「ここさけ」初日で吉田羊が水瀬いのり、細谷佳正ら声優陣に尊敬の眼差し

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本日9月19日、東京・新宿バルト9にて「心が叫びたがってるんだ。」の初日舞台挨拶が行われ、監督の長井龍雪、脚本を執筆した岡田麿里、キャラクターデザインおよび総作画監督を担当した田中将賀と、声優を務めた水瀬いのり内山昂輝雨宮天細谷佳正吉田羊が登壇した。

「心が叫びたがってるんだ。」初日舞台挨拶の様子。

「心が叫びたがってるんだ。」初日舞台挨拶の様子。

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満員の観客に迎えられたスタッフとキャスト陣は「朝早くからありがとうございました」とお礼を述べると、1人ひとり公開初日を迎えた心境を吐露。ヒロインを演じた水瀬は「オーディションで自信があったわけではなかった分、順を演じきれたことですごく成長につながったかなと思うので、順を演じられて幸せでした」と述べる。また内山が「声優に選ばれたことを、違う現場でこの人から聞きまして……。ガセネタだったらどうしようかと思ったんです。だからスタッフから聞いて本当でよかったです」と横にいる細谷を見やると、細谷は「前々から映画の脚本をアニメで表現したような作品に出たいと思ってまして、その中に内山昂輝がよくいらっしゃいまして、僕の中では一緒にやりたい役者さんナンバー1だったので、喜びのあまりフライングしました」と照れ笑いを浮かべて観客の笑いを誘う。

「心が叫びたがってるんだ。」初日舞台挨拶の様子。

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主人公・成瀬順の母親、泉役で声優に初挑戦した吉田は「すごく難しかったですね。勝手がわからない世界だったんですけど、監督のおかげでなんとかかんとか演じられたと思います」と率直な感想を述べ、「普段は感情を積み重ねていく足し算のお芝居なんですけど、声優は引き算のお芝居。感情を抑えることで吉田羊の声ではなくて、泉さんの声として届く。今までとは違うアプローチをさせていただきました。(声優は)本当に尊いお仕事だなと、今皆さんの声を聞きながら思いました」と横に立つ4人の声優に尊敬の眼差しを向ける。すると4人はそろって「ありがとうございます!」と威勢よく返した。

そして登壇者たちは「今、心が叫びたがっていること」をパネルに書いて表現。長井は「時間がほしい」、岡田は「キンチョー」、田中は「無事完成してよかった!!」とそれぞれの思いを明かし、吉田は時間が足りないと言い「1日36時間!!」というパネルを披露した。また水瀬は「誰よりも順が大好きだと叫びたい。最初は期待作のヒロインということでプレッシャーも大きかったですけど、これも順が連れていってくれた景色だなと思って」と感慨深そうに語り「順!! 大好きだよ!!」と書いたパネルを掲げた。一方で内山は「なぜこのタイトル!?」と素朴な疑問をスタッフにぶつけ、「インタビューとかで『心が叫びたがっていることはなんですか?』って聞かれすぎて、正直ネタがない!」と観客を爆笑させ、細谷は初日舞台挨拶らしく「お願い大ヒットして」というパネルを見せる。なお、雨宮は「新しいマットレスが欲しい!」と個人的な願望を吐露。内山が「この映画のギャラで!」とすかさず言葉を挟むと、劇場は笑いに包まれた。

左から水瀬いのり、内山昂輝、細谷佳正、雨宮天。

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「心が叫びたがってるんだ。」は、「劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を手がけたスタッフによる青春群像劇。埼玉・秩父を舞台に、ミュージカル制作を通して自身の“本当の気持ち”と向き合っていく高校生たちの物語を描く。

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