第74回カンヌ国際映画祭で審査員賞を受賞した本作の舞台は、南米コロンビア。ある明け方、大きな爆発音に驚き目覚めたジェシカは、その日以来自分にしか聞こえない爆発音に悩まされるようになる。彼女は姉に会うためボゴタを訪れ、建設中のトンネルから発見された人骨を研究している考古学者のアグネスと親しくなり、発掘現場近くの町で魚の鱗取り職人エルナンと出会う。そして1日の終わりに、ジェシカは目が醒めるような感覚に襲われるのだった。
北米では配信やソフトのリリース予定がなく、映画館のみで上映される本作。ウィーラセタクンは「この映画は映画館で観ることが非常に重要であり、唯一の方法かもしれないと思っています。観客1人ひとりに、暗闇を受け入れ、夢を見てもらいたいと思っています」と語った。
ジャパンプレミアは第34回東京国際映画祭(TIFF)で行われ、11月1日14時15分より東京・よみうりホールにて上映される。チケットは明日10月23日に発売。なお本作は第94回アカデミー賞国際長編映画賞コロンビア代表に選出された。
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