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ブルーリボン賞授賞式で「あゝ、荒野」岸善幸や白石和彌、石橋静河が喜び語る

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第60回ブルーリボン賞授賞式にて、前列左からユースケ・サンタマリア、新垣結衣、阿部サダヲ、斉藤由貴、石橋静河。後列左から大竹しのぶ、岸善幸、白石和彌、20世紀フォックス映画シニアマネージャー・平山義成、松山ケンイチ。

第60回ブルーリボン賞授賞式にて、前列左からユースケ・サンタマリア、新垣結衣、阿部サダヲ、斉藤由貴、石橋静河。後列左から大竹しのぶ、岸善幸、白石和彌、20世紀フォックス映画シニアマネージャー・平山義成、松山ケンイチ。

第60回ブルーリボン賞の授賞式が2月8日、東京・イイノホールにて開催され、各賞の受賞者が出席した。

在京スポーツ紙7社の映画担当記者によって選定されるブルーリボン賞。昨年度に主演男優賞と主演女優賞に選ばれた松山ケンイチ大竹しのぶが司会を務めた。

作品賞に輝いたのは、菅田将暉が主演を務めた「あゝ、荒野」。監督の岸善幸は感謝の言葉を述べつつ、「7紙にめちゃくちゃ叩かれたことがあって……。江頭2:50さんがトルコで全裸になって問題になった番組の責任者が僕でした。今後は7紙の方々に褒めていただけるようがんばりたい」と冗談交じりに語る。

彼女がその名を知らない鳥たち」からは監督賞に白石和彌、主演男優賞に阿部サダヲが選出。白石は「監督になれると思ってなかったので。運よく監督になってこうやって評価いただける人生が待っているとは」としみじみ述べ、「サニー/32」「孤狼の血」など新作を続々手がけていることについて、「監督デビューが34歳。そんなに遅くないのかもしれないけど、自分としては20代で撮れなかった悔しさがある。それを取り戻すため今必死にやってます」と打ち明けた。

初主演作にして新人賞に選ばれたのは、「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」で看護師とガールズバーの仕事を掛け持ちする女性を演じた石橋静河。大竹は、自身と同世代である石橋の母親・原田美枝子の名前を出して「私、17歳のときに朝ドラで美枝子ちゃんと共演したんですよ」と声をかける。母が女優として働く姿を見て、石橋は「大変そうだなと思って小さい頃はやりたくなかったです」と告白。今回の撮影も「つらかったです」と吐露するが、「でもつらいのがだんだん楽しくなりました。初めての経験だったので、ただひたすら困っていましたが……」となんとか乗り切ったことを振り返る。大竹から「今は(女優を)やっていきたい?」と聞かれると、迷いなく「はい!」と返事をした。

授賞式では、司会の松山と大竹の自由な進行で盛り上がる場面もしばしば。松山が最初に「昨年は(司会の)大泉洋さんがずーっとペラペラと(笑)。かなり押したらしいので、今年は時間通りに終わらせようと思います」と宣言した通り、授賞式はサクサクと進んだ。そのため時間が余ってしまい、困った大竹が「ユースケさん! どうしよう、助けて」と助演男優賞の受賞スピーチをすでに終えたユースケ・サンタマリアに助けを求める。ユースケは急きょ受賞者たちに改めてコメントを求めるという荒技に出て、司会者2人のSOSに応えた。また主演女優賞と主演男優賞に輝いた新垣結衣と阿部サダヲは、翌年自分たちが進行を担当することに不安げな様子だったが、「来年はがんばりましょう」と声をかけ合っていた。

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第60回ブルーリボン賞

作品賞

「あゝ、荒野」

外国映画賞

ドリーム

監督賞

白石和彌(「彼女がその名を知らない鳥たち」)

主演男優賞

阿部サダヲ(「彼女がその名を知らない鳥たち」)

主演女優賞

新垣結衣(「ミックス。」)

助演男優賞

ユースケ・サンタマリア(「あゝ、荒野」「泥棒役者」)

助演女優賞

斉藤由貴(「三度目の殺人」)

新人賞

石橋静河(「映画 夜空はいつでも最高密度の青色だ」)

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