“ミュージック社会人”ねごと、初Zepp Tokyoワンマン大成功

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昨日5月11日、ねごとが東名阪ワンマンツアー「お口ポカーン!! 東名阪ワンマンツアー ~spark of FLOWER~」の東京公演をZepp Tokyoにて開催した。

ねごと「お口ポカーン!! 東名阪ワンマンツアー ~spark of FLOWER~」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by H.and.A)

ねごと「お口ポカーン!! 東名阪ワンマンツアー ~spark of FLOWER~」Zepp Tokyo公演の様子。(Photo by H.and.A)

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蒼山幸子(Vo, Key) (Photo by H.and.A)

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沙田瑞紀(G) (Photo by H.and.A)

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藤咲佑(B) (Photo by H.and.A)

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澤村小夜子(Dr) (Photo by H.and.A)

澤村小夜子(Dr) (Photo by H.and.A)

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現在「卒業旅行」と銘打って、最新アルバム「5」を携えて全国ツアー中の彼女たち。昨日の公演はバンド史上最大規模のワンマンライブの会場となり、大勢のオーディエンスがフロアを埋め尽くした。

本編が始まる前、澤村小夜子(Dr)の弾く繊細なピアノに乗せて、蒼山幸子(Vo, Key)が「ふわりのこと」を歌い上げ観客をねごとの世界に誘う。その後、蒼山と澤村は一旦退場し、躍動感のあるSEをバックにメンバーが順番に登場した。そして全員が揃ったところで澤村は「Zepp Tokyo!」とうれしそうに叫び、力強いリズムを刻みながら「潜在証明」へ。ライブは「5」の収録曲を軸に、ライブの定番曲を組み込んだ充実した構成で進んでいく。コミカルな鍵盤の音色と蒼山の伸びやかな歌声が響いた「Re:myend!」、ステージ上に設置された雲のオブジェが鮮やかな光を放ち、4人のプレイとともに観客の目を魅了した「メルシールー」、沙田瑞紀(G)が弾くサイケデリックなギターが不可思議な空気を醸し出した「flower」など、さまざまなタイプの曲が会場を彩った。

ねごとのライブの名物のひとつであるMCでは、メンバーのキャラクター全開のトークが繰り広げられる。澤村が「大学を卒業して無事“ミュージック社会人”になりました!」と挨拶をしたことを皮切りに、4人はそれぞれ自己紹介。藤咲佑(B)は小柄なことからZepp Tokyoではいつもステージが見えないと述べ、「今日はうしろの人まで届けようと思うの」と意気込む。蒼山は「すごい景色! 緊張するけど素晴らしい気持ちです」と笑顔を浮かべ、ツアー中一切風邪をひかずにいたことを告白。その理由がランニングと打ち上げでのアルコール解禁であると述べられると、メンバーはすかさず「大人だねえ」とコメントしていた。また澤村は、ツアー中に食べている音だけでメンバーが当てられるという特技を明かし、沙田はプライベートで叔母になった出来事を発表。会場はほのぼのとした空気に包まれる。

MCのムードを引き継ぐように続いたのは、ご当地ネタを盛り込んだ「100」。この日は「東京タワーのぼりたいな」「浅草で会いたいな」というフレーズが、会場いっぱいに響きわたった。その後「メイドミー…」「ワンダーワールド」を挟み、再びMCコーナーへ。ここではツアー中のエピソードが語られ、対バン公演ではお酒を通して競演バンドと交流を深めたこと、昨年のホールツアー以降それぞれがランニングに励み体力作りに勤しんだことが明かされる。ちなみにその後、それぞれの総走行距離がフリップで発表され、澤村が優勝する結果に。そして沙田が「これからもマラソンは続けるんですが、1人はヤダ。泣くもん」とぼやくと、澤村はすかさず「じゃあみんなで走り続けよう!」と宣言した。

ライブ中盤では、「街」「そして、夜明け」「たしかなうた」といった「5」からの曲とともに新曲も披露。この曲はダンサブルな4つ打ちナンバーで、序盤から軽やかなサウンドに乗せて自然とハンドクラップが起き、早くもオーディエンスに受け入れられていた。また終盤に入る前に4人は、現在の心境を吐露。藤咲は涙声でファンに感謝を告げ「泣くのはまだ早いかなって。まだまだ先があると思うんだよね、私たち。前にみんなとの壁は壊せないじゃないかって思ったこともあったけど、この景色を見て、もっともっとねごとの音を届けていこうって思いました」とその決意を明かした。

勢いのある「greatwall」から突入した最終ブロックは、アグレッシブに攻める展開に。「次の曲でみんなで宇宙に行きましょう!」という蒼山の言葉から始まり、カラフルなレーザーが飛び交った「ループ」、観客を高揚させるアンサンブルが奏でられた「カロン」などで会場内のボルテージもクライマックスへ。「去年AXでやったときは、半歩でも進むことができたらと思ってた曲です。でも3歩も4歩も私たちを前に進めてくれる曲になりました」という言葉から始まったのは「sharp ♯」。澤村の盤石のリズムをバックに、蒼山、沙田、藤咲の3人はステージの前方で熱演を繰り広げ、オーディエンスを惹き付けていく。ラストでステージはまばゆい光に包まれ、4人はその中で息を合わせるようにアウトロを奏でる。その後ろ姿には頼もしさが漂い、ロングツアーを経ての成長を伺わせた。

ねごと「お口ポカーン!! 東名阪ワンマンツアー ~spark of FLOWER~」
2013年5月11日(土)@東京都 Zepp Tokyo公演セットリスト

00. ふわりのこと
01. 潜在証明
02. Re:myend!
03. メルシールー
04. drop
05. flower
06. 100
07. メイドミー…
08. ワンダーワールド
09. 街
10. トレモロ
11. week...end
12. そして、夜明け
13. 新曲
14. たしかなうた
15. greatwall
16. 季節
17. nameless
18. ループ
19. カロン
20. sharp ♯

※記事初出時、セットリストに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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