ホットスタッフ30周年祭ファイナルに豪華12組が集結

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HOT STUFF PROMOTIONの設立30周年を記念したライブイベント「Hot Stuff 30th Anniversary Special Live "out of our heads"」が、7月4日に横浜アリーナで開催された。

大トリを務めたFLYING KIDS。リリースが決まったアルバムの内容にも期待したいところ。

大トリを務めたFLYING KIDS。リリースが決まったアルバムの内容にも期待したいところ。

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トップバッターとして会場を盛り上げた木村カエラ∞Perfumeは、残念ながらこの日限りで解散。

トップバッターとして会場を盛り上げた木村カエラ∞Perfumeは、残念ながらこの日限りで解散。

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ユーロツアー前のバンドの気合を十分に表した東京スカパラダイスオーケストラ。

ユーロツアー前のバンドの気合を十分に表した東京スカパラダイスオーケストラ。

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浜真心は仲良しっぷりがうかがえるゆるいライブを展開。

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HOME MADE 家族は会場中を“家族”にするパワフルなステージを展開。

HOME MADE 家族は会場中を“家族”にするパワフルなステージを展開。

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激しさとクールさを併せ持つサウンドで場内を釘づけにした凛として時雨。

激しさとクールさを併せ持つサウンドで場内を釘づけにした凛として時雨。

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このイベントは、設立30周年記念として昨年6月から定期的に開催されたアニバーサリーライブのファイナルを飾る催し。ホットスタッフに縁の深いアーティスト計12組が豪華競演を繰り広げた。

トップバッターはライブ前より大きな話題を呼んでいた“超短命ユニット”、木村カエラPerfume。4人の仲の良さをうかがわせるようなパフォーマンスで「チョコレイト・ディスコ」「Jasper」と、お互いの楽曲を披露。短い時間ながらも、キュートなステージで会場中のオーディエンスを魅了した。

2番手に登場したのは、翌日より恒例のヨーロッパツアーに旅立つという東京スカパラダイスオーケストラ。ピンクの新しいスーツで登場した9人は、「Like Jagger Fire」「5 DAYS OF TEQUILA」「A Song For Athletes」などアッパーな楽曲を立て続けに披露し、オーディエンスを盛り上げる。「ホットスタッフ30周年おめでとう!スカパラは今年でデビュー20周年です」という谷中敦(B.Sax)の挨拶に、場内からは大きな拍手が沸き起こった。後半では「そばにいて黙るとき」をしっとりと聴かせた後、「Pride Of Lions」「White Light」などのハイテンションなナンバーで再び会場を熱狂させた。

続いてステージ下手側のサブステージに、“NEW COMER ARTISTS”枠のが登場。近野淳一(Vo,G)は「こういうところに出るのは初めてなんですけど……」と若干緊張ぎみのMCを披露しつつ、演奏では持ち味の激しさと繊細さを十分に披露。ドラマ主題歌に起用された新曲「夢」など、計5曲を熱唱した。

次のアーティストは浜崎貴司真心ブラザーズがこの日のために結成したスペシャルユニット、浜真心。真心ブラザーズの桜井秀俊が横浜出身であることから、横浜市歌のオーケストラバージョンに乗ってステージに現れた3人は、アコースティックギター弾き語り形式でのライブを展開する。「素晴らしきこの世界」「どか~ん」「サマーヌード」「友情のエール」といったお互いのナンバーの合間に、YO-KINGが「桜井さんが横浜市民を代表してご挨拶いたします!」と紹介し、桜井がギター弾き語りで横浜市歌を披露するシーンも。また、先日逝去した忌野清志郎への追悼として「デイ・ドリーム・ビリーバー」を歌い、彼らのさまざまな思いが表現されたステージとなった。

NEW COMER ARTISTSの2組目として出演したのはmoumoon。「Flowers」「On the right」「ハレルヤ」の3曲を披露し、YUKA(Vo)の柔らかく美しい歌声と柾昊佑(G)の軽やかな音色で場内を魅了する。広大な横浜アリーナを、まるで野外の月下でライブを楽しんでいるような雰囲気に変貌させる、幻想的なひと時が繰り広げられた。

ステージ上にはターンテーブルセットが設置され、HOME MADE 家族の3人が登場。今回唯一のヒップホップユニットだが、「サンキュー!!」「JOY RIDE」とアゲアゲのナンバーで観客のテンションを盛り上げる。「Live On Direct」では恒例の自己紹介と、オーディエンスとの掛け合いで場内の心をひとつにしていった。後半では今年3月にリリースしたハートウォーミングなナンバー「YOU~あなたがそばにいる幸せ~」も披露し、彼らの新たな一面もアピール。「残り2曲、ワンマンライブのつもりでやります!」というKURO(MC)の宣言のあと、「Come Back Home」「NO RAIN NO RAINBOW」で観客を踊らせ、大きな拍手に見送られてステージを去った。

続くサブステージの出演アーティストはammoflight。ステージに登場した4人は、サウンドチェックの後「トーリ」「そば湯」「STAND BY ME」の3曲をパワフルに演奏する。ストレートで疾走感あふれるギターサウンドが再び会場をロック色に染め、新人らしいフレッシュなステージで観客を楽しませた。

イベントも後半戦に突入。ステージにはザ・クロマニヨンズがいよいよ登場した。オーディエンスの大歓声の中、いつものようにライブの前説が行われる。ステージ後方からの逆光に照らされる中、4人が登場して始まったのは「クロマニヨン・ストンプ」。さらに「ギリギリガガンガン」「紙飛行機」「タリホー」と、ファン以外にもおなじみの楽曲を次々と繰り出す。甲本ヒロト(Vo)はMCで「Perfumeやカエラちゃんを観にきた人も残ってくれてありがとう(笑)。でもロックに予習は必要ないから大丈夫です、我々も初めてのつもりでやってます。何回も来てくれてても特に感謝もしてません(笑)」と観客を笑わせつつ、パワフルなステージを展開する。ライブがテンポよく進みすぎたために、「歩くチブ」の途中でヒロトが「なんか、持ち時間がまだいっぱいあるっていうんで、こうやってダラダラしてます(笑)」と中途半端なブレイクを入れる事態に。ラストは「エイトビート」で観客を大いに盛り上げ、クロマニヨンズにとって初の横浜アリーナのステージは熱狂のうちに終了した。

熱いステージの次にサブステージに現れたのは、チェロ弾きの歌姫・Yukkoを擁する5人組、のあのわ。それまでの雰囲気から一転し、Yukkoのパワフルで美しい歌声と5人による壮大なサウンドがアリーナを揺らす。クラシックの要素を取り入れた唯一無二のサウンドを会場中に存分に鳴り響かせた。

続いては凛として時雨のライブがスタート。場内にギターのノイズが響く中、ステージに登場した3人は「ハカイヨノユメ」を奏で始める。何度もライブに来ているファンはもちろん、この日初めて時雨のライブを観る人たちをも飲み込む圧巻のサウンドを鳴らし、場内には熱狂と静寂を混ぜ合わせたような不思議な雰囲気が漂った。4曲目「DISCO FLIGHT」では前方の観客がモッシュを起こし、「moment A rhythm」では静謐なハーモニーで会場をクールダウンさせる。オーディエンスのテンションを自由自在に操りつつ、ラストは「nakano kill you」で再び熱狂の渦へ。観客の拍手を浴びながら、3人はクールにステージを去っていった。

NEW COMER ARTIST枠のラストに登場したのはSCANDAL。この日もトレードマークの制服姿で現れ、「SCANDALのテーマ」から元気いっぱいのステージを展開する。「DOLL」「少女S」とヒットシングルも披露し、ステージ前の観客が腕を上げて彼女たちの演奏に応える。大トリ直前の大役を見事に務める、圧巻のライブとなった。

約7時間半にわたるイベントの大トリを務めたのはFLYING KIDS。1曲目「我想う故に我あり」から、持ち味のファンキー&グルーヴィなサウンドが全開に。浜崎貴司は先ほどの浜真心で見せていたゆるい雰囲気から一変し、セクシーで力強いボーカルを披露する。その後も「セクシーフレンドシックスティーナイン」「ディスカバリー」と、往年の名曲を続々と演奏。ライブ中盤、浜崎は「9月23日に11年半ぶりのアルバムをリリースします」と発表し、会場からは大きな拍手が沸いた。さらに配信限定でリリースされた新曲「ドマナツ」や、彼らの代表曲「幸せであるように」「風の吹き抜ける場所」でオーディエンスを盛り上げる。ベテランらしい圧巻のステージで、長丁場のイベントを締めくくった。

Hot Stuff 30th Anniversary Special Live "out of our heads"
2009年7月4日 横浜アリーナ セットリスト

木村カエラ∞Perfume
01.チョコレイト・ディスコ
02.Jasper

東京スカパラダイスオーケストラ
01.Like Jagger Fire
02.5 DAYS OF TEQUILA
03.A Song For Athletes
04.Heaven's Door
05.Call From Rio
06.Ska Me Crazy
07.そばにいて黙るとき -Silent By Your Side-
08.Pride Of Lions
09.White Light
10.Paradise Blue


01.時の面影
02.夏色
03.ココ二ナク
04.夢
05.黒髪ストレンジャー

浜真心
01.素晴らしきこの世界
02.どか~ん
03.デイ・ドリーム・ビリーバー
04.サマーヌード
05.友情のエール

moumoon
01.Flowers
02.On the right
03.ハレルヤ

HOME MADE 家族
01.サンキュー!!
02.It's da 大・中・Show!!!
03.JOY RIDE
04.Live On Direct
05.少年ハート
06.アイコトバ
07.YOU~あなたがそばにいる幸せ~
08.EASY WALK
09.Come Back Home
10.NO RAIN NO RAINBOW

ammoflight
01.トーリ
02.そば湯
03.STAND BY ME

ザ・クロマニヨンズ
01.クロマ二ヨン・ストンプ
02.ギリギリガガンガン
03.紙飛行機
04.タリホー
05.渋滞
06.悲しみのロージー
07.くじならわ
08.スピードとナイフ
09.キラービー
10.歩くチブ
11.エイトビート

のあのわ
01.ゆめの在りか
02.ループ、ループ
03.ハク

凛として時雨
01.ハカイヨノユメ
02.想像のSecurity
03.Sadistic Summer
04.DISCO FLIGHT
05.tremolo+A
06.moment A rhythm
07.JPOP Xfile
08.Telecastic fake show
09.nakano kill you

SCANDAL
01.SCANDALのテーマ
02.DOLL
03.少女S
04.カゲロウ

FLYING KIDS
01.我想うゆえに我あり
02.炎(ファイヤー)
03.毎日の日々
04.セクシーフレンド・シックスティーナイン
05.ディスカバリー
06.心は言葉につつまれて
07.ドマナツ
08.幸せであるように
09.風の吹き抜ける場所へ(Growin' Up, Blowin' In The Wind)

※記事初出時、セットリストの一部に誤りがありました。訂正してお詫びします。

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読者の反応

🌙🌈みる坊🐐💚🧚‍♂️💎 @FamousDreamidol

ホットスタッフ30周年祭ファイナルに豪華12組が集結 https://t.co/z02qqNDAK8
もういっちょ。さすがナタリーはセトリも完全。木村カエラ∞Perfumeでの『Jasper』は、卓球×Perfumeの邂逅でしたわね。

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このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 FLYING KIDS / 木村カエラ / Perfume / 東京スカパラダイスオーケストラ / / 浜崎貴司 / 真心ブラザーズ / moumoon / HOME MADE 家族 / ザ・クロマニヨンズ の最新情報はリンク先をご覧ください。

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