映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル」開催、河瀬直美の初期作も

全国5都市で開催される映像アートの祭典「イメージフォーラム・フェスティバル2016」が、東京のシアター・イメージフォーラムにて明日4月29日よりスタートする。

今年で30回目の開催を迎える同イベント。本年は、一般公募部門「ジャパン・トゥモロウ」に最終審査ノミネート作品14本が、日本招待部門「ニューフィルム・ジャパン」に34本が集められた。また海外招待部門「ニューフィルム・インターナショナル」では、新作のほか1980年代イギリスのポストパンク運動を彩った映像作品や、ダダイズムの誕生から100年を記念しジョージ・マチューナスがまとめたフルクサス短編映画集を紹介する。

さらに30回記念回顧プログラムとして、特集「ユニーク・エンカウンターズ」も展開。過去の公募部門受賞作を中心に10プログラム35作品がセレクトされた。中には山村浩二、黒坂圭太らの作品を集めたアニメーション特集や、マンガ家の岡崎京子も絶賛した歌川恵子の「みみのなかのみず」をはじめとした女性監督作品特集、河瀬直美の1992年の作品「につつまれて」を含む「ロスト・アンド・ファウンドの物語」と銘打ったプログラムなども。上映作品の詳細は公式サイトを参照してほしい。

なお「イメージフォーラム・フェスティバル2016」は5月14日より京都・京都芸術センター、6月3日より福岡・福岡市総合図書館映像ホール、6月22日より愛知・愛知芸術文化センター、7月16日より神奈川・横浜美術館レクチャーホールでも開催される。

※河瀬直美の瀬は旧字体が正式表記

イメージフォーラム・フェスティバル2016（東京会場）

2016年4月29日（金・祝）～5月6日（金）東京都 シアター・イメージフォーラム
当日料金：1回券 1200円 / 4回券 3200円 / フリーパス 8000円
前売り料金（特別鑑賞券）：1回券 1000円 / 4回券 3200円 / フリーパス 8000円
※各回入れ替え制
※チケットは各種プレイガイドにて販売
※特集「ユニーク・エンカウンターズ」は当日1回券が600円