このイベントは、2010年に
イベント当日は台風上陸による悪天候にみまわれ、開場時間には大粒の雨が降り出した。しかし、トータスがステージに登場すると雨は止み、毎年恒例となっている母校・黒田庄中学校の校歌斉唱でライブはスタート。トータスは播州織で作ったというシャツの上にタキシード風のジャケットを羽織り、黒田庄中学校吹奏楽部の演奏をバックに校歌を熱唱した。続いて「明星」が歌われる頃には晴れ間も差し、観客の熱気も急上昇。「かわいいひと」や「借金大王」「サムライソウル」などウルフルズのナンバーも飛び出し、場内は冒頭から大きな盛り上がりを見せた。
ライブ中盤にはトータスがメインステージから中央ステージに移動し、弾き語りコーナーへ。トータス松本ソロ第1弾シングル「涙をとどけて」とウルフルズの「ええねん」がシンプルなアレンジで歌われた。また今回は昭和の名曲をカバーする企画も用意され、橋幸夫・吉永小百合「いつでも夢を」や沢田研二「勝手にしやがれ」、尾崎紀世彦「また逢う日まで」といった名曲がトータス節で生まれ変わる。そして終盤は「バンザイ～好きでよかった～」「クリア！」「笑ってみ」などの熱いナンバーを連発。すっかり日の落ちた場内に1万人の大合唱が鳴り響いた。
最後は「笑えれば」をじっくりと歌い上げ大団円を迎えるも、客席からアンコールを求める「トータス!! トータス!!」の声は鳴り止まない。浴衣姿で再びステージに上がったトータスは、ここで昭和カバー企画を締めくくる西城秀樹の「YOUNG MAN（Y.M.C.A）」を全力でパフォーマンス。さらに「ミスタースマイル!! ウルフルケイスケ!!」とウルフルズのギタリスト・ウルフルケイスケを呼び込むと、ケーヤンはトータスとお揃いの浴衣姿で登場した。2人がステージで共演するのは、ウルフルズ活動休止以来4年ぶり。トータスが「ケーヤンのこのギターと言えば、この曲しかないやろ!!」と叫ぶと、ウルフルズの名曲「ガッツだぜ!!」のイントロが鳴り、場内は大歓声の渦に包まれた。
さらなるアンコールを受けステージへと戻ったトータスは、最後に「ストレイト」と「ミュージック」を熱唱。校歌を含む全27曲で完全燃焼したトータスと観客の頭上には、大きな花火が打ち上げられた。
トータス松本「クリアアサヒpresents 歌う！トータス松本風速MAX」
2013年8月31日 兵庫県立播磨中央公園 野外ステージ セットリスト
オープニング：黒田庄中学校校歌
01. 明星
02. 東京ニューフェイス
03. かわいいひと
04. 僕がついてる
05. わかってるやろ
06. 借金大王
07. サムライソウル
08. マイウェイ ハイウェイ
09. 相愛
10. ワンダフルワールド
11. 涙をとどけて
12. ええねん
13. ブランコ
14. いつでも夢を
15. 勝手にしやがれ
16. また逢う日まで
17. のぞみ
18. バンザイ～好きでよかった～
19. クリア！
20. 笑ってみ
21. 生まれ変わっても
22. 笑えれば
＜アンコール1＞
23. YOUNG MAN（Y.M.C.A）
24. ガッツだぜ！!
＜アンコール2＞
25. ストレイト
26. ミュージック
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