「ひろしまアニメーションシーズン 2026(HAS)」が、8月19日から23日にかけて広島・JMSアステールプラザで開催される。
「ひろしまアニメーションシーズン」は世界4大アニメーション映画祭の1つである「広島国際アニメーションフェスティバル」が2020年に終了したのち、新たな装いで生まれ変わった2年に1度の国際アニメーション映画祭。今年の特集テーマが「風」であることも発表された。
メインプログラムとなるコンペティションの作品募集が本日12月1日にスタート。「短編」「長編」「環太平洋アジアユース」「日本依頼作品」の4部門で、短編コンペティションのグランプリ受賞作品は、米アカデミー賞短編アニメーション部門への応募資格を獲得する。選考委員はアニメーション作家の
また世界の優れたアニメーション作家・専門家を対象にした広島での滞在制作プログラム「第3回ひろしまアーティスト・イン・レジデンス(H-AIR)」も、本日12月1日から1月31日まで募集。3名のアーティストを約80日間にわたり広島市内に招聘し、各アーティストによるワークショップを開催する。詳細は公式サイトでご確認を。
本映画祭のアーティスティック・ディレクターを務める山村は「今年のテーマを『風』としました。気候としての風、また時代の潮流を意味する風。見えない動きを視覚化するアニメーションによって、新たな風が吹くことを願っています」とコメント。プロデューサーの土居伸彰は「広島とのあいだにアニメーションを通じた40年以上の交流があるジョルジュ・シュヴィッツゲーベルさんに審査員就任を快諾いただけたことは、アニメーションを一時的な徒花ではなく永続する文化として捉えたい私たちにとって、とても嬉しいことです」とつづっている。
「ひろしまアニメーションシーズン 2026(HAS)」概要
開催日程・場所
広島県 JMSアステールプラザ 2026年8月19日(水)~23日(日)
メイン企画
- コンペティション(短編・長編・環太平洋アジアユース・日本依頼作品)
- 特集上映
- シンポジウム
- トーク
- 展示
- ひろしまアニメーションアカデミー&ミーティング(HAM)
山村浩二(アーティスティック・ディレクター)コメント
「ひろしまアニメーションシーズン」は、2026年夏、3回目を迎えます。環太平洋アジアにおける広島での開催は、世界の平和を希求する歴史的かつ文化的に意義があり、日本で唯一のアカデミー賞公認のアニメーション映画祭であるオーソリティとして、しかし決して権威的になることなく柔軟に、進化する技術や社会の影響を受けながら変容していく新しいアニメーションと、伝統を接続し、世代を跨いだ緩やかな交流の場となるよう準備を進めています。今年のテーマを「風」としました。気候としての風、また時代の潮流を意味する風。見えない動きを視覚化するアニメーションによって、新たな風が吹くことを願っています。
土居伸彰(プロデューサー)コメント
世界中そして日本中にアニメーション映画祭文化が百花繚乱な現在、レガシーある広島で何をなすべきかを考えたとき、「いま」だけではなく、「いま」を作り上げてきた歴史の蓄積と広がりにも目を向けることが、ひろしまアニメーションシーズンのやるべきことだと改めて思います。今回、広島とのあいだにアニメーションを通じた40年以上の交流があるジョルジュ・シュヴィッツゲーベルさんに審査員就任を快諾いただけたことは、アニメーションを一時的な徒花ではなく永続する文化として捉えたい私たちにとって、とても嬉しいことです。映画祭も、現在と歴史を穏やかに接続していく様々なプログラムを準備中です。ご期待ください。
山村浩二の映画作品
関連人物
土居伸彰 Nobuaki Doi @NddN
ジョルジュ・シュヴィッツゲーベル来日決定!! https://t.co/OrOP8kdGcA