音楽ナタリー

柴田淳、ファンへの感謝を歌で届けた15周年ライブ

327

柴田淳「Jun Shibata 15th Anniversary Special Moon night Miracle party」の様子。(撮影:宮家和也)

柴田淳「Jun Shibata 15th Anniversary Special Moon night Miracle party」の様子。(撮影:宮家和也)

柴田淳が1月11日に神奈川・パシフィコ横浜 国立大ホールにてワンマンライブ「Jun Shibata 15th Anniversary Special Moon night Miracle party」を開催した。

今回のライブは柴田が今年デビュー15周年を迎えることを記念して企画されたもので、昨年11月にリリースされたベストアルバム「All Time Request BEST ~しばづくし~」の収録曲を中心に構成。また松原秀樹(B)、田中義人(G)、森俊之(Key)、江口信夫(Dr)、坂本昌之(Piano)という強力なメンツからなるサポートバンドを迎えて行われた。

ライブがスタートし、黒いミニドレスに身を包みステージに現れた柴田は、スポットライトの下で「十数えて」をパフォーマンス。続けて、失った恋を歌った「隣の部屋」「後ろ姿」の2曲を歌唱し、息遣いまでもが聞こえるような生々しい歌声で観客を酔わせた。その後、「ありがとうございます。柴田淳です」とMCを始めた彼女だが、「胸がいっぱいで涙があふれてきそうで……。どんどん歌っていきたいと思います」とトークもそこそこに次の曲へ。森が奏でる豊かな音色をバックに「あなたの手」を、松原と江口の作り出すグルーヴに身を委ねながら「救世主」を披露する。ステージの後方に設置されたスクリーンには曲ごとにさまざまな映像や写真が投影され、観客を魅了していた。

「哀れな女たち」を歌い終えたあと、柴田は一旦退場。それを合図にバンドメンバーはセッションを開始し、躍動感たっぷりのインストゥルメンタルナンバーでオーディエンスのテンションを引き上げた。セッションが終わると同時に、真っ白なロングドレスに着替えた柴田が現れると場内の雰囲気は一変。彼女は雪が降る映像をバックに「白い世界」を歌い上げ、切ない空気で場内を満たした。

「いつもいつも私を信じてくれた皆さんがいたから、15周年を迎えることができました。ありがとうございました」とファンへの感謝の思いを伝えたMCを挟んでパフォーマンスされたのは、初期曲「かなわない」「未成年」の2曲。現在と変わらない“しばじゅん節”全開の切ないラブソングを観客はじっくりと堪能する。たおやかなボーカルが光った「パズル」、電飾が星空のような景色を作り出す中で披露された「それでも来た道」を経て本編はクライマックスに。海の上に浮かぶ月の映像をバックに柴田は「月光浴」を熱唱する。歌い終えると彼女はマイクをサイドテーブルに置き、うやうやしくお辞儀をしてステージをあとにした。

アンコールに応え、Tシャツにジーンズというラフな格好でステージに戻ってきた彼女は、ファンからの質問に答えたり、グッズを紹介したりとマイペースにMCを展開。アカペラをリクエストするファンのために「月夜」を届け、この日一番の拍手を浴びていた。その後、バンドメンバーを呼び込んだ彼女は、「1人の女性の生き様をうまく歌えた曲じゃないかなと思ってます」という紹介から中島美嘉に提供した「声」を情熱的に歌唱。さらに「ファン投票で投票数が一番多かった曲です」という言葉から「今夜、君の声が聞きたい」を丁寧に歌い上げ、優しい余韻を残してライブに幕を下ろした。

柴田淳「Jun Shibata 15th Anniversary Special Moon night Miracle party」
2016年1月11日 パシフィコ横浜 国立大ホール セットリスト

01. 十数えて
02. 隣の部屋
03. 後ろ姿
04. あなたの手
05. 救世主
06. 哀れな女たち
07. 白い世界
08. かなわない
09. 未成年
10. パズル
11. それでも来た道
12. 月光浴
<アンコール>
13. 月夜
14. 声
15. 今夜、君の声が聞きたい

音楽ナタリーをフォロー