6月上旬に解散ライブの開催を発表し、ファンを驚かせたYELLOW FRIED CHICKENz。そのラストステージを見届けるべく約1万人のオーディエンスが武道館に集結した。
開演後には現在の7人体制になってからの軌跡を振り返る映像が上映され、初めての欧州ツアー、東日本大震災の被災地を訪問した際の映像など、精力的なバンドの活動が紹介される。そして「今夜このメンバーで最後の祭りだ!!」というGACKTの叫びから、ライブは「CIRCLE<.com>」で幕を明けた。「EPISODE.0<.jp>」「MIND FOREST<.com>」といったしっとり目の楽曲を挟みつつ、中盤では「妄想GIRL<.jp>」でパーティモード全開に。GACKTとJON(Vo)がお立ち台の上で、腰をくねらせながらセクシーにダンスに興じる。さらに2人はシャツを引きちぎるように脱ぎ捨て、上半身裸になって熱唱。その姿にオーディエンスは悲鳴のような歓声を上げた。
さらに続いた「VANILLA<.jp>」ではラテン調のリズムにあわせて会場全体が揺れ、「JESUS」ではGACKTの「お前らの魂の叫びを響かせてみろ!」という声に、1万人のオーディエンスが拳を突き上げて応える。熱狂的な空気は終盤になっても冷めることなく、本編のラストナンバー「ALL MY LOVE<.jp>」まで大盛り上がり。そんなファンを前にGACKTは「最後の瞬間でも、絶対泣くんじゃないぞ。ここで終わりじゃない。ここから始まるんだ。お前たちはいつも1人じゃない。寂しくなったら、胸に手を当ててみろ。オレたちはいつもそばにいるから」と呼びかけた。
アンコールではGACKTの誕生日を祝うサプライズも行われ、「ハッピーバースデー」の合唱を受けて登場した彼は、メンバーのメッセージが書かれたケーキを前に感激の表情。「すごいもんだよ。MALICE MIZERをやっている頃は、465歳になったら引退しようって言っていたのに、460歳くらいから数えるのを忘れていた。ずっとこうして走ってきて、いろんなことにチャレンジして、少しでも追いかけてくれるお前たちにとって、誇りであれればいいなと思ってきた。たかだかいちミュージシャンだけど、夢を叶えるっていうのはいくつになっても関係ない。生まれた環境も国籍も性別も関係なくて、どれだけ諦めずにやっていけるかが大切ってずっと思ってきた。それを受け取ってくれたみんなが、諦めていたことをやってみようとか、そういうきっかけになってくれたらいい」と明かす。
さらにラストステージということもあり、メンバー全員が観客に挨拶。YOU(G)は「我らYELLOW FRIED CHICKENzは永遠に不滅です」、TAKUMI(G)は「みんなの背中を押したいと駆け抜けてきたけど、いつの間にかみんなに背中を押されていた。ありがとう」、SHINYA(Dr)は「短かったけど、人生の中で濃い時間だった。死ぬときに思い出すんだろうなって光景がたくさんある」と語る。JONは「終わるのは残念なことだけど、終わりが始まりでもある。本当にありがとう」、U:ZO(B)は「受け入れてくれたメンバー、みんなにありがとうございます」、CHACHAMARU(G)は「みんなと1年間過ごせたこと、すごく誇りに思います」とオーディエンスとメンバーに感謝した。
最後にGACKTが「最後は笑ってさよならしようぜ」とステージの真ん中で語り、ライブのフィナーレを飾る「また、ここで逢いましょッ<.jp>」へ。最後は「いつかまた会えると信じてるぞ!!」と再会を誓って、解散ライブを締めくくった。
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- YELLOW FRIED CHICKENz
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Seo_栄☆miko @higuma_emi
もう6年も前なのね・・・あの時fadeのTシャツ着て武道館のところで配ったっけね~ww
GACKT率いるYFC武道館で解散「また会えると信じてるぞ」 - 音楽ナタリー https://t.co/3UWVsnfnfi