スマイレージ東京初単独ライブで天使と悪魔の笑顔全開

本日10月23日に東京・渋谷C.C.Lemonホールでスマイレージの初ワンマンライブツアー「スマイレージ 1stライブツアー2010秋～デビルスマイル エンジェルスマイル～」東京公演が開催された。

10月9日の愛知・CLUB DIAMOND HALL公演を皮切りに始まったこのツアー。本日の東京公演のチケットは即日完売し、会場は昼夜2公演ともファン2000人で埋め尽くされた。ライブは最新シングル「同じ時給で働く友達の美人ママ」からスタートし、スマイレージのUstream番組「生スマ！ ハッシュドポテトは #smileage」でメンバーが率先してファンに要望していたコールや合いの手が繰り広げられ、客席は早くも興奮に包まれた。

MCでは4人がそれぞれの持ち味を発揮。最年少の食いしん坊キャラ・小川紗季が「ライブ前はドキドキしてご飯も喉を通らなかったけど、ケーキとマカロンとお昼ご飯だけは喉を通りました！」と元気に発表すると、ダジャレ好きの前田憂佳はこの日の会場にちなんで「レモンのようにハジけて“くレモン”」「渋谷だからってみなさん“渋いやー”」などのダジャレを連発した。リーダー和田彩花は「私は宇宙が大好きなので、今日は宇宙人がここに遊びに来ちゃうくらい楽しい雰囲気のコンサートにしたい」と願望を吐露。「シンデレラの生まれ変わり」を自称する福田花音は「アイドル界にシンデレラの生まれ変わりを名乗る人はたくさんいるけど、私こそが正真正銘の生まれ変わりだぞというところを見せつけたい」と力強く語った。

MCでは併せて12月8日にスマイレージの1stアルバム「悪ガキッ（1）」がリリースされることも発表。今回の公演でもこのアルバムの中から「しっかりしてよ！ もう」「学級委員長」「シューティングスター」の3曲が披露された。そのほか「スマイレージの歌詞の一部を勝手に考えてみよう」という大喜利コーナーでは、小川紗季の進行のもと「○○がんばらなくてもええねんで!!」「ぁまのじゃく」2曲の歌詞の一部をメンバーが好き勝手に穴埋め。4人の大喜利力の高さをあらためて実証していた。

また、タンポポの「乙女パスタに感動」やプッチモニの「ちょこっとLOVE」、そしてツアータイトルとも関連している美勇伝の「恋する♥エンジェル♥ハート」などハロー！プロジェクトの先輩たちの楽曲もカバー。以前、美勇伝のライブツアーで好評を博していた幕間の「人形劇」VTRも忠実に引き継いでおり、そのクオリティの高さで観客を爆笑の渦に巻き込んだ。

さらに本編では、これまで発表されたシングル曲をすべて披露。メジャーデビューシングル「夢見る15歳」では長尺に引き伸ばされたイントロでファンの昂揚感を煽り、本編ラストのキラーチューン「スキちゃん」で盛り上がりは最高潮を迎えた。アンコールでは「スマイレージ！ スマイレージ！」のコールが鳴り響き、ラストに再び「同じ時給で働く友達の美人ママ」が披露されると、メンバーはファンと一体となってタオルを振り回した。

なお、昼公演の終了後にはマスコミ向けの会見が開かれ、エンジェルの羽を背中につけた4人が登場。ライブの感想を尋ねられた福田花音は「デビルとスマイルの両面を出すのが大変でした。周囲からはデビル寄りと呼ばれるけど、エンジェルのほうが強いかな」とはにかみ、和田彩花は「満員だったのでステージに出た瞬間、うれしかったです。いつかは東京ドームでコンサートがしたい」と目を輝かせた。前田憂佳は「客席のファンがみんな笑顔で、会場が一体になってうれしかった」と安堵の表情で、小川は「口から心臓が飛び出るくらい緊張したけど、みんな盛り上がってくれて緊張感を忘れて楽しめました」と満面の笑顔で語った。

ツアーはこのあと、10月30日に大阪なんばHatchで実施。また11月3日には神奈川・横浜BLITZで追加公演が開催される。