東京学生映画祭のゲスト審査員に首藤凜、長谷川和彦、石井岳龍、幸洋子、原恵一が就任

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第34回東京学生映画祭のゲスト審査員が決定。実写短編部門・実写長編部門では首藤凜長谷川和彦石井岳龍、アニメーション部門では幸洋子、原恵一が就任した。

長谷川和彦

長谷川和彦

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「第34回東京学生映画祭」キービジュアル

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学生だけで企画・運営のすべてを行う、国内最大規模の学生映画祭・東京学生映画祭。同祭では、学生の制作した映像作品を全国から募り、コンペティション形式でグランプリが選出される。

第34回東京学生映画祭 スケジュール

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このたび、審査員らが参加するトークショーの実施も決定。首藤は8月18日のAプログラム、長谷川は8月19日のBプログラムとCプログラム、石井は8月20日のDプログラム、幸と原は8月20日のEプログラムに登壇して上映作の監督と語り合う。時間詳細は東学祭公式サイトなどで確認を。ゲスト審査員たちのコメントは下部に記した。

第34回東京学生映画祭は、8月18日から8月20日にかけて東京・ユーロライブで開催。今年は実写の長編が5本、実写の短編が8本、アニメーションが8本ノミネートされ、計21本の作品が上映される。

首藤凜(映画監督・脚本家)コメント

首藤凜

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学生時代、応募しては落選し、応募しては落選した、東京学生映画祭。
作品を作り他人に見せるのはいつだって怖い。
それでも応募する方々が沢山いらっしゃって、映画が通っていく場所があることを、素晴らしいなと感じています。
憧れの舞台に呼んでいただけて光栄です。
ぜひ忘れられない映画に出会わせてください。

長谷川和彦(映画監督)コメント

学生映画祭の審査員をやる事になった。
主催者の依頼が丁寧だったので、つい受けてしまい、かなり後悔している。
「長い間自分の映画も撮れずにウロウロしてる77歳のジジイに、他人が撮った映画の審査なんか出来るのか?/いや、そんな生意気な行為が許されるのか?」
「俺は若者の映画が観たくて審査員をやるんだぜ」と、気弱げに俯く自分に対して、腹が立つ。
ここはともかく生意気な自分の本音を露呈して前進するしかあるまい。
「ドキドキわくわく、死に花咲かせ、喜寿の春」

幸洋子(アニメーション監督)コメント

幸洋子

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学生さんの作品は、本当にやりたい表現を思いっきりやってほしい、周囲の目線や既存の枠に収まらずにどんどん実験していってほしいという気持ちがありますし、自分もそうでありたいと思います。
一体全体どんな作品たちに出会えるのか、とても楽しみにしています!

原恵一(アニメーション監督)コメント

原恵一 (c)菊池修

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今から40年前、1983年に僕はアニメーション制作の現場に入りました。
その頃の日本のアニメーションは、子供向けのものとの偏見が強く、映像の仕事としては底辺の扱いを受けていたし、僕自身、自分の作っているアニメに自信が持てないでいました。
それが今、日本のアニメは国内外で大人気コンテンツとなっています。こんな時代が来るなんて想像もしていませんでした。その今の、アニメ界を観ている皆さんには信じなれないかもしれませんが、現在の日本のアニメ現場は人材不足がマジで切実です。この矛盾する現場へ、どうか足を踏み入れてください。「考えるな、感じろ」とブルース・リーも言ってるぜ。

第34回東京学生映画祭

2023年8月18日(金)~8月20日(日)東京都 ユーロライブ

コンペティション

実写長編部門

「花心 ファーシン」
「完璧な若い女性」
「USE BY YOUTH」
「ペットボトルロケットが飛んだら終わり」
「夢うつつ」

実写短編部門

「万年幻想曲」
「おじいちゃんの茶碗」
「いうなれば、黄昏」
「記憶と残心」
「Chasing My Dream」
「タピオカ学入門」
「浮いてる二人」
「ディス・イヤーズ・モデル」

アニメーション部門

「DOCOOK」
「いずみのこえ」
「Sewing Love」
「520」
「La nuit des illusions~迷走の夜~」
「STRAW」
「アトミック・ウォー 大腸篇」
「来世 ユニニーンの首筋後ろのホクロになりたい」

オダギリジョーさん特別講義 ~幻の監督作上映&映画を志す若者のためのトークショー~

<上映作品>
「帰ってきた時効警察」第8話
「さくらな人たち」

大林宣彦と学生映画=いつか見た夢たち ー8ミリ・16ミリ映画特集ー

第1プログラム

「喰べた人」大林宣彦
「EMOTION 伝説の午後 いつか見たドラキュラ」大林宣彦
「おかしさに彩られた悲しみのバラード」原將人 ※特別上映

第2プログラム

「TURN POINT 10:40」小中和哉
「いつでも夢を」小中和哉
「MOMENT」手塚眞

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※記事初出時、一部人名に誤りがありました。お詫びして訂正します。

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原恵一監督を応援するブログ #かがみの孤城応援中 @K_Hara_AnimeFan

原恵一監督が今年の東京学生映画祭のアニメーション部門のゲスト審査員を務めることになりました! https://t.co/32BtBrI8rx

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