったそうだが、「猫派か犬派か、どっちなんですか?」と質問する倉科には「猫派です! 飼いたいんですが、住んでいるところがダメで……」と返答する。アパレルショップに現れる風変わりな女の子・牛丸つぐみ役の石川は撮影時を回想し「“自由にやりなさい”というスタンスで猫と接していたら引っ掻かれてしまって。『痛い』というよりも『悲しい』と言う感情でしたね」と話し、安達に「猫は自由だから」とフォローされていた。
安達と倉科はプライベートでも猫を飼っているそうで、安達は「去年の夏に、大人になった猫を引き取ってくれないかという話をいただいたんです」と述懐。「ちょうど(本作の)撮影している頃?」と質問する山中に対して「そうなんです。だからちょっと運命を感じて」と返し、「お世話するにはどうしたらいいのか倉科さんに相談しました」と述べる。倉科は「ゲージの話とか、爪切りはどうしたら……とか、お答えしましたね」と回想。上村は「猫との暮らしを中心に撮っていくので、事前にかなり撮り方を調整しました。『この日はここに(猫が)いてくれるからこう撮って……』とカットを割ったりしましたね」と撮影の難しさを吐露した。
熊本を舞台とする本作の食事シーンには郷土料理が登場。熊本出身の倉科は「辛子蓮根が出てくるんですけど、熊本の人はマヨネーズを添えて、七味を少しかけて食べるんです。だから撮影現場では『マヨネーズもらっていいですか?』と熊本出身をアピールしました」と思い返す。安達は「辛子蓮根ってもともとが辛いのに、さらに七味つけるの?って思って」と言及。「でも本当においしかった。買って帰ろうと思ったのに……」とこぼすと、倉科に「辛子蓮根といきなり団子は買わないとダメですよ!」と明るく注意されていた。
最後に安達は「人間って生きていく中でいろいろなものを背負いますよね。背負わなくていいのにがんばってしまうときもある。この映画はそんな人に『荷物を下ろしなよ』って言ってくれるような映画。ぜひリラックスして楽しんで」と呼びかけ、イベントの幕を引く。フォトセッションには劇中で3人の愛猫・ミカヅキを演じたElphie(エルフィ)がスタッフに連れられて登場。山中は「真っ白!」と目を細めていた。
「三日月とネコ」は5月24日に東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国で公開される。
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おおとも ひさし @tekuriha
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"キャストの安達祐実、倉科カナ、渡邊圭祐、山中崇、石川瑠華、監督の上村奈帆が登壇した。
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