はじめにステージと客席を仕切る紗幕にメンバー1人ひとりのシルエットが投影されると、開演を待ちわびた“Funky Party People”(BRADIOファンの通称)は歓喜の声を上げる。紗幕が落ち、「オトナHIT PARADE」でライブがスタートすると、フロアの熱気は一気に上昇。「まずは大いに踊っていただこう!」という真行寺貴秋(Vo)の言葉通り「ハートビートを打ち鳴らせ」「Flyers」とバンドはアップテンポなナンバーを連発していく。
最初のMCで真行寺が「『ファンカジスタツアー』の最終目的地、Zepp DiverCityはずっとライブを観に来る場所だと思ってました! こんなにたくさんの“ビッグスマイル”が集まってくれて最高にうれしいです! サンキュー、ソールドアウトだぜー!」と感謝の気持ちを述べると会場は大きな拍手に包まれた。
ライブ中盤には女性コーラス隊をフィーチャーしたバラードナンバーを次々に披露。「Playback」では冒頭を真行寺とコーラス2人によるアカペラで始め、見事なハモリで観客を魅了する。さらに真行寺は「昔は小さなカフェとかでアコースティックをよくやっていたんですが、俺たちはどこに行っても変わりません。ここでもアコースティックやりたいと思います!」と言い、久しぶりに演奏するという「Jasmine」を歌唱。続く「Chocolate Flavor」では、サポートキーボードとして参加した奥野大樹(ルルルルズ)の演奏に乗せて、真行寺とコーラス隊が美しいハーモニーを響かせた。
ここできらびやかなスパンコールをあしらった衣装にチェンジしたメンバーがステージに登場。ミラーボールが回る中、「Back To The Funk」「Golden Liar」といったダンサブルな楽曲を客席に届けると、真行寺が先陣を切ってステージを降り、続いて大山聡一(G)、酒井亮輔(B)もフロアの中央へと移動する。真行寺は「バンドメンバー4人中3人がステージにいない、こんな光景観たことあるかい!?」と叫び、3人がそれぞれコール&レスポンスを繰り出してオーディエンスを煽った。客席の熱気を間近で感じ取ったメンバーはステージに戻ると「血がたぎるようなダンスを見せてくれー!」とハイテンションなナンバー「Take Me Higher」「スパイシーマドンナ」「FUNKASISTA」を一気に畳みかけ、フロアの盛り上がりが最高潮に達したところで本編を終了した。
鳴りやまない拍手と歓声に応えてアンコールに突入すると、スクリーンにはニューアルバム「FREEDOM」発売とワンマンツアー「FREEDOM tour 2017」の開催情報が映し出される。興奮の渦の中、バンドが再びステージに登場すると真行寺は「ずっと隠してたの……やっと言えたー!」と絶叫。「POWER OF LIFE」から約1年半ぶりとなるフルアルバムに大山も「本当にたくさんの思いを込めた、自信しかないアルバムができました。この作品で俺たちのバンドが一番カッコいいっていうことを証明します!」と宣言し、アルバムのリード曲となる「-Freedom-」を初披露した。最後に真行寺は「みんなのお陰で音楽ができて俺たちはとっても幸せです! だから俺たちの音楽でみんなも幸せになってもらいたい! 俺たちと一緒に歌ってくれるかい!?」と叫んで「Tonight! Tonight! Tonight! -決戦は今夜-」を熱唱し、ツアー最終公演の幕を下ろした。
BRADIO「ファンカジスタツアー2016~PUMP UP FUNK編~」
2016年12月9日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト
01. オトナHIT PARADE
02. ハートビートを打ち鳴らせ
03. Flyers
04. Step In Time
05. 夢見るEnergy
06. Playback
07. ギフト
08. Jasmine
09. Chocolate Flavor
10. Back To The Funk
11. Golden Liar
12. Take Me Higher
13. スパイシーマドンナ
14. FUNKASISTA
<アンコール>
15. -Freedom-
16. Overnight Superstar
17. Tonight! Tonight! Tonight! -決戦は今夜-
関連商品
BRADIO「FREEDOM(初回限定盤)」
[CD+DVD] 2017年1月18日発売 / HRME-1013
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@anasutassia 今回のセットリストです お納めください https://t.co/DY2C0jCLAo