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阿部サダヲがブルーリボン賞主演男優賞を獲得、「僕は通天閣」

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第60回ブルーリボン賞授賞式にて、主演男優賞を受賞した阿部サダヲ。

第60回ブルーリボン賞授賞式にて、主演男優賞を受賞した阿部サダヲ。

第60回ブルーリボン賞の授賞式が本日2月8日、東京・イイノホールにて開催され、主演男優賞の阿部サダヲが出席した。

阿部は「彼女がその名を知らない鳥たち」にて、蒼井優扮する自堕落な女性・十和子に付きまとう不潔で下劣な男・陣治を演じた。トロフィーと賞状を受け取ると「スピーチを考えていたんですけど……」と緊張しつつ、同作品で監督賞を受賞した白石和彌に感謝。そして「スタッフの方たちが陣治という役を愛してくださって、ものすごく汚してくださって。ありがとうございます。助かりました。私を選んでくださった東京映画記者会の方々にも」とお礼の言葉を続け、「私に取らせたくないと思っていた人も当然いると思うので。それを胸にこれからもがんばっていきます」とユーモアを交えて抱負を述べる。

授賞式の司会を務めたのは、昨年の受賞者である大竹しのぶ松山ケンイチ。松山は「汚かったっすねー!」と映画の感想をざっくばらんに述べ、関西弁で陣治を演じた阿部のセリフ回しを絶賛した。また阿部は、現場での白石を「面白いです。いろんなことを思いつく監督で、アドリブをちょこちょこ入れてくる」と振り返る。「でも関西弁でアドリブができなくて。一度『アンジェリーナ・ジョリー』っていう単語を入れられて、必要ないのになまってしまったこともあった。しかもカットされたので、なんのためにやったのかわからない!(笑)」とまくしたてるように現場でのエピソードを明かした。

また松山が、大竹が昨年受賞した「後妻業の女」で笑福亭鶴瓶の股間を見て「スカイツリー」と表現した逸話を持ち出し、阿部に「劇中の蒼井優ちゃんが色っぽかったですが、スカイツリーになりましたか?」と聞いて、大竹から「本当にどうしようもない質問!」とたしなめられる場面も。阿部が「僕はもともと通天閣だから」と答えるのを制止しながら、大竹は「威厳のある賞なんだよ!」と立腹。主演男優賞と主演女優賞の受賞者は翌年の司会を務めるというしきたりがあるため、阿部は早くも「来年、俺(ブルーリボン賞)終わらすかもしれない……」と震えていた。

また阿部と同じく舞台でも活躍する大竹は、「阿部さんと古田新太さんが私にとっての先生。いつもカッコよくてセクシーで」とステージ上での阿部を褒め称える。しかし「台本とか本当に真っ白なんですよ! 読んできたのかな?ってくらい真っ白け。でも舞台ではカッコいい!」と無理やりフォローを入れる大竹の暴露に、阿部は「しのぶさんも(台本)きれいじゃないですか!」と言い返し、互いに仲の良さをうかがわせた。

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