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ディーン・フジオカが太賀にインドネシア流食事作法を伝授「海を駆ける」完成披露

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「海を駆ける」完成披露舞台挨拶の様子。左から深田晃司、鶴田真由、ディーン・フジオカ、太賀、阿部純子。

「海を駆ける」完成披露舞台挨拶の様子。左から深田晃司、鶴田真由、ディーン・フジオカ、太賀、阿部純子。

本日5月7日、「海を駆ける」の完成披露舞台挨拶が東京・テアトル新宿にて行われ、キャストのディーン・フジオカ太賀阿部純子鶴田真由、監督の深田晃司が登壇した。

本作は、インドネシア・スマトラ島のバンダ・アチェで全編ロケ撮影をしたファンタジー。自然の脅威と美を、国籍や宗教を超えて育まれる若者たちの友情を通して描き出す。

謎の男ラウとして主演を務めたフジオカは、劇中に全裸で登場することに触れ「今日はちゃんと服着て来ました!」と挨拶して会場の笑いを誘うと、「チャレンジングな作品。監督とたくさんコミュニケーションを取って作っていこうとしました」と語る。また、当初アチェでのオールロケという話を聞いた際には「気が狂ってるなって思ったんです(笑)」と打ち明け、「もともとインドネシアの中で内戦のあった地域で、ジャカルタにいる家族にアチェの話をすると『そんな危ないところに何しに行くんだ』って言うくらい」とその理由を説明。「でも、いつかインドネシアで映画の撮影をしてみたかったので、祖国を経由してアチェに行けたことを誇りに思います」と感慨を述べた。

成り行きでラウと一緒に暮らすことになるタカシを演じた太賀は、「ディーンさんにインドネシア流の食事の仕方を教えてもらって」とエピソードを披露。「やってるうちにノールックで食べれるようになったよね」とフジオカが明かすと、太賀は「撮影中にできるようになろうと決意して。スリーフィンガーなのか、フォーフィンガーなのかとか、そういったアプローチも楽しかったです」と笑顔で振り返った。

太賀とタカシの母・貴子役の鶴田がインドネシア語での演技を「難しかった」と言い合うと、フジオカは「現場でお二人の演技を見て、本当にすごいなと。鳥肌立ちました」と称賛。それに対して鶴田はラウの役柄について「ディーンさんの普段の佇まいというか、美しくてピュアな感じがそのまま生かされていました」と褒め返す。深田も「文脈が見えない『何者なんだろう』って人物にしたくて。ディーンさんのキャリアや生き方そのものが、ラウというキャラクターの後押しになるのではと思いました」と語った。

タカシの従妹・サチコ役の阿部は「楽しかった思い出しかない」と笑顔で撮影を回想。フジオカも「太賀くんは歌手デビューするんじゃないかってくらい(現地に)なじんでたよね(笑)」と同意すると、深田は「スタッフも現地の人のほうが多いですし、インドネシアの流儀に入っていったという感じ。昼休みに誰かが歌い始めたら合唱大会になる。日本の現場ではなかなかない光景でした」と和気あいあいとした現場の様子を説明した。

最後にフジオカは「僕らのいる世界はどの角度から見るかで解釈が変わるってことを考えさせられる作品。スマトラ島の地震を経験しているアチェの人たちの明るさや優しさに触れて、未来に対する希望が生まれました」と真摯に思いを述べて、イベントを締めくくった。

「海を駆ける」は5月26日より全国ロードショー。

(c) 2018 "The Man from the Sea" FILM PARTNERS

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