「ラストタンゴ・イン・パリ」「ラストエンペラー」で知られるベルトルッチ。本作では第2次世界大戦前夜のイタリアを舞台に、ファシスト政権下に生きる順応主義者の末路が描かれる。結婚を間近に控えた青年・マルチェロは、少年期に知り合った同性愛者の運転手を射殺したトラウマから“普通であること”への執着が芽生え、ファシズムに加担していた。彼はかつての恩師であり、今は仏パリで反ファシズム運動を展開しているクアドリ教授に接近し、イタリア国内に潜伏する反政府主義者をあぶりだそうとする。新妻・ジュリアとの新婚旅行と称してパリを訪れたマルチェロはクアドリ邸に迎えられるが、教授の若き妻・アンナに魅了されたことにより計画が揺らぎ始めるのだった。
主役のマルチェロを演じたのは
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