河島英五の没後15周年アルバム発売、河島亜奈睦との時代を超えた父娘デュエットも

「酒と泪と男と女」「野風増」「時代おくれ」など数多くのヒット曲を生み出し、2001年4月16日に逝去したシンガーソングライターの河島英五。その没後15周年を直前に控えた本日4月13日に、2枚組アルバム「セルフ・アンド・カバー2016～生きてりゃいいさ～」がリリースされた。

この作品は英五が2010年に発表したアルバム「セルフ・アンド・カバー」をリニューアルしたもの。DISC 1には彼が遺した音源の中から、彼の次女であり現在活動休止中のアナム＆マキのメンバーである河島亜奈睦が選曲した10曲が、全曲最新リマスターを施して収録される。なお10曲目の「晩秋」はこれまで未発表だった、シングル用に編集される前のフルバージョンとなる。

そしてDISC 2には、DISC 1に収録された全曲を亜奈睦がカバーした新録音源を収録。スペシャルトラックとして、マルチトラックテープから抜き出した英五のボーカルと亜奈睦の“父娘仮想デュエット”による「生きてりゃいいさ」も収められる。この「生きてりゃいいさ」は英五が加藤登紀子に提供した楽曲で、その後に自身もセルフカバーバージョンをシングルとして発表したもの。亜奈睦が母のおなかに宿った知らせを聞いてすぐ、英五が東京から新大阪に向かう新幹線の車中でこの曲を完成させた。

ジャケットは、英五が晩年を過ごした大阪・四条畷市出身の、世界的に活躍する絵本作家・谷口智則の描き下ろしイラストを起用している。

また、英五の命日となる4月16日には、大阪・大阪国際交流センター 大ホールでライブイベント「河島英五・河島亜奈睦 スペシャルコンサート2016～生きてりゃいいさ～」が開催される。このイベントには亜奈睦のほか、ゲストとして堀内孝雄、押尾コータローらも出演する。

※動画は現在非公開です。