第35回東京学生映画祭のゲスト審査員が明らかに。映画監督の
都内の大学生が企画運営を担っている本映画祭。学生の制作した映像作品を全国から募集し、コンペティション形式でグランプリを決定する。ゲスト審査員は各プログラムの上映後にトークする予定だ。
原は「今時の学生といえば、私からみたら孫世代、いや、ひ孫世代になるのか、彼らからどんなことが学べるだろうか? すごく楽しみである」と期待を込め、三島は「この映画祭で出会った藤原季節(『中村屋酒店の兄弟』監督・白磯大知)と短編『よろこびのうたOde to Joy』を作れた。この映画祭に参加していた常間地裕監督とドラマを一緒に作れた。いろんな方々が『東京学生映画祭』の会場にいました、と声をかけてくれる。そんな『次』が生まれているのも嬉しい。今年も、楽しみにしている」と伝えた。
また今泉は「私も自主映画から映画づくりを始めて今に至っています。特に私からみなさんになにかを教えられることはありません。伝えられることはもしかしたらなにかあるかもしれません。みなさんの映画を見て、感じて、いろんなことを学べたらと思っています」とコメント。山田は「作品の良し悪しにおいては学生とプロの差はありません。新たな才能に会えることを楽しみにしています」とつづった。
第35回東京学生映画祭は東京・ユーロライブで8月16日から18日まで開催。
第35回東京学生映画祭
2024年8月16日(金)~18日(日) 東京都 ユーロライブ
原一男 コメント
30代の頃、今村昌平、大島渚、新藤兼人ら一世代上の監督たちから、映画作りの全てを学ぼうと講座形式で、ご本人たちをゲストに招き「CINEMA塾」を開講した。
私の映画の最良の勉強の仕方は、作り手本人からダイレクトに話を聞くこと、と信じている。
ひと通り、その世代から学んだと思えたので次に、私より一世代下の監督たちをゲストに招いた。大して学ぶことはないだろう、とタカを括っていたらとんでもない、手法の斬新さ、テーマの選び方など、その自由なことに大いに刺激を受けた。
さて、今時の学生といえば、私からみたら孫世代、いや、ひ孫世代になるのか、彼らからどんなことが学べるだろうか? すごく楽しみである。
三島有紀子 コメント
学生の時、映画を作っていると、大きく息ができるような疾走感があったなあ…。
第30回のとき、審査員なんて「おこがましいです」とお伝えしながらも、そんなことを思いながら参加させていただいた。
みなさまの、とても「自由な作品」たちに、大きな刺激をいただき、おもしろかった。
そして、この映画祭で出会った藤原季節(「中村屋酒店の兄弟」監督・白磯大知)と短編「よろこびのうたOde to Joy」を作れた。この映画祭に参加していた常間地裕監督とドラマを一緒に作れた。いろんな方々が「東京学生映画祭」の会場にいました、と声をかけてくれる。そんな「次」が生まれているのも嬉しい。今年も、楽しみにしている。
今泉力哉 コメント
2024年。この時代に「映画をつくること」は私が映画をつくり始めた25年近く前に「映画をつくること」とは少し違った意味を持っている気もします。
同じ部分ももちろんあると思います。私も自主映画から映画づくりを始めて今に至っています。特に私からみなさんになにかを教えられることはありません。
伝えられることはもしかしたらなにかあるかもしれません。みなさんの映画を見て、感じて、いろんなことを学べたらと思っています。よろしくお願いします。
山田遼志 コメント
映像作品が多く消費される昨今、何かを突きつけてくるような強烈な、或いは繊細な作品が発見されづらい状況があります。映画祭という場は、このような作品を発見していくべき場所であり、審査員をさせていただくことに身が引き締まります。作品の良し悪しにおいては学生とプロの差はありません。新たな才能に会えることを楽しみにしています。
今泉力哉 @_necoze_
東学祭の審査員します。
2017年以来、7年ぶり2度目です。
https://t.co/NJI500Cqmx
ちなみに2017年のアニメーション部門グランプリはのちに「PUI PUI モルカー」をつくる見里朝希監督でした。「https://t.co/iDQBJKfx3C」も「マイリトルゴート」も見ました。面白かったです。 https://t.co/8pI34PC740