テレビアニメ「SAKAMOTO DAYS」がテレ東系列ほかで放送されている。本作は元伝説の殺し屋・坂本太郎が、愛する家族との平和な日常を守るため、迫りくる刺客たちと戦うアクションコメディ。鈴木祐斗による原作マンガが集英社「週刊少年ジャンプ」にて連載中で、20巻まで単行本が刊行されている。
アニメ化を記念し、音楽ナタリーではオープニングテーマ「走れSAKAMOTO」を書き下ろしたVaundyのコメントと、エンディングテーマ「普通」を書き下ろしたConton Candyへのインタビューを掲載。Vaundyには原作にまつわるエピソードや「走れSAKAMOTO」についてコメントをもらい、Conton Candyには「SAKAMOTO DAYS」から受け取ったものや「普通」の制作エピソードを語ってもらった。なお、音楽ナタリーでは追ってVaundyへのインタビューも公開する。
取材・文 / ナカニシキュウ(Conton Candy)撮影 / 梁瀬玉実(Conton Candy)
Vaundy コメント
──オープニングテーマのオファーを受けた際の心境や制作にあたって意識したことを教えてください。
みんなそうだったと思うのですが、注目していたマンガ作品だったので決まったときはうれしかったです。最強の男・坂本をどう表現するか、曲からそれをどう感じてもらうのか、を起点に、アニメのイメージを妄想しながら、坂本の背中を追いかけるキャラクターたちの視点での曲に仕上げました。僕はアニメのテーマソングを書くときは100%その作品のために書きたいので、今回曲中にタイトルの「SAKAMOTO DAYS」を入れることができたのはうれしかったですね。
──「SAKAMOTO DAYS」の原作で印象に残っているシーンはどこですか?
ORDERはやっぱりカッコいいですよね。戦闘シーンがどこをとってもめちゃくちゃカッコよくて、丁寧でパワフルなスピード感が伝わってくるのが読んでいて楽しいです。特に、透明な敵と闘うシーンがあるのですが、そこの表現力にはびっくりしました。“透明”ってこんなふうに描けるんだ、と鈴木先生の画力に改めて唸りました。
──「SAKAMOTO DAYS」のアニメ化に対して期待している部分はどんなところですか?
日常と戦闘のギャップ、そしてその戦闘シーンも圧倒的画力でユニークに描かれているところが原作の魅力だと思うので、それがアニメではどう表現されるのか注目しています。物語のスパイスとなっている坂本一家の平和な日常シーンも楽しみですね。
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Conton Candy インタビュー