GALETTe、5人の絆で熱狂させたDiverCity「もっと上に行ける」

GALETTeが12月29日に東京・Zepp DiverCity TOKYOにてワンマンライブ「G」を開催した。

グループ史上最大規模の会場で2015年を締めくくるライブを行ったGALETTe。この日は10月に足を骨折し休養していた古森結衣が完全復活し、ライブ序盤のダンスリミックスパートからステージに登場した。古森はライブに出ることができなかったうっぷんを晴らすように軽快なパーフォーマンスを披露して、元気な姿を3カ月ぶりにファンに見せた。年内最後のライブでメンバー全員がそろったGALETTeは、ひさしぶりの5人でのライブを楽しむように「air summer」「Upbeat People」などを畳みかけていく。

ライブ中盤にはチャレンジ企画として、ののこがテーブルクロス引き、藤田あかりがZONE「secret base ～君がくれたもの」の弾き語りに挑戦する。ののこはオーディエンスが見守る中、見事テーブルクロス引きを成功させる。藤田もワンマン直前に練習を始めたというギターを手に、メンバーが心配そうに見守る中懸命に歌い上げ、盛大な拍手を受けた。

ライブ終盤には、グループの真骨頂でもあるディスコ風のファンクナンバーが連投された。「Brand New-Style」「Neo Disco」「ダンスフロア☆フィーバー」でファンをヒートアップさせた5人は最後に「Believe」を披露し、ファンの大歓声を受けながらライブ本編を終えた。

アンコールで彼女たちは、5人バージョンの「じゃじゃ馬と呼ばないで」「She is WANNABE!」を届けて再びフロアを熱気で満たす。歌唱後、野田怜奈は「不安なこともあったけど、こうやって5人でこの場所でライブできたことが幸せです。皆さん、大好きです！」、藤田は「5人でこの場所に立つことができて私はとってもとっても幸せです。2016年もこの勢いでがんばっていきます！ まだまだ今の自分には満足してません。もっと成長していくので応援よろしくお願いします！」とそれぞれ語る。また四島早紀は「今日まであっという間でした。そして皆さんがあってライブができるということを改めて実感しました。私は今日、本当に楽しかったです！」と感謝の言葉をファンに語った。

復帰したばかりの古森は「足の骨が折れちゃったりして災難続きの1年だったんですけど、療養してるときもGALETTeの活動をずっと追ってました。みんなががんばってるときも自分は何もできなくて歯がゆくて。もう自分の帰る場所はないのかなって思うこともありました。でも今日、元気に帰ってくることができました。今日のワンマンの直前にメンバーみんなで今後のことを泣きながら話しあって、私は『この5人じゃなかったらGALETTeじゃない』と言いました。GALETTeはこの5人しかありえないんです。またこの5人で大きなステージに立ちたいと思ってます。まだまだGALETTeは終わりじゃありません！ これからもよろしくお願いします！」と胸の内を明かした。

最後にののこは「12月29日、皆さんに何を伝えようと思ったんですけど、お風呂で思いついた言葉は『ごめんね』だったんです。本当は8月9日の新宿BLAZEでのワンマンライブが終わったあとにどんどんレベルアップしないといけなかったんですけど、立ち止まって悩んでる自分がいて。皆さんにも心配をかけてしまって、Zeppに対する気持ちを表せなかったことに対して『ごめんね』って思いがありました。いろんな感情がある中、ステージに立ってみたら、一番伝えたいことが『ありがとう』に変わってました。こんなに楽しんでくれる方がいるんだって思って勇気をもらいました。私にはGALETTeでの夢もあるし自分の夢もあります。GALETTeの夢はこの5人じゃないと叶えられないと思う。5人で絶対に武道館に立ちたい。自分たちならもっと上に行けると今日ここで証明できたと思います！」と涙ながらに思いを述べ、オーディエンスからの温かい拍手に包まれた。

「いい5人だと思いません？」と古森が問い掛けるとファンはさらに拍手で応える。そして5人はライブタイトルにもなっている「G」をラストナンバーとして届け、年内最後のライブを締めくくった。