「サウダーヂ」の空族、元自衛隊員と娼婦を描く「バンコクナイツ」の製作発表

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「サウダーヂ」の富田克也が監督を務める「バンコクナイツ」の製作発表トークが、本日6月6日に東京・K’s cinemaにて行われ、脚本を手がけた相澤虎之助が登壇。富田はSkypeを使用したインターネット通話で参加した。

「バンコクナイツ」イメージビジュアル (c)kuzoku

「バンコクナイツ」イメージビジュアル (c)kuzoku

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富田克也

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「バンコクナイツ」は、富田、相澤による映像制作集団、空族の最新作。タイ・バンコクを舞台に、実在する日本人向けの売春街“タニヤ街”を訪れた元自衛隊員と、現地で娼婦として暮らすタイ人女性の交流を描く。

相澤虎之助

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この製作発表は、前作「サウダーヂ」の上映後にスタート。冒頭では「バンコクナイツ」の特報がスクリーンに映し出された。5分間の映像は、バンコクの街並みとそこに暮らす人々の生活の様子が切り取られており、ストーリーの詳細は依然としてベールに包まれたまま。最後に大きく“2016年完成予定”とテロップが表示されて終わる。

そして2014年9月からバンコクに滞在中の富田と、Skypeによる通話が開始。富田は「『バンコクナイツ』のテーマは“娼婦、楽園、植民地”。自分たちがどんな映画を撮るかを考えた時に、このテーマに行き着いた。数多の映画が描いてきた娼婦のお涙ちょうだい的なストーリーではなく、その土地の歴史的背景にもきちんと向き合いたい」とまっすぐに前を見据えて語る。相澤は「あのキャラクターがあの時こんな行動をとっていたら……と、これまでの作品と少しつながりを持つ内容になりそうです」と前作を例に挙げながら話し、観客の期待感を煽った。

続いて、この作品が日仏の共同制作であること、「サウダーヂ」に出演したヒップホップグループstillichimiyaのメンバーが撮影クルーとして参加することなどが明かされる。

最後に富田が観客に向けてメッセージを送ると、「今まで通り、山あり谷あり四苦八苦でやっております。いずれクラウドファンディングを行う予定なので、ご興味を持っていただけたらぜひお力を貸し……」と、言い終える前に通話が途切れてしてしまうハプニングが。その後再び接続を試みるも繋がらず、会場が和やかな笑いに包まれ、製作発表は終了した。

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isao@真面目屋 @isao_majimeya

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サウダーヂはちょっと面白かったので期待

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