第35回東京学生映画祭の作品募集が開始、清水崇、石井岳龍らのコメント到着

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第35回東京学生映画祭が今夏に開催決定。作品エントリーが開始され、ゲスト審査員を務める清水崇石井岳龍らのコメントが到着した。

第35回東京学生映画祭 ビジュアル

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本映画祭は都内の大学生が企画運営を担っており、これまでに青山真治、熊澤尚人、中村義洋、月川翔、小泉徳宏、山戸結希らを輩出してきた。このたび監督が学生であることを条件に、実写長編部門・実写短編部門、アニメーション部門の3部門でエントリーが開始。1次エントリーは3月9日23時59分まで受け付けており、2次エントリーの期間は3月10日から31日23時59分までとなる。エントリー料など詳細は映画祭公式サイトにて確認してほしい。

清水は「映画祭は出逢いの場でもある。しかも本映画祭では世代を越える。若く勢いのあり余った若い作品群は勿論、多くの監督やスタッフ、俳優陣、関係各位との出逢いが待っている。本映画祭から、これまで幾つの出逢いと繋がりをいただいただろうか? 今年もこの時期が来た! 新しいセンスと世界観に期待!」とコメントを寄せている。

石井は「娯楽志向であれ、挑戦的なアート系であれ、観客がどのように感じるのかを充分に自覚していない、或いは作品の大切な部分の弱点を自覚しているのに直さずに応募された映画は、当然、物足りません。練られた事前準備や仕上げの粘りなどは、そのまま作品に反映されますし、物理的、技術的問題で望む表現が困難でも、大切な狙いを伝えたくて懸命に試行錯誤された代案がオリジナリティを生みます」とアドバイスを送った。

清水崇(ゲスト審査員)コメント

清水崇

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ここ数年…すっかり楽しみになり、毎年欠かさず足を運んでいる。
そこで「おや?」と気付いた。毎年連日、客席で全プログラムを鑑賞しているのは自分くらいだった……(焦・恥・苦笑)。
客席にいらっしゃるノミネート作品の関係者の皆さん、自分の関わる作品以外ももっと観るべきだ…と毎年感じていた。
……そんな矢先、昨年は、運営側の学生さんから突然の連絡を受けた。
“予定していた審査委員長の巨匠監督に不都合が生じ、急遽の代役を頼みたい”との事だった。
「毎年客席に観に来ているのがバレていた…」「大大先輩の巨匠の代わり……」
いきなり降り掛かった2重のプレッシャー!! ……だが、大好きな映画祭からの依頼だし、ホラーイメージばかりの僕なのに…と、光栄な想いもあったのでお引き受けさせてもらった。
思えば…過去2回の審査員以来、3回目だった。…そこで同じ審査員として、先輩:石井岳龍監督との久々の再会、大好きな映画「ひらいて」の首藤凛監督との出会いも嬉しかった。
そう、映画祭は出逢いの場でもある。しかも本映画祭では世代を越える。
若く勢いのあり余った若い作品群は勿論、多くの監督やスタッフ、俳優陣、関係各位との出逢いが待っている。
本映画祭から、これまで幾つの出逢いと繋がりをいただいただろうか?
今年もこの時期が来た! 新しいセンスと世界観に期待!
まずは…今夏も自作の制作時期と被らず、観に行けるかどうか? だが……
もし会場へ伺えたら……(ホラーばっかりの監督ですが)見かけたら、遠慮無く声かけてやってください!

石井岳龍(ゲスト審査員)コメント

石井岳龍

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娯楽志向であれ、挑戦的なアート系であれ、観客がどのように感じるのかを充分に自覚していない、或いは作品の大切な部分の弱点を自覚しているのに直さずに応募された映画は、当然、物足りません。練られた事前準備や仕上げの粘りなどは、そのまま作品に反映されますし、物理的、技術的問題で望む表現が困難でも、大切な狙いを伝えたくて懸命に試行錯誤された代案がオリジナリティを生みます。映画はスタートしたら一方的に流れて終わる、そこに表現された全てを決して誤魔化せない、恐ろしくも暴力的な表現形態です。

幸洋子(ゲスト審査員)コメント

幸洋子

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上手くできたか、人に気に入られるか、まとまっているか、よりも、思いっきり今の自分が作りたいものを作って欲しいです。失敗を恐れずに実験を楽しみながらのびのびとした気持ちで作れば、見た人にとっても新鮮な作品になるのだと思います。こう作らなければいけないという思い込みは無視して、自分なりのとっておきの表現を探して、発見、発明したいものですね!

河村陸(第34回東京学生映画祭 実写長編部門グランプリ)コメント

河村陸

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がく-せい【学生】①学問をしている人。
「学生」という区分が良いですね。
おそらく「教員映画祭」より「学生映画祭」のほうが面白いような気もします。
四年制に限らないのも良いですし、
映画学科に限らないのも良いですし、
ペン字講座の学生でも良いんですね。
色々な方面から集まる変な人たち。
その中に観客として加わるのも良いですし、
自分の作品を見てもらうのもオススメです。

はるおさき(第34回東京学生映画祭 アニメーション部門グランプリ)コメント

はるおさき

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作品を作っていると、孤独を感じながら自問自答し続け、答えの無い問題に苦しむ瞬間が必ず訪れます。
ですが作品が完成し誰かに見てもらえた時、言葉に出したことのない自分の悩みに共感してくれる人、考えた事のないアイデアを持つ人々に出会うことができます。
東学祭は、未知を未知として受け入れ、楽しんでくれる優しい人々に出会える場所だと思います。
孤独だと思って自らの内に篭り切ってしまう前に、作品を誰かに見せて、自分以外の存在や繋がりを感
じてみるのもいいかもしれません。

中山響一(第34回東京学生映画祭 実写短編部門グランプリ)コメント

中山響一

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面白いとは何か、どうしたら観客は感動するのか...制作する際に一度は考えると思います。
大学4年次の作品。私は焦りから本作の脚本をなかなか書けないでいました。
悩んだ時は一度振り出しに戻って。あなたが一番伝えたい想いを映像にのせてください。
その想いは必ず伝わります。

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